2012年05月31日(木) 11時04分02秒

チベットの3児の母、中国の弾圧に抗議の焼身自殺(2011年以降チベット本土で37人目)

テーマ:チベットニュース




30日午後、中国四川省でチベット人女性リキョ(33)が自らの体に火を放ち亡くなった。中国のチベット統治に抗議する焼身自殺はいまだ終わりを見せない。


リキョの焼身自殺の3日前には、ラサで2人の若きチベット僧が焼身自殺をはかった。ラサでの焼身自殺はこれが初めてだ。


リキョは3児の母だ。焼身自殺の場所は、東チベットのンガバのザムタンの僧院そばだ。2009年2月に始まった焼身自殺の中心地がこのンガバだ。


これで、2009年以降、中国の統治に抗議して焼身自殺を行ったのは38人目となった。彼らはダライ・ラマのチベットへの帰還を求めていた。


「今日、リキョという女性が中国の統治に抗議して焼身自殺を行い、命を落としました。」
インドのダラムサラのジョナン仏教教会代表ツァンヤン・ギャツォはこう語った。


「午後3時頃のことです。場所は、ザムタンのジョナン僧院そばです。」



同じ焼身自殺の現場


今回の焼身自殺の現場は、1か月前に中国の統治に抗議して2人の従兄弟が焼身自殺を行った場所と同じだ。


「現場にやって来た警察が遺体の引き渡しを求めましたが、リキョの遺体はジョナン僧院にあります。」


リキョはザムタンのバルマ地区のツァンデ村の生まれだ。父親の名はチュクロ、母親の名はリンラである。


1月、ザムタンを含む3つの県で、中国警察が非武装のチベット人に無差別発砲を行った。人権団体やチベット難民団体は、少なくとも死者6人、重傷者を含む負傷者60人と見ている。


焼身自殺のほとんどが、四川省、青海省、甘粛省で起きている。チベット人は、自身が差別されており、人権を奪われていると主張している。


しかし、27日のラサでの焼身自殺は、チベット人の人権を求める抗議が強まっていることを示している。チベット人の焼身自殺をチベット難民が煽っていると中国当局が捉えていることは、チベット人にとって無念の極まりだと専門家は見ている。


「ラサで焼身自殺が起きたことは、抗議が、チベット自治区から、青海省、四川省、甘粛省全体に広がっていることを示すものです。」

ハワイのアジア太平洋安全保障研究センターアジア安全学教授のモハン・マリクはこう語った。


ラサでの焼身自殺の後、監視の目は厳しくなっており、ラサのチベット人のほとんどは家の中で過ごしているという。


27日に焼身自殺が起きたバルコルのジョカン僧院そばには、監視ポイントが設置され、中国治安部隊が駐留している。ここを通るチベット人は徹底的にチェックを受けている。


ダライ・ラマは、焼身自殺の原因が中国の「全体主義的で非現実的」な政策にあると非難しており、チベット問題に対して中国当局が真剣な対応を取るべきときがきたと述べている。


一方、中国当局は、焼身自殺者を、テロリスト、浮浪者、犯罪者、精神異常者と見なしており、ダライ・ラマが焼身自殺を煽っていると非難している。


【亀田浩史訳】


元の英文記事はこちら





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コメント

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2 ■Re:心を痛めています

>ナランさん

なかなか難しいですね。
今は中国の経済力が強いので、なかなかどこの国も機関も手が出せないような状況だと思います。
現状、地道に情報を広げていくしかないような気がします。

1 ■心を痛めています

最近の焼身自殺の多さに心を痛めています。
この日本で一体何をすれば良いのでしょうか?
どうすればチベット人の方々の為になるのでしょうか?
悲し過ぎてmixiやfacebookのいいね!などで1人でもチベットの現実が広がることを願って書いたりしていますが…。
本当に悲しいです。

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