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2008年12月06日(土)

高齢化社会に対応するセイフティーネットへの提言

テーマ:美容と健康

セイフティーネット(安全網)としての病院のあり方?

セイフティーネットとしてのオステオパシー

医療分野とオステオパシーの連携   のつづきです。


ここからは、医療から介護分野へ話を展開しようと思います。

現在は医療費削減の方策として「介護予防業務」の推進が奨励されています。

これは「要介護者」の介護費・医療費が社会保障費の中で大きなウエイトを占めているので、要介護にならないように「介護予防」を行っていこうとするものです。


よく耳にする「デイサービス」は要介護に認定された方を対象とした「通所介護」であり、「介護予防通所介護」はできる限り要介護状態にならないように介護予防を目的とした要支援1・2に認定された方を対象とした通所介護サービスです。

基本的にはグループで運動療法や体操などを行い、筋力低下・運動機能低下などの老化予防をねらったものです。

介護サービスには「居宅サービス」と「通所サービス」がありますが、介護予防サービスには「通所サービス」しかありません。

小規模な民間事業者施設から病院の附属施設のようなものまで様々な形態があります。

「居宅介護サービス」「通所介護サービス」「通所介護予防サービス」のいずれも介護保険を財源とした保険給付対象事業となります。(他に在宅介護サービスなどがあります)


その他に有料老人ホームのように個人の意思により入居する施設などもありますが、これは個人の支出になり、その老人ホームに付帯した介護サービスやそこから通所介護予防サービスに行く場合は、介護・介護予防サービスに対しては介護保険適用になるのはもちろんのことです。



さて、居宅型介護施設・有料老人ホームなどはどういう立地条件の所に多いのでしょう?

断定的な書き方になるかも知れませんが、辺鄙な・交通手段の不便な所に立地しているのではないでしょうか?

有料老人ホームの中でも高額な入居料金が必要とされる施設では風光明媚な自然に包まれている素晴らしい施設もあるとは思います。

しかし、ほとんどの施設は郊外の土地代の安い所に立地しているのだと思うのです。


それでは、ある意味で「社会と隔離している」ことになるのではないかと考えるようになってきました。

「まだ足腰のしっかりしている方でも、簡単に外出することが出来ない!」

「小学生・中学生くらいのお孫さんが簡単におじいちゃん・おばあちゃんに会いに行けない!」

交通手段の不便さがそういった弊害を起こしているように感じるのです。


施設で働きたいと考えている、元看護師・元介護師などの方々でも「市街地に住んでいてそういった施設で働こうと思っても、車を確保し・駐車場を確保し、その上で安い賃金しか出ないようでは採算が合わない」と就業を躊躇しているという話もよく聞きます。


岡山市の中心部でもマンションの建設ラッシュは続き、郊外に居住していたお年寄りが入居されることも多くなってきています。

「車の運転も出来ない(または免許証を返納した)ので、郊外では買い物に行くにも老夫婦(または独居)だけでは不便だから、歩いて買い物に行ける中心部に引っ越した。歩けなくなったら老人ホームかな~・・・」などと考える方が多いようなのです。


僕は「そういった高齢者施設こそ、市街地に建設すべきだ!」と考えているのです。

もちろん郊外の静かな環境を趣向される方もいらっしゃるでしょう。

だから多様性があって良いとは思います。


しかし、来るべき高齢化社会に向けて、「健康で自立した、なおかつ地域社会と交流できる老後を過ごす」ためにも市街地、特に駅や商店街などに隣接した立地にそういった施設を建設することが、真のセイフティーネットになるのではないかと考えるのです。


自力歩行できる方は商店街などに買い物い出かければ会話も楽しめるし、それが機能訓練にもなるし、商店側からすれば商店街活性化になると思うのです。

お孫さんがおじいちゃん・おばあちゃんに会いたいときは自分で電車に乗り訪問することもできると思います。

就業者も公共交通機関を利用することが出来ると思います。


郊外が過疎になると考えられるのなら、子育て世代こそ郊外で生活する方が環境が良いように思います。(あくまで多様性があって良いはずです)

もちろん実現させるためにはそれなりの助成政策が必要でしょうから、昨今のむやみに社会保障費を削減するという政府の方向性の中では簡単に行かないことだとは承知しています。


でも、やはり「国家百年の計」を建てるときがきているのだと・・・

高齢化社会に向けた社会保障デザインを根本的に見直す時だと思うのです!!!



まとまらない話になってきましたが・・・

次回は、僕が今本当に提言したいことである、「閉園後のチボリ活用の提言!」に続きます。ニコニコ


~take care~




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コメント

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2 ■to morikuma01さん

整骨院や鍼灸院なども商店街への入居が多くなっていますが、物販・飲食系店舗以外の入居に功罪はあるにしても、それはそれで現状打開策の一つではありますね。

1 ■商店街

昨今大型郊外店などの乱立のため商店街に空き店舗がちらほら(シャッターも締まってる店が多いですね!)
商工会の苦肉の策が商店街内にケアハウスやデイサービス通所施設を作ろうといった動き・・・
ケアハウス訪問やデイ利用者による消費を狙った作戦!
もちろん交通の便もいいですから職員もバス通勤でいいのかも^^

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