2月のことば
マルジャン・サトラピ バジリコ株式会社
「お説教は嫌いだけど、一つだけ忠告するよ。
いつもお前の助けになることだよ。
この先おまえはたくさんのバカに出会うだろう。
そいつらに傷つけられたら、自分にこう言うんだ。
『こんなことをするのは、愚かな奴らだからだ』って。
そうすれば仕返しなんかしないですむ。
恨みや復讐ほど最悪なことはないんだから…
いつも毅然として、自分に公明正大でいるんだよ。」
この『ペルセポリス』は、イランで初の漫画ということで、一時期日本でも話題になりました。
主人公の少女マルジは、ちょうど、イスラム革命によって王政が打破され、その後、イラン・イラク戦争が起こった頃のイランに生きています。
日常的にデモが起こり、摘発され、親戚や知人が処刑されていくという環境でも、マルジも、そして個性的な両親も、強く、そしてユーモアたっぷりに生きています。
今回のセリフは、非常に危険になったイランから、両親が14歳のマルジを避難させることに決め、祖母とさいごの夜を過ごした際の、マルジの祖母のセリフです。
祖母の夫(マルジの祖父)も、国王に迫害され、投獄されており、祖母もそれに関係してえらい目にあってきたという経験があるにもかかわらず…、
なんて強いおばあちゃんなんだろうと、平和な日本で、ヌクヌク生きてるくせに、心が狭いべにいもも感激しました。
このおばあちゃん、苦労してるわりに、ものっすごくおしゃれで、バストの形を維持するために、毎朝、毎晩バストを冷水にさらし(胸の形キープにきくとか)、ブラジャーにはジャスミンの花を入れています。
苦労しているのに苦労を顔に出さず、毅然としながら美しい、彼女みたいな女性になりたいと思いました。


