21年間投獄されていたチベット人、釈放される。健康状態も悪化 | 【チベットとビルマの難民支援】難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

21年間投獄されていたチベット人、釈放される。健康状態も悪化




中国当局がチベット人政治犯ロデ・ギャツォ(52)を釈放した。彼は21年間獄中生活を送り、健康状態が悪化していた。

ギャツォは、ラサ近郊のチュシュル刑務所に収容されていた。

「ギャツォは2013年5月2日午前に、刑期を終えて釈放されました。」
匿名のチベット人はこう語った。

「4人の警察官が3日、ナチュのソクにギャツォを送り届け、家族に引き渡しました。」


悪化した健康状態

ギャツォの健康状態は悪いという。激しい頭痛と肺と腎臓の病気を訴えているという。刑務所でのひどい扱いが原因だ。

ギャツォは21年間獄中で過ごした。1991年の諍いで1人の男性を殺したとして当初は懲役15年の判決を受けていた。しかし、その2年後、刑期は延長された。獄中で政治活動を行ったためだという。

1995年3月4日、彼は刑務所でこう叫んだという。
「チベットは独立国だ。中国はチベットから出ていけ!」
インド在住のチベット人ンガワン・タルパからの情報だ。

また、ギャツォはダライ・ラマの長寿を祈り、チベット人の団結を訴え、中国政府に抗議する文書も刑務所内で配ったという。

中国当局はギャツォを死刑にする予定であったが、アムネスティ・インターナショナルや国連が彼の問題を取り上げたことで、6年の刑期延長に落ち着いた。

【亀田浩史訳】

元の英文記事はこちら




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