駆けぬける歓び
エンジンを回しに、・・・たまには高回転まで回してないとサビ付いちゃいます。
(当然本当にさび付くんじゃなく、回りにくくなるなるって意味ですよ・・・)
僕にとっては「心のケアー」です。
決して峠を攻めるわけではありません。ドリフトもしませんし・・・。
よほどの事が無い限り3速をホールド・・・、
アクセルワークで加減速し、加速G・減速Gや横Gを感じながら気持ちよく「疾駆」します。
脳内セロトニン・・・ゲット
現在のBMWの5速ATはステップトロニック(手動変速機能)付きです。
シフトレバーでの変速方法は『押してダウン』『引いてアップ』です。以前はBMWも他のメーカー同様で反対の『押してアップ』『引いてダウン』でした。
でも、現在のパターンの方が人間工学的にも理にかなっています。気持ちよくドライブするためには感覚的にこの方が良いようです。
僕のBM君は「シルキーシックス」と形容される、完全バランスされた直列6気筒エンジンでは無い4気筒エンジンです。
でも、ボンネットの最後部に押し込まれるように配置された2気筒少ない軽い4気筒エンジンのおかげで、鼻先の軽い軽やかな回頭性を見せてくれます。
前後重量配分ほぼ50対50のボディバランスの良さは、想い通りラインをトレースしてくれます。
BMWの真のすばらしさは実は全てにおいてのこのバランス感覚なのかもしれません。
それが抜群の操縦安定性をもたらしてくれます。
安定性といえば現代の車はエレクトリックデバイス(電子制御など)によるスタビリティーコントロールを行なっています。(現代のBMWも例外ではありません)
僕のような古いタイプ?の人間にはよく理解できない部分もありますが、僕らが車体安定装置として思い浮かべるものに「スタビライザー」があります。
「スタビライザー」は、左右のサスペンションアームを、コの字型をしたバネ鋼で連結し、車が傾いた時(この現象をロールといいます)に発生するバネ鋼のねじれの反発を利用して、このロールを抑えるパーツです。
昔、「サーキットの狼」という池沢さとしさんの漫画がありました。
僕らはスーパーカー世代です!。
この漫画を見て、ランボルギーニカウンタック・ミウラ、デトマソパンティーラ、フェラーリディノ、ポルシェカレラ、ランチャストラトス、BMW2002、トヨタ2000GT、などなどの名称を覚えていったのもです。
主人公「風吹裕矢」が操るのがロータスヨーロッパ。この公道を走るレーシングカーとも形容されたハンドリングマシン(操縦性の優秀な車)が崩れた岩に乗り上げて「スタビライザー」を折ってしまうといったくだりがありました。
左右のタイヤを結んで安定させるこの車体安定装置「スタビライザー」が機能しなくなると、まともに直進も出来なくなってしまうのです。
こういった安定化装置のおかげで「駆けぬける歓び」を体感することが出来るのですね。
人間の身体の中にも車のスタビライザーのように姿勢を安定させる為に働く筋肉があります。
これは、次回のお話としましょう♪。