2012年05月26日(土) 11時04分02秒

中国、東チベットに軍のキャンプを建設

テーマ:チベットニュース



中国当局は四川省のチベット人居住区に新たに2つの軍の基地を建設した。チベット人の大規模な抗議活動に備えるためと見られ、当地にはすでに武装部隊が送り込まれている。


現地のチベット人が伝えたところによると、基地が建設されたのは、四川省カルゼだという。基地には、数百人の「兵士」がいるという。


1つの基地は学校の敷地内に建設され、学校は閉鎖されたという。


「最近、中国軍のキャンプが四川省カルゼに建設されました。」

匿名の人物はこう語った。


「そのうちの1つは、カルゼチベット語中等学校の敷地内に建設されました。学校は閉鎖されました。」


「もう1つの基地はシスルという場所に建設されました。カルゼからラサへ向かう高速道路に近いガソリンスタンドがある場所です。」


「両方のキャンプに数百人の兵士がいます。」


2008年にチベット全土に広がる中国政府への抗議活動が起きた後、カルゼには26の軍のキャンプが建設されている。


「そのうちの17個がカルゼ街、7個がトンコル地区に集中しています。」


最近、カルゼではチベット人の抗議活動が相次いでいる。2009年2月以降、焼身自殺を行ったチベット人は35人に達した。


この後、チベット自治区、四川省、青海省、甘粛省は厳しい監視下に置かれている。



「人民解放軍と人民武装警察」


専門家によると、チベット人居住区には人民解放軍と人民武装警察の両方が駐留しているという。そして、人民武装警察が治安の維持を担当しているという。


「抗議活動や集会に対処する訓練がキャンプで行われているのを目撃した人がいます。」


「チベット人を押さえつけ、殴り、攻撃をしかけるため様々な道具を使う訓練をしています。」


政府の専門家やチベット専門家は、キャンプ内にいるのが通常の軍ではなく人民武装警察である可能性が「極めて高い」と述べている。


「群衆のコントロールが彼らにとっての主要な任務です。国内でそのような活動をするのは、人民武装警察の任務ではないはずです。」


しかし、大きな抗議活動が起きた場合、人民武装警察が人民解放軍の武器を使うことがある。車両のナンバープレートを変えることもある。


ワシントンの International Campaign for Tibet の中国専門家リンチェン・タシは、カルゼに人民解放軍と人民武装警察の両方が駐留しているのを確認したという。


「両方がいます。その数は増えています。」

カルゼに対する中国政府の懸念が増しているとリンチェン・タシは言う。


「昨年以降、状況は悪化しています。」


「今、カルゼ出身の身分証明書を持った人がラサからカルゼに向かおうとすれば、道中ホテルには泊まることはでいません。知人宅に泊まることもできません。」


「カルゼに辿り着くまで運転し続けなければなりません。」


コロンビア大学のチベット専門家ロビー・バーネットは、2006年以降、カルゼとその近郊のンガバで治安に関連する支出が「急増」していると語る。


「2009年までに、カルゼとンガバの1人あたりの治安にかかる費用は他の四川省の4倍になっています。カルゼとンガバでは、カルゼの方が費用は高くなっています。」


バーネットによると、治安にかかる費用は人民武装警察と公安の費用を含んでいるが、人民解放軍の費用は含んでいないという。



【亀田浩史訳】

元の英文記事はこちら





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