最後のダービーへ、来年2月で定年を迎える池江泰郎調教師(69)=栗東=がトゥザグローリーとリルダヴァルを2頭出し。05年ディープインパクト以来となる、2度目の頂上制覇を目指す。トゥザグローリーの鞍上には、地方No.1ジョッキー・戸崎圭を指名。リルダヴァルにはダービー初制覇を狙う福永が手綱を取る。名伯楽の“有終の美”は、若き2人の名手に託された。
今でこそコンスタントに管理馬をダービーへ送り込んでいる池江郎師だが、軌道に乗るまで“産みの苦しみ”があったことはあまり知られていない。「僕の人生ってこんな感じだよ。騎手時代もそうだった。でっち奉公のようなところから始まって、今に至るまでコツコツとね。でも、努力した者には必ずご褒美があるから」。最後のダービーを前に、その表情は実に穏やかだった。厩舎開業は79年の秋。10馬房からのスタートだった。念願のダービー初挑戦は8年後の87年。ヤマニンアーデン(16着)が扉を開いた。「ダービーは雲の上のような存在だった。参加できて素直にうれしかった」。だが、次のチャンスは簡単には巡ってこなかった。「ようやくトンネルを抜けた」と振り返る2度目は何と13年後の00年。アタラクシアが見せ場たっぷりの3着に食い込んだ。「直線で馬の顔が見えたときは力が入った。あのあたりから自分のなかでダービーが基点になった」。やっと雲の上が見えた瞬間だった。
そして05年。ついに“あの馬”と出会う。「別格」と表現するディープインパクトだ。単勝1・1倍。結果は2着に5馬身差をつける圧勝劇を演じた。「巡り合えて幸せだった。獲れないで終わる人が多いなか、あの感動を味わえた」。一度味わってしまえばもう虜(とりこ)。毎年狙わずにはいられない理由がそこにはある。
元気いっぱいな池江郎師も、来年の2月で定年を迎える。今回が最後の挑戦。皐月賞終了時点では賞金面をクリアしている管理馬がダート路線のバーディバーディしかいなかったが、素質馬2頭がギリギリで出走にこぎつけた。「トゥザグローリーはまだまだこれからの馬だが、いいものはある。馬体も絞れて良くなっている。でも、完成度という点ではリルダヴァルの方が上。骨折明けから復帰して、軌道に乗ってきた。どちらも18頭に入って、ダービーを勝つ権利を得た。私としても悔いが残らないように全力投球で頑張りたい」人事を尽くして天命を待つが、時として競馬の神様は“粋な演出”をする。それはまじめに、コツコツ努力してきた者だけに与えられる。競馬一筋に務めてきた名伯楽に、最後のご褒美があってもいい。
24日の浦和競馬7Rでスタート直後に落馬し、右腰を打撲した戸崎圭太騎手(29)=大井・香取=は、痛みがひかないため25、26、27日の浦和競馬の騎乗を取りやめた。なお、28日の浦和競馬については、出馬が確定する26日の状態を見て決められるが、騎乗する見通し。初の日本ダービー挑戦となるトゥザグローリーにも騎乗する予定。
このコンビは“必然”だったのかもしれない。運命に導かれるかのように、リルダヴァルとともに世代の頂点を目指すことになった。人馬ともに、ギリギリでダービーへの参戦が決定。福永は「出られて良かった」と胸をなで下ろした。ダービートライアルの青葉賞。福永はハートビートソングとのコンビで出走権を目指した。結果は激しい2着争いに敗れて痛恨の3着。その夢を打ち砕いた馬こそが、池江郎厩舎のトゥザグローリーだった。空きができた福永に合わせるかのように、リルダヴァルも直前で出走当確ラインに到達。偶然にしては出来過ぎの感もある。
初コンビを組んだ皐月賞は6着。続くマイルCは3着。「まだ骨折前の状態に戻っていないのでは。能力があるから走っているけど」とやや不満げだが、それは期待の裏返し。底力を信頼しているからこそ要求も高くなる。仕上げに関しては陣営に全権委任だが「ケガから復帰して2回使えたし、このまま順調に行ってほしい。きっちり仕上げてくれるでしょう。僕はしっかり乗るだけ」と気合十分。師の最後のダービーに花を添えるとともに、自身も初制覇の期待がかかる。
~会員募集中~
期間・料金・※重賞レースのみ・障害レースは除きます。
5月29日~6月13日 ¥6000(G1 2Rを含む)
締切 5月28日(金)14:30迄
