チベット人焼身自殺者に祈りを捧げたチベット僧2人に懲役3年の判決
チベットでの焼身自殺に関与した「犯罪者」への弾圧が続く中、2人のチベット僧に懲役3年の判決が出された。2人は、昨年11月に焼身自殺を遂げたワンチェン・ノルブ(25)に祈りを捧げたことが罪に問われた。
2人の僧侶は、ツゥンドゥー(27)とゲンドゥン・ツルティム(30代)だという。両名とも東チベットのツォンコンのカンツァのビド僧院の僧侶だ。判決が出されたのは3月8日だという。2人に弁護士は付けられず、家族にも裁判の状況は知らされなかった。
ツゥンドゥーは、僧院でワンチェン・ノルブへの祈りの会を主催したことが罪に問われた。
また、ゲンドゥン・ツルティムは、祈りに儀式に主席する僧侶のためにバスを手配したり、寄付を集めたことが罪に問われた。
Phayulは2人の逮捕を1月に確認していた。
ワンチェン・ノルブは、2012年11月19日、カンツァ・ガンデン・チュペル・リン僧院そばで焼身自殺を遂げた。
彼は、ダライ・ラマのチベットへの帰還と、パンチェン・ラマの釈放と、チベットの自由を求めていた。
彼の黒焦げになった遺体は僧院へ運ばれた。僧院では多くの人々がダライ・ラマのチベットへの帰還を求めるスローガンを叫び、ダライ・ラマの長寿を祈った。
ツンドゥーとゲンドゥン・ツルティムは、焼身自殺の後、ワンチェン・ノルブの家を訪ねていた。
ワンチェン・ノルブと心を一つにするため、多くの人々が彼の家を訪問した。中国治安部隊は、ワンチェン・ノルブの家を訪れた人を逮捕したが、ツンドゥーとゲンドゥン・ツルティム以外は釈放されたという。
【亀田浩史訳】
元の英文記事はこちら
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