チベットの聖地での中国企業の採掘に対し、チベット人5千人が抗議
チベットの聖地での中国企業の採掘にチベット人5千人が抗議した。これを受け、治安部隊の大部隊が現地に派遣されたという。
抗議が起きたのは24日で、場所はディルのナグラ・ザムバである。ここでは2年前にも抗議活動が起きている。
「5月25日、中国企業の社員100人が、電波塔、電線、水力発電所の設置という口実でナグラ・ザムバにやって来ました。」
匿名の人物はこう語った。
「しかし、彼らは採掘のためにやって来たのです。」
この後、ディルではチベット人5千人が集まったという。このうち3,500人はディル以外の人々だ。
人々は「私たちの環境をそのままにしてください。」と頼んだ。
6人の代表者が中国企業に対し、これ以上環境を悪化させないよう嘆願した。しかし、25日、当局はトラック50台分の治安部隊を現地に送り込んだ。
中国当局はチベット人の哀しみを受け入れ考慮すると述べた。しかし、インドのチベット亡命政権によると、現地の状況は「緊張」しているという。
度重なる膠着
チベットでの採掘は、しばしば地元チベット人と中国企業の間で衝突を生む。採掘がチベット人の聖地で行われ、環境が破壊され、チベット人の資源が奪われるためだ。
3月には、ラサ近郊のマルド・ゴンカルのギャマ鉱山で地滑りが起き、83人が犠牲となった。
また、1月には、ラサ近郊のルンドゥブで、森林、草原、飲料水の汚染が報告された。
「2005年以降、採掘にともなう廃棄物は川に捨てられてきました。大気も汚染されています。」
【亀田浩史訳】
元の英文記事はこちら
応援左クリックお願いします。
↓ ↓ ↓
にほんブログ村