WHOで取り組んでいる仕事:2年目 | 女医の国際精神保健

女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

一年目の終わり頃に取り組んでいた仕事を前回まとめました。  こちら
その後、二年目は少し幅が広がり、人権を軸にした精神保健サービス向上に加えて、mhGAPのツールを作成することや世界自殺レポートの準備をすることが加わりました。

ざっと列挙すると以下のようになっております。
1、mhGAP の指標作り、状況把握ツール作成、評価ツール作成(特に自殺予防)
2、QualityRights のテクニカルサポート(発表準備、資金集めを含む)
3、PIMHnetのテクニカルサポート (需要があった場合)
4、国の精神保健関係の法律へのテクニカルサポート (需要があった場合)
5、リカバリーのレポート作成準備(主にコンセプト/フレームワーク作り)
6、各国の精神保健分野の法、政策などのオンライン検索機能の整備
7、カントリーサマリーの作成
8、自殺予防(世界自殺レポートの準備)
9、アクションプラン(行動計画) 作成
10、その他諸業務

特に大きいのは、1、7、8。
1年目にやってきた意外なものが2年目に役に立ったりしています。
JPO期間に得られるon the job trainingに感謝する次第です。

少し仕事の幅が広がったことで、一緒に仕事をする人が1人から3人になりました。
(それは上司の人数でチームで考えるともっとずっと多いです)
この点でとても良いのはいろんな人のそれぞれの働き方が見れて勉強になることです。

会議や委員会で聞く話。
ランチタイムセミナーで聞く話。
トレーニングで聞く話。
仕事に直結したり間接的だったりしながら、新しい知識を得たり、知識が身になったりするのを感じます。
パソコンに一日向かってエクセルの整理をしたりすると、
「仕事っていうか鍛錬の修行?」
と思うこともありますが、いろいろと役に立つ経験となっているようです。

残りの7ヶ月のJPO生活も有効に過ごしたいと思います。
で、その次はどうなるのでしょうかねえ?
何と言っても国際精神保健のポストが少ないのが難しいですね。。。