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2007年01月16日(火)

早分かりオステオパシー講座(Q&A)②

テーマ:美容と健康

Q6.変形性股関節症や椎間板ヘルニアなどの器質性障害はオステオパシーでは治りま
せんか?

A.一度変形した骨やすり減った軟骨、つぶれた軟骨などが手技療法で元に戻るわけではあ
りません。しかし、病院でそれらの器質性病変により障害が出ていると言われても、実際には
それよりも筋肉異常による体性機能障害の割合の方が多いこともしばしばあります。器質性
病変には必ず構築性病変(体性機能障害)が合わせて起こりますし、ほとんどの場合構築性
病変がまず起こり結果として器質性病変につながっていますので(筋肉が縮こまったことで関
節に多大な負荷をかけるようになり変形・変質が生じた)、体性機能障害を改善するオステオ
パシー療法で何割か、あるいは相当程度の改善は望めることもあります。

Q7.先天性の障害や小児麻痺などにはオステオパシーは効果はありませんか?

A.それ自体が治るわけではありませんが、身体を使い難い又は使えないことにより筋肉が硬
くなったりしているはずですので、筋肉の緊張を開放したり、硬い組織を多少揉みほぐしたりす
ることで症状の緩和や機能の改善を図るためのリハビリテーション的手技を行なうこともありま
す。

Q8.オステオパシーは病院では行なっていないのですか?
A.アメリカなどではオステオパシードクター(D.O.ドクターオブオステオパシー)の養成機関であ
る医科大学もあり、D.O.は医師そのものですが、日本では体性機能障害という概念すら医学界
にない現状ですので、当然病院で行なっているところはありません。(個人的にオステオパシー
を学んだ医師が個人医院で一部施術している所は数箇所あるようです)
仮に病院で医師がオステオパシーの手技を行なっても、保険適用の治療法として認められて
ない以上は実費扱いになりますので、相当高額になってしまいます。

現在、先進的な理学療法士は意欲的にオステオパシー手技の導入に興味を示しており、医療系

大学・短大でも研究が始まっているようです。

しかし、日本では理学療法士は医業従属職であり医師の指示がなければ如何なる医療行為も

行なえませんので、リハビリの現場への導入には医学界(医師)の理解が必要だと考えられます。

ですから、今後も当分の間は民間療法の分野の施術院がその役を担って行くのだと思います。
体力や施術時間(1時間くらいはかかります)採算性の問題もあり、本場アメリカでもD.O.で実
際に手技を使う者は1~2割にしか過ぎず、ほとんどの者は注射・投薬・手術といった治療法し
か使わないといわれています。

Q9.それでは、日本でオステオパシーを行なう民間療法院は多いのですか?
A.現在のオステオパシー手技は安全なものが多いので、既存のカイロプラクティック、整体
院、整骨院などで一部だけ取り入れているところは多々あります。しかし、オステオパシーを専
門に行なっているところは全国的にもまだまだ少ないのが現状です。

Q10.筋肉異常はなぜ起こるのですか?
A.慢性的な筋肉異常のことを筋拘縮(きんこうしゅく:筋肉が縮こまったままの状態)といいま
すが、それが起こる原因は、打撲・怪我の後遺症、遺伝的な要素、内臓反射もありますがほと
んどの場合は習慣性の問題や筋肉疲労です。
現代人は運動不足になりがちですので、筋肉を使わないことで衰えてしまったり、成長期であ
れば発達していなかったり、いずれも硬くなる原因です。反面、立ったまま座ったままで長時間
同じ姿勢を強いられる環境ならば身体を支えるために働く筋肉は使われっぱなしになり疲労を
起こしてしまいます。そして、血流も悪くしてしまい余計に筋肉を硬くしてしまうのです。
スポーツ選手などは筋肉の使いすぎ(オーバーユース)により筋肉疲労を起こし、運動後のケ
アーをしていないと、血液中に乳酸が発生・残留し疲労物質に変わってしまいます。
また、ストレスも現代人には大きな要素となります。

Q11.低脊髄圧症候群や髄液漏れと言った病気が話題になっていますが、脳脊髄循液の
循環不良とは関係があるのですか?

A.脳と脊髄を覆う髄膜(外側から硬膜・くも膜・軟膜)のくも膜と軟膜の間を循環し「中枢神経
の栄養補給・新陳代謝を司っている」といわれるのが脳脊髄液ですが、これが何らかの原因で
硬膜に穴が開き脳脊髄液が漏れ絶大な不調が出ている状態を低脊髄圧症候群といいます。
「事故での鞭打ち、身体に強い衝撃を受けた、強く尻餅をついた」などが原因するといわれて
いますが、本当に髄液漏れを起こしているのならば専門の病院で検査を受けブラッドパッチな
どの手術的治療が必要になります。(髄液漏れの原因は事故などの外傷性のものより、髄液
検査ルンバールや脊髄造影剤注射などで硬膜に注射針を刺した術後後遺症の方が多いとも
言われています)
ところが、髄液漏れを疑うほとんどの人はそうではなく、脳脊髄液の循環が悪くなっているだけ
か(硬膜のひずみが原因する)、慢性的で根深い肩・首のこりが『椎骨変異』を起こし重大な不
定愁訴を起こしている場合の方が多いのです。このような場合はオステオパシーの適応範囲
に入ります。

Q12.オステオパシーで何でも治りますか?
A.オステオパシーの適応範囲は体性機能障害に限られます。骨折・挫傷・細胞組織などの変
質・細菌性の疾病・急性の肉離れ・ひざに水が溜まっている、などが治るわけではありません。
急性のぎっくり腰などでも手を付けてよい部位とすべきでない部位があったりもします。「出来
ないことは出来ないと見極め」「病院での受診が必要な場合は直ぐに勧める」ことが民間療法
の範疇で行なう施術者のモラルだと考えます。

Q13.何回くらい通えば良くなりますか?
A.個人個人の身体の状態により違いますので、見てみないと何ともいえませんが、経年して
いる病変は長くかかり、一過性のものは短期で済むのは当然です。
オステオパシーで行なうのは、無理やり薬で症状を感じなくさせたり、コルセットなどで固定する
わけではありません。
「本来のより良い状態に戻す」手技を行ないます。施術を行なったときに本来の状態に戻すこ
とは比較的た易いのです。ところがオステオパシー療法を受けるほとんどの人は慢性的症状
ですので、誰でも「悪くなったのには特定の原因がある」と思いたいのですが、原因は日常生
活での運動不足や過労・ストレスにあります。日常生活を改善しなければ同じことの繰り返しに
なることも多いものです。
セラピストと共に、「何処が悪くて、何が原因しているので、どう日常生活を改善したら良いか」
を見極めて、筋肉のケアー(疲労を取り、柔軟性を取り戻す)為の運動方法等を行なうことが、
より早い健康回復につながります。
オステオパシーのセラピストは全身全霊で健康回復のお手伝いをさせて頂きます。

少しはオステオパシーを理解していただけましたか?
このコンフォートな手技療法が「慢性的な体調不良や不定愁訴に安全で絶大な効果があ
る」と評判を呼び、注目を集めているのです。
ニコニコ

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