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2007年07月25日(水)

エビデンスEvidence(科学的根拠)

テーマ:美容と健康

巷には科学的根拠が無い、「風評」とも呼ぶべき不確定な情報が氾濫しているようです。

ダイオキシン猛毒説

 ダイオキシンは「人類史上最も強い毒性を持つ化合物」といつの間にか恐れられるようになって来ました。ベトナム戦争当時アメリカが投入した枯葉剤のダイオキシンが「ベトちゃん・ドクちゃん」などの奇形児出生の原因になったとも騒がれたのです。

ところが、農薬が改良される以前の日本の水田に散布されていた農薬中ダイオキシン量はベトナムの8倍以上にのぼるとも言われているのに、健康被害が喧伝されたことはありません。

ベトナムや東南アジアのある地域はそれ以前から奇形児が生まれる確立が高いところであり、生活習慣や近親婚など他の要因をダイオキシン被害だと誤解していたものと思われるのです。

 ダイオキシンは物質が燃焼したとき(特に塩分がついた状態)に発生するので、太古の昔から地球上にあったものであり(すなわち焚き火をしても、魚を焼いても発生する)、それ自体が生物に大きな影響を及ぼすのではないと科学上は結論づけられているにもかかわらず、「猛毒ダイオキシンの発生を防止する」という名目で、全ての焼却場を高温焼却の設備に莫大な費用を費やし建替えをしています。

 以前はペットボトルやビニール製品なども生ごみなどと同時に燃やしていたのでペットボトルやビニール製品が燃えることにより火力もあったが、現在は「それらを燃やすことがダイオキシンを発生させる」と、ごみの分別収集をすることによって水分のある生ごみなどだけを燃やすことになり、それを高温焼却させるためには従前以上に石油燃料が必要で、二酸化炭素の発生を増大してしまっている。

 それでは、分別収集をしてリサイクルすると喧伝している『ペットボトルやプラスチックトレーなど』がリサイクルされているかというと、実際にはペットボトルを引き取ったリサイクル業者は焼却しているか埋め立てをしている。

(生産され市場に出回る容器包材プラスチック類の内回収されるのは10分の1、さらに再利用されるのもは回収量の10分の1、すなわち市場に出たモノの100分の1しかリサイクルされていない)

もともと資源ごみのペットボトルから元の透明なペットボトルが作られるわけではないし、リサイクル工程ではやはり膨大な石油燃料が使われ、二酸化炭素を発生させる。

一般市民はこれらの経緯を知らず、資源ごみの分別収集に協力していることを免罪符のように便利なペットボトルを利用(購入)して、さらに年々ごみを増やしてしまっている。

 役所が「焼却してもリサイクル」としているのは、環境とは無縁の事由であり、対面をつくろったり、金銭的な理由からである。①リサイクルと言わないとお金が来ない(国からの交付税)。②リサイクルをすると言って法律までつくり、国民に分別をさせているのに、今更リサイクルはダメだとは言えない。③リサイクルすると言って国民に分別させて業者に渡しさえすれば、その後捨てても「産業廃棄物」になるからお役所の責任ではない。

 従来ダイオキシン類(ほとんど毒性を持っていない)では無かったPCB(明確な毒性を持っている)の中で一部の毒性の強いものをダイオキシン類の中に入れた。(つじつま合わせや非難されるのを避ける為?)

学問上はダイオキシン類とPCBは全く違う物質であるにもかかわらずそのような分類をしたために、『カネミ油症事件』は猛毒PCBが原因しているのに、現在それを「ダイオキシン被害」と報道するTV局もある。(要約)         【参考書籍】  武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」洋泉社 

ダイオキシンを猛毒と誤解した為に税金の無駄遣いや更なる環境破壊が起こっている可能性があります。

(岡山市内でもエリアにより違いますが、ウチのあたりではペットボトルは「可燃ごみ」として収集されますので分別されていません)

環境ホルモン

 10年ほど前にセンセーショナルに報道されていた「環境ホルモン」という環境破壊物質についても、言葉自体があるマスコミ記者が考え出した造語であり、学問上そういう物質は無い。

(環境ホルモンについても上記書籍で説明されています。また「地球温暖化で北極の氷が溶けると海水面が上昇してしまう」というアルキメデスの原理を無視した誤報や「森林が二酸化炭素を吸収してくれる」という神話?などについても詳しく著されています)

マイナスイオン

 2002年ごろからブームになった流行語であり、マイナスイオンは学問上定義されものではなく、医学的にも効果はなんら実証されていない。

現在も多数の電化製品に「マイナスイオン」等をうたった製品が多数ありますが、レナード効果(滝などの安静効果)ならまだしも、電気的(人為的)に作られるマイナスイオンに効果があるのか?

 「髪の毛がさらさらになる」とドライヤーでこの機能がついたものを使っていますが、静電気が起こりにくい程度のことなのかも知れません。

アガリクス

 がん予防や抗癌効果を期待されて広がった「アガリクス(ヒメマツタケの俗称)」神話も破綻しています。

やはり医学的に効果が証明されていませんし、一部に発がん作用があると警告されています。


セルライト

 女性なら気になる「セルライト」にしても、古い脂肪や老廃物が固まったものであるといわれますが、医学的用語ではなく、医学的根拠があるわけではありません。


さて・・・

科学的根拠(エビデンス)が無いもの(あるいは現在証明されていないもの)が全く無効だとは言いませんが、巷には誤報や誤報をしても訂正しないといったものがはびこっています。(悪意のミスリードもあります)

個人個人がそれを吟味する目をやしなっていかなければならないのだと思うのです。


昨今医学界では医療に科学的手法を取り入れようとする運動が始まっています。

医学で言うエビデンスとは、EBM: Evidence-based Medicineのことであり、「根拠に基づいた医療 」を言います。

医療を経験や勘による職人の世界から、検証可能な科学の世界へ移行させようという試みともいえます。


~take care~

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