樹齢約500年として愛知県碧南市の天然記念物に指定されていた西方寺(同市浜寺町)のクロマツが枯死のため伐採され、幹の年輪を調べたところ樹齢約200年と判明した。長い間に誤って伝えられた模様だが、関係者は困惑気味だ。

 クロマツは高さ約10メートル、枝の広がりは25メートルほど、幹回り3メートル余り。一部が仏の姿に見えることから「弥陀(みだ)の松」と呼ばれて信者や住民に親しまれ、1975年に市の天然記念物に指定された。

 昨年秋から葉が黄土色に変わり、松食い虫の被害と判明。市の補助で薬剤散布などを繰り返したが、4月に枯死と診断され、今月7日に伐採された。幹の一部を切り取り、名古屋工大の研究室で年輪数を調べた結果、198だった。

 調査した同大都市社会工学科の庄建治朗助教(工学博士)は「樹齢の判定は幹に直径5ミリの穴を開けてみる成長錐(すい)やレントゲンによる方法が有力。伝承や外形だけの判断は難しく、誤差も珍しくない」と話す。天然記念物に指定した碧南市教委は「伝承を基本にした判断なので、ある程度の誤差はやむを得ないが、300年も差があるとは」と困惑した様子。

 清澤聡之住職は「1496年に寺が現在地へ移った記録があり、そのころ植えたのではと思ってきた。現在の本堂は1800年から20年がかりで建てられたと記録されており、樹齢200年ならその時の記念植樹かもしれない」と首をひねっている。【安間教雄】

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