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2007年04月18日(水)

衰えとは何だ?(筋力と柔軟性)

テーマ:美容と健康

数日前、NHKの番組で・・・

「アンチエイジング(加齢防止)の為には、脚力と股関節周りの筋力を衰えさせないように鍛えることが重要・・・」

と言った内容の番組を、荒川静香さんのMC役として、プロ野球の工藤投手(横浜)や金本選手(阪神)などのトレーニング方法を紹介していました。

(うたた寝状態で見ていたので、うろ覚えのところもありますが・・・)


骨子は、

「背筋力や握力は加齢により極端な減少は無いが、脚力は大幅な減少が見られる。

 脚力低下の原因は股関節をつなぐ筋肉である、

   腸陽筋〔大腰筋と腸骨筋〕・・・(腰痛予防)

   中殿筋と大殿筋・・・(階段の上り下り、歩行で骨盤を安定させる)

   大腿四頭筋・・・(脚を上げる)

   内転筋・・・(転倒防止)

 などの衰えや疲労が原因である・・・」

とするものでした。


確かにその通りなんです。

衰えは足(脚)から起こります。主な原因は歩行の不足と考えられます。

屋内での日常生活でも上半身や手などは比較的使いますが、歩行が少なくなると下半身の筋肉を使うことは減少してしまいます。

脚(足)を衰えさせないことは非常に重要です。


しかし、我々身体の痛みや不調を診ていくセラピストからすると、『筋力』と言うものだけに着目するわけにはいかないのです。

何度も書いてきたことですが、

「筋肉が隆々として筋力があっても痛みなどの身体の不調を訴える人は沢山います。」

求められるのは『筋肉の柔軟性』なのです。


この番組の中でも、その他の健康紹介媒体でも、

『衰え=筋力低下』

と誤解されるような言い回しが多いように思います。


衰えとは、筋肉を使わなくたった為に

『筋肉が硬く縮こまった』

『筋肉繊維が細くなった』

退行性の筋肉・筋膜硬化』

・・・上記の結果『筋力低下』が起こった

と捉えなければ大きな間違いを犯すことにもなりかねないと思います。

いくら筋力をアップしても、その筋肉が硬い筋肉ならば痛みや不調などの原因となります。急にウォーキングを始めたり、トレーニングジム通いを始めたために筋力はついて来ても、余計に硬い筋肉になって不調が増すことも多いのです。

反対に、筋肉に柔軟性があれば日常生活を維持できる最低限の筋力があれば、痛みや不調などは起こっていない人も沢山います。


上記の番組の中で「疲労を残さないように日常生活の中に『ながら運動=他の仕事や家事をしながら毎日日常的に行う運動』をしましょう!」と言う後半の内容は共感できます。

他人と同じでなければならないことはありませんので、自分にあった運動量を見つけることが重要だと思います。


具体的には、

現在あまり不調を感じていない人は、身体の維持のために・・・

  1日20~30分程度は歩くこと。(10分づづとかに分散でも良い)

  ストレッチやラジオ体操なども効果的。

痛みや不調が強い人、痛みなどで歩行が困難な人は・・・

  仰向けや座位で出来る筋肉の緊張をとる運動をしましょう。

  歩けるようになってきたら、5分歩いて痛みや疲労が出ないなら10分、10分歩いて大丈夫なら

  15分・・・、  と少しずつ歩行時間を増やしていくようにしましょう。

  無理なストレッチやラジオ体操は避けましょう。 <過去ログストレッチの功罪 ご参照>


もう一つセラピストの立場から書くと・・・

腰痛を訴えて来院される方でも、厳密に言う『腰』(第1腰椎から第5腰椎、違う表現をすると肋骨の下から骨盤の上まで)に主もな原因があるのではなく、股関節を構成する筋肉および脚の筋肉の緊張(縮こまり)や硬化(組織の硬化)が原因していることの方が多いようです。

具体的にあげると・・・

上記で紹介された「大腰筋・腸骨筋、大殿筋、中殿筋、大腿四頭筋、内転筋」の他、

「大腿筋膜張筋、梨状筋、小殿筋、ハムストリングス(大腿屈筋群)、下腿三頭筋、前頚骨筋」などです。

特に、梨状筋・による坐骨神経の圧迫(お尻の奥)、大腿筋膜張筋などによる大腿神経の圧迫(太ももの前外側)などは重要な施術箇所ともなります。

もちろん脚も重要ですので、大腿(ひざから上)・下腿(ひざから下)も施術を行うことがほとんどです。


いずれにしても、『股関節の柔軟性』と『脚の筋肉の柔軟性』を維持し、衰えや不調が出来るだけ起こらないように予防するのが一番です!

座ったままの生活やパソコン・TVゲームなどばっかりやらないで、運動不足にならないように心がけましょうネ!!ニコニコ


~take care~


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コメント

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2 ■syattiiさん・・・

金本選手って前から知ってましたけど、「健康オタク」ですよね。
疲労回復のために「高酸素カプセル」や「光線治療器」が自宅にあるんですよね。
いずれにしても筋肉疲労を残さないって大切ですね。

1 ■無題

私も昨夜、遅くにやってた(たぶん再放送)を、たまたま(金本選手が出てたので)見ました
弱冠の違和感を感じて見てたのですが、それが何やろうか?な感じで、TVなので一般的にはこうなのかな?と思ってたのですが、先生の書かれてる事を見て「あぁ~これやなぁ違和感!」とミョウに納得したのでコメントさせて頂きました。

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