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2008年06月25日(水)

月経異常①(オステオパシー内蔵アプローチ)

テーマ:美容と健康

月経異常①(月経異常の基礎知識)


生理痛や生理不順など「月経」に関わる異常を総称して、「月経異常」と言います。

「月経が停止している」「月経血量が多い」「月経痛が非常に強い」などの多岐にわたる症状があり、いくつも重なって重い症状がおこる場合もあります。


月経異常の種類は・・・

①初経と閉経の時期に異常がある。

    初経が早すぎる(早発月経)

    初経が遅すぎる(遅発月経)

    閉経が早すぎる(早発閉経)

②月経周期に異常がある。

    月経周期が短すぎる(頻発月経)

    月経周期が長すぎる(稀発月経)

    月経が停止している(無月経)

③月経血量に異常がある。

    月経血量が多すぎる(過多月経)

    月経血量が少なすぎる(過少月経)

④月経の持続期間に異常がある。

    月経持続期間が長すぎる(過長月経)

    月経持続期間が短すぎる(過短月経)

⑤月経に伴う異常な症状がある。

    月経前につらい症状がある(月経前症候群)

    月経時につらい症状がある(月経困難症)

に分けられます。


月経異常の原因は・・・

月経は子宮から起こる周期的な出血ですが、それには「視床下部、下垂体、卵巣」などの器官と、これらから分泌されるホルモンが重要な役割を担い、お互いにうまく働きあっていることが必要です。

このシステムは複雑で、どこかに異常が生じると月経異常が起こるとされており、ストレスにも影響されやすいのが特徴です。


月経のシステムに最初の命令を出すのは視床下部ですが、視床下部はストレスに非常に影響されやすい部位です。

ストレスによって、視床下部にある自律神経の中枢が乱されると、最初の命令を伝えるホルモン(性腺刺激ホルモン・放出ホルモン)の分泌に異常が生じます。


自律神経は食欲中枢と近い位置にあり、お互いに関連し合っているため、無理なダイエットを行った場合も、このホルモン分泌が妨げられます。

過度の運動によっても自律神経に乱れが生じ、女性ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)の分泌が崩れます。


甲状腺や副腎の機能障害が影響していることもあります。

甲状腺は首の前面のノドの下辺りにあり、甲状腺ホルモンを分泌して、基礎代謝を高め、心臓・消化器・骨・脳などの発育を促し、体温・発汗・心拍数の調整をしており、精神活動にも影響を与えます。

副腎は左右の腎臓の上にあり、副腎ホルモンを分泌して、ストレスに対抗したり、血液の成分を一定に保つなど生命を支える重要な働きをしています。

これらのホルモン分泌の過剰や減少が排卵障害を起こし、月経異常の原因となることもあるのです。


その他、糖尿病や腎不全などの疾患、治療薬として服用している特定の薬、肥満などによっても月経異常が起こることがあります。


このようなことを考えると、月経異常は単に女性の性機能の一部としてとらえるのではなく、身体全体の営みと強く関わりを持っていると考える必要があると思われます。


さて、御相談の多い「無月経」と「月経困難症」について説明します。


無月経には・・・

「原発性無月経」と「続発性無月経」があります。


「原発性無月経」は、満18歳を過ぎても初経がないもの、あるいは初経以降1~2回程度の月経しかないものを言います。(先天的、器質的要因が多い)


「続発性無月経」は、それまで起こっていた月経が90日以上停止しているものを言います。

1、性機能が未熟な思春期における無月経の原因

  ①無理なダイエットによる無月経

  ②拒食症による無月経

  ③過食症による無月経

  ④過度の運動による無月経

などがあり、思春期の無月経は、骨量の低下を招き、骨の成長に大きな影響を及ぼしたり、疲労骨折を起こしやすくなり、放置すると不妊につながる危険性があります。


2、性成熟期における無月経の原因

  ①ストレスによる無月経

  ②下垂体の異常による無月経

  ③卵巣の病気による無月経

  ④子宮の病気による無月経

  ⑤甲状腺の異常や内臓疾患による無月経

  ⑥薬の副作用による無月経

などがあります。


月経困難症は・・・

月経中に「下腹部や腰が痛む、お腹の膨張感や吐き気がある、不快な気分に襲われる」などの症状が起こることがあり、最も多いのは痛みですが、誰でも多少はこうした症状があり、心配のないものがほとんどです。

しかし、そのために寝込むなど日常生活に支障があり、何らかの治療が必要なものを言います。

「原発性月経困難症」と「続発性月経困難症」があります。


「原発性月経困難症」

器質性疾患を伴わないが、痛みなどの症状があるもの。

①心理的要因・・・月経に対する不安や緊張といった心理的な要因のためにおこる。

②子宮後屈・・・子宮は通常は前屈(前に傾く)していますが、後ろに傾く後屈になっている。

③テーラー症候群・・・子宮を支える靭帯が増殖したり硬くなって、骨盤内が長期間うっ血している。

④プロスタグランジン症候群・・・月経前と月経中に多く分泌されるプロスタグランジンが過多になり子宮を強く収縮させる。


「続発性月経困難症」

子宮筋腫や子宮内膜症などの器質的な疾患が原因して起こるもの。

①子宮筋腫・・・月経時の痛みばかりでなく、過多月経や過長月経、月経以外の不正性器出血などを伴うことがある。

②子宮内膜症・・・特に月経痛がひどくなる傾向があり、月経以外や性交時に痛むこともある。

③その他・・・子宮腺筋腫、卵巣腫瘍などや、子宮頸部狭いため月経血が通りにくい、子宮頸部の閉鎖などでも起こる。

 参考書籍「これだけは知っておきたい、子宮筋腫・子宮内膜症・月経異常」日本放送出版協会


上記などの症状がある方は、まず婦人科や産婦人科を受診することが先決ですが、中にはオステオパシーの手技療法が効果的な場合があります。

記事が長くなりましたので、次回にオステオパシー的アプローチについて記します。ニコニコ


~take care~




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