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2008年11月06日(木)

セイフティーネットとしてのオステオパシー

テーマ:美容と健康

<過去ログセイフティーネット(安全網)としての病院のあり方? のつづきです。>

 

アメリカにおいてカイロプラクティックが普及した最大要因は、カイロプラクター達の熱狂的な啓蒙運動によるものとも言われています。

すなわち医師会から否定・迫害される中で生き残っていくための職業確立闘争の成果とも言えます。


2番目の要因は、比較的リーズナブルな料金を一般市民が歓迎したことです。

日本には国民皆保険制度があり、基本的に全国民が平等にて医療が受けられることになっており、検査費・治療費・薬剤費などほぼ全てが保険適用されます。

イギリスには国民健康サービス(NHS)があり、国民だけでなく英国に住んでいる者全てが基本的医療を受けられる医療制度をとっています。

しかし、アメリカにはこのような制度は無く、任意で民間医療保険に加入することになり、4000万人以上が保険に未加入だと言われています。


アメリカにも「メディケア・メディケイド」と言う公的保険制度はあるのですが、メディケアは65歳以上の高齢者と身体障害者が対象であり、メディケイドは一定収入に満たない貧困層が対象となっています。

しかし、これも万全ではなく、メディケアは薬剤費をカバーしていません。


民間保険は加入者でも受けられる医療サービスの金額に上限があったりし、非常に複雑で全てがカバーされるわけではありません。

いずれにしても掛け金の安価な保険加入者や保険への未加入者は莫大な医療費出費を余儀なくされる可能性があるのです。(保険未加入なら救急車にも乗れない場合もあるようですね)


アメリカでのカイロプラクティックの料金は1回あたり4,000円~10,000円くらいでしょうか?

(保険会社によりカイロプラクティックも保険適用になる場合もあります)


「これを高いと見るか?、安いと見るか?」


たとえば、日本では整形外科での治療などで保険が適用されれば自己負担は少ないですが、保険が適用されないのならばバカにならない出費を覚悟しなければなりません。

当然アメリカでも同じことで、無保険者などにとってはカイロプラクティックの料金は病院の治療費に比べて安価と言うことになるのです。


「カイロプラクティックや民間療法などが高額な医療費の払えない者にとっては、セイフティーネットとして機能してきたとも言えるのです。」

(アメリカではオステオパシーは医療の範疇ですので、非医療として行われる頭蓋仙骨療法など以外はここに含めるべきではりません)



さて、日本ではオステオパシーは民間療法の範疇で行われることがほとんどで、民間療法である以上は治療行為ではなく、法規上は慰安行為(気持ち良さや安楽さを享受するもの)と捉えなくてはなりません・・・

ところが整形外科などの医療行為や整骨院などの国家資格での医業類似行為と、ある種の逆転現象が起こっているのです。


「整形外科などの病院で治療を受けていても良くならない、病院で原因がわからない・・・」

「整骨院に行っていても一向に改善しない・・・」

そういった来院者が後を絶たないのです。

(近頃では健康保険料未払いにより保険を止められていて、病院に行けないと言う来院者も増え始めているようなので、アメリカ化してきているとも言えるのでしょうか・・・)


民間療法の慰安行為として行うオステオパシーであろうが、それで身体の健康が取り戻せるのであれば健康面でのセイフティーネットとして機能していると思うのです。

また、民間療法であるがゆえに施術費は全額本人負担ですので、トータルでの医療費削減になるのかも知れません。


オステオパシーは施術時間も比較的長くなりますから、我々が行っている施術を全て病院の治療やリハビリテーション、整骨院での施術に持ち込むわけには行きません。


ですから、自然に病院や整骨院などとのすみ分けがなされているのだと思います。

すなわち「日本でのオステオパシーは医療を補完するものとして、セイフティーネットとしての一翼を担っている」と考えています。ニコニコ


(次回は医療分野との連携の必要性について書こうと思います。)

~take care~



追記:「民間療法は短期勝負!」です。

    一回一回の施術で確実に効果を上げなければなりません。

    その為には日々技術の研鑽に努めなければなりません!




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