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2005年06月26日(日)

脊柱側湾(そくわん)

テーマ:子供の身体があぶない!

『脊柱側湾(そくわん)』についてのご質問が多いので、もう一度記事にします。

 

脊柱(背骨)の側わんについては、

  1、筋肉が縮こまった状態が起こす『機能性側湾』
  2、脊柱を構成している椎骨(背骨)や椎間板の変形によって起こる『構築性側湾』

があります。

  僕は、前者(機能性側湾)を『筋筋膜性側湾・・・仮性側湾』、
  後者(構築性側湾)を『脊柱性側湾・・・真性側湾』とも呼んでいます。

 

日本の病院では、『1、機能性側湾』は筋肉異常により一時的に起きている現象とみなしますので『病気』とはされません。


この後者の『2、構築性側湾』は、湾曲が一定以上になった場合に【側湾症】と診断されます。

この【側湾症】の中で、原因となる病気がわかっているものは1割~2割で、残りは原因がはっきりしておらず【特発性側湾症】と呼ばれています。
この【特発性側湾症】は側湾が始まる年齢により異なる特徴があり、

  乳児期(3歳まで)、

  学童期(4~9歳)、

  思春期(10歳以上)、の3タイプに分類されます。

最も多く8割を占めるのが思春期に始まる『思春期側湾症』で発生率は女子が圧倒的に多く、男子の7倍と言われています。思春期(16~17歳頃)を過ぎ骨の成長が止まるとそれ以上進行しないとも言われています。

いずれの場合にも、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどないため、発見が遅れる場合が多いのです。側湾が進行してしまうと手術しか治療方法がなくなるため、早期に発見して進行を食い止める為の治療を行なうことが重要です。

 

『特発性側湾症』の進行を食い止める治療については、

【小中学生の軽い側湾症の場合】姿勢に関与する背筋・腹筋・殿筋・大腿部の筋肉などの強化訓練を行ないます。

【軽度~中度側湾症の場合】進行を食い止め、湾曲を矯正し、矯正を保持する目的で 『装具(コルセット)』を着用します。骨の成長が止まる思春期を過ぎるまで、入浴時を除いて装着し続けるのが原則となります。16~17歳で成長が止まった後、2年ほどかけて徐々に外していきます。

【重度の側湾症の場合】手術で脊柱を後方から金属のプレートで固定します。それにより側湾の進行は防ぐ事が出来ますが背骨は動かなくなってしまいます。

 

いずれにしても、『構築性側湾』については『病院での治療』が中心となります。

(オステオパシーでアプローチする体性機能障害ではありません)

 

我々が警鐘を鳴らしているのは、『機能性側湾』についてです。(コレは体性機能障害です)

子供たちがあまりにも「ヒドイ!」状態になってきています・・・。(愕然)

明らかに「成長期の運動不足、普段の姿勢、クセ、、筋肉疲労、食生活などの生活習慣」が原因しています。

 

円背(猫背)や腰椎後湾などの『脊柱の前後の反りの異常』と『側湾』を併せて【脊柱の湾曲異常】といいますが、『筋肉異常』が原因する『機能性の湾曲異常』が急増しているのです。

その他、坐骨神経痛などの痛みから逃れようとする時にも『側湾』は起こります。

 

気になったら専門家にいち早く相談することが大切だと思います。
 

<関連記事> 

子供の身体があぶない!  

チャイルド・オステオパシー・センター  

背すじを伸ばしてごらん・・・

側湾症の考察

チャイルド・オステオパシーへの道②


~take care~

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