副腎が疲労していくとき、段階があります。

第1段階は警告期です。




この段階では自分でストレスを受けているという自覚がない状態です。

精神的には疲れを感じなくても 副腎に負担がかかり始めています。

以前より疲れやすく感じたり、代謝が落ちて太りやすくなる、風邪をひきやすい、寝つきが悪くなるまたは途中で起きてしまうなどの睡眠障害がみられることがあります。


この時点での、ストレスマネージメントや、足りない栄養素を補う食事がとても重要となります。


では第2期はどんな状態か次回に続きます。


副腎とはどんな臓器でしょうか?

副腎は腎臓の上にある小さな臓器です。小さく目立たない臓器ですが非常に重要な役割を果たしています。

副腎には皮質と髄質があります。

皮質から

①コルチゾール
②アルドステロン
③テストステロン

髄質から

④カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)

という非常に重要なホルモンが分泌されます。

おのおのの働きを見てみましょう。

①コルチゾールの作用と症候・疾患

・糖新生コントロール⇒高血糖、低血糖
・脂質の合成亢進⇒高脂血症、中心性肥満
・タンパク質の異化⇒筋萎縮
・免疫抑制⇒感染症
・骨代謝亢進⇒骨粗しょう症
・中枢神経障害⇒精神障害、抑うつ、不眠
・血液系の異常⇒好中球増加、リンパ球低下、凝固能亢進


②アルドステロンの作用と症候・疾患

・ナトリウムの貯留⇒高血圧・むくみ
・カリウムの排泄増加⇒筋力低下、低カリウム血症

③テストステロンの作用と症候・疾患

・性の機能分化に関与⇒女性の場合は無月経、不妊

④カテコールアミンの作用と症候・疾患

・交感神経亢進症状⇒高血圧、頻脈、発汗過多、パニック


こんなに小さな臓器ですが、実に様々な働きをしていることが理解できるかと思います。




ではこの副腎がストレスによってどんな反応を起こすのか次回に続きます。






副腎疲労・アドレナルファティーグを聞いたことはありますか?

名前は知らなくてもこんな症状が当てはまる方は多いのではないでしょうか。


□朝起きるのがつらい。

□熟睡できず、朝目が覚めても疲れがとれていない。

□甘いものや塩分が濃いもの(しょっぱいもの)が好き。

□エネルギーが不足している感じがする。元気が出ず、だるい。

□今までで来ていた日常的なことをやるのに一苦労する。

□性への興味が低下している。性欲がない。

□ストレスにうまく対処できない。小さなことでもイライラし人に八つ当たりしてしまう。

□風や呼吸器の感染症に罹りやすい。罹ってもなかなか治らない。ぶつけた傷も治りにくい。

□気持ちが落ち込む。うつっぽい感じがする。

□人生に何の意味も見いだせない。楽しいことがない。

□PMS(月経前症候群)が悪化している。
月経の始まる数日前から、腹痛・頭痛・肩こり・むくみ・便秘・下痢・眠気・気分の落ち込み
などが激しくなる。これらの症状は月経がはじまると軽快する。

□コーヒーやコーラなどのカフェインの入った飲み物やチョコレートを口にしないとやる気が出ない。

□ボーっとすることが多い。集中力が低下した。

□物忘れをすることが多くなった。昼食に何を食べたか思い出せないほど記憶力が落ちた気がする。

□食事をスキップするとぐったりしてしまう。

□甘いものを食べると元気になるが、その後だるくなる。

□我慢が出来なくなり、急にきれてしまう。

□夕食後の午後6時以降になると少しずつ元気になってくる。


― 本間良子先生著「しつこい疲れは副腎疲労が原因だった」より引用 ―


これらの症状が3つ以上当てはまる場合、副腎が疲弊しているサインの可能性があるのです。

副腎は肝臓と同じように痛みを感じない沈黙の臓器です。気付かぬうちに副腎が疲れて機能が低下しているケースが少なくありません。





では、あまり知られていない副腎の働きについて次に続きます。





※図はhttp://rootcause.jp/blog2/?p=136より引用させていただきました。