6月19日~7月11日 ¥4500(G1 1Rを含む)
詳しくはプロフ&プチメにて
悪魔君JRAサイン予想・馬券・競馬情報(^O^)/(POG)
今でこそコンスタントに管理馬をダービーへ送り込んでいる池江郎師だが、軌道に乗るまで“産みの苦しみ”があったことはあまり知られていない。「僕の人生ってこんな感じだよ。騎手時代もそうだった。でっち奉公のようなところから始まって、今に至るまでコツコツとね。でも、努力した者には必ずご褒美があるから」。最後のダービーを前に、その表情は実に穏やかだった。厩舎開業は79年の秋。10馬房からのスタートだった。念願のダービー初挑戦は8年後の87年。ヤマニンアーデン(16着)が扉を開いた。「ダービーは雲の上のような存在だった。参加できて素直にうれしかった」。だが、次のチャンスは簡単には巡ってこなかった。「ようやくトンネルを抜けた」と振り返る2度目は何と13年後の00年。アタラクシアが見せ場たっぷりの3着に食い込んだ。「直線で馬の顔が見えたときは力が入った。あのあたりから自分のなかでダービーが基点になった」。やっと雲の上が見えた瞬間だった。
そして05年。ついに“あの馬”と出会う。「別格」と表現するディープインパクトだ。単勝1・1倍。結果は2着に5馬身差をつける圧勝劇を演じた。「巡り合えて幸せだった。獲れないで終わる人が多いなか、あの感動を味わえた」。一度味わってしまえばもう虜(とりこ)。毎年狙わずにはいられない理由がそこにはある。
元気いっぱいな池江郎師も、来年の2月で定年を迎える。今回が最後の挑戦。皐月賞終了時点では賞金面をクリアしている管理馬がダート路線のバーディバーディしかいなかったが、素質馬2頭がギリギリで出走にこぎつけた。「トゥザグローリーはまだまだこれからの馬だが、いいものはある。馬体も絞れて良くなっている。でも、完成度という点ではリルダヴァルの方が上。骨折明けから復帰して、軌道に乗ってきた。どちらも18頭に入って、ダービーを勝つ権利を得た。私としても悔いが残らないように全力投球で頑張りたい」人事を尽くして天命を待つが、時として競馬の神様は“粋な演出”をする。それはまじめに、コツコツ努力してきた者だけに与えられる。競馬一筋に務めてきた名伯楽に、最後のご褒美があってもいい。
24日の浦和競馬7Rでスタート直後に落馬し、右腰を打撲した戸崎圭太騎手(29)=大井・香取=は、痛みがひかないため25、26、27日の浦和競馬の騎乗を取りやめた。なお、28日の浦和競馬については、出馬が確定する26日の状態を見て決められるが、騎乗する見通し。初の日本ダービー挑戦となるトゥザグローリーにも騎乗する予定。
このコンビは“必然”だったのかもしれない。運命に導かれるかのように、リルダヴァルとともに世代の頂点を目指すことになった。人馬ともに、ギリギリでダービーへの参戦が決定。福永は「出られて良かった」と胸をなで下ろした。ダービートライアルの青葉賞。福永はハートビートソングとのコンビで出走権を目指した。結果は激しい2着争いに敗れて痛恨の3着。その夢を打ち砕いた馬こそが、池江郎厩舎のトゥザグローリーだった。空きができた福永に合わせるかのように、リルダヴァルも直前で出走当確ラインに到達。偶然にしては出来過ぎの感もある。
初コンビを組んだ皐月賞は6着。続くマイルCは3着。「まだ骨折前の状態に戻っていないのでは。能力があるから走っているけど」とやや不満げだが、それは期待の裏返し。底力を信頼しているからこそ要求も高くなる。仕上げに関しては陣営に全権委任だが「ケガから復帰して2回使えたし、このまま順調に行ってほしい。きっちり仕上げてくれるでしょう。僕はしっかり乗るだけ」と気合十分。師の最後のダービーに花を添えるとともに、自身も初制覇の期待がかかる。
~会員募集中~
期間・料金・※重賞レースのみ・障害レースは除きます。
5月29日~6月13日 ¥6000(G1 2Rを含む)
締切 5月28日(金)14:30迄
6月19日~7月11日 ¥4500(G1 1Rを含む)
詳しくはプロフ&プチメにて
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