2012年03月13日(火) 11時06分03秒

18歳チベット僧が中国の弾圧に抗議の焼身自殺(この1年でチベット本土で26人目)

テーマ:チベットニュース




チベット蜂起記念日の3月10日、中国四川省で若きチベット僧の体が炎に包まれた。中国のチベット統治に抗議する格好だ。


焼身自殺を遂げたのは、僧侶ゲペ(18)。場所は、ンガバの中国軍事務所そばであった。


2009年2月以降、チベット人27人が焼身自殺を行っている。彼らは、中国のチベット統治に異を唱え、ダライ・ラマのチベットへの帰還を求めていた。


今回の焼身自殺が起きたのは、チベット人蜂起記念日だ。1959年のこの日には、ダライ・ラマが亡命を余儀なくされたチベット人の抗議活動が起きており、2008年のこの日には、チベット全土に広がるチベット人の抗議活動が起きた。


インド在住の僧侶ロブサン・イエシェによると、ゲパはンガバのキルティ僧院の僧侶だという。キルティ僧院からは、僧侶数百人が中国治安部隊に連行されており、僧院は昨年はじめから弾圧を受けている。


「焼身自殺が起きたのは、午後5時から6時の間です。ンガバの市場の中国軍事務所そばでした。」


「即死でした。中国軍は、彼の遺体をただちに建物の中へ運びました。」



家族の連行


ロブサン・イエシェによると、ゲペの家族がゲペの死を知ったのは翌日だったという。


家族が遺体の返還を求めると、中国役人は遺体の引き渡しを拒んだという。遺体を火葬のために近隣のバルカムは運ぶためだと役人は語った。


家族は役人の主張を拒んだ。このため、その夜、ゲパの遺体は、キルティ僧院そばの一般の火葬場で火葬された。


祈りをささげるため、僧侶5人が参列した。しかし、家族を含め他のチベット人は参列を認められなかった。


ゲペは、ソルマ・デワ村の遊牧民の家族の生まれで、若くしてキルティ僧院の僧侶となり、勉学に励んでいたという。


ゲパには母親と兄弟2人がいた。


3月11日、中国警察はゲペの母親チェコを拘束し、数時間尋問を行った。ロブサン・イエシェと同僚の僧侶カンヤク・ツェリンが、3月12日、この状況を声明で伝えた。


現地のチベット人が営む店やレストランは閉じられている。命を捧げたゲペと心を一つにするためだ。現地の取り締まりは強化されているという。



中国で広まるニュース


ゲペの焼身自殺のニュースは中国語サイトXin Langにも表現れた。このサイトは、Weiboマイクロブログを有している。サイトには、ゲペの名前、年齢、抗議の日付が記されていた。


しかし、この投稿はただちに削除され、「この書き込みは、一般の方は閲覧できません。」というメッセージが現れた。


チベット人の焼身自殺が相次ぐ中、先週、チベット人ブロガー、オーセルとチベット仏教の指導者アルジャ・リンポチェが、もう焼身自殺やめるよう呼びかけた。彼らは、中国の統治に抗議するチベット人は、「生きて戦って、目的まで進む」よう求めた。


3月10日、インドにあるチベット難民の内閣は声明を発表した。
「中国政府のこの半世紀のいわゆる努力は、チベット人とチベット文化の根を絶やそうとするものです。」


チベット亡命政権首相ロブサン・センゲは、「焼身自殺を心から悲しんでおり、人々が焼身自殺を行うのは、中国の指導者の強硬路線によるものだ」と語った。


中国政府は、焼身自殺の原因がダライ・ラマにあると非難している。中国政府は、ダライ・ラマとその一味が中国のチベット人居住区で「混乱」を生み出していると語っている。


一方、ロブサン・センゲは、

「焼身自殺が起きているのは、中国のいわゆる『社会主義のパラダイス』という空虚な夢想への拒絶が原因です。チベット人には焼身自殺以外の抗議の術がないのです。」

と語った。


「今日、チベットでは、ハンガーストライキ、デモ、平和的な集会というような通常の抗議活動はできません。」


「それ故、チベット人は、焼身自殺という究極の手段に打って出るのです。」


【亀田浩史訳】

元の英文記事はこちら





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