■帝京科学大、CDメーカー、ペットショップ共同開発

 留守番中に部屋で暴れる室内犬に聴かせるとおとなしくなるという音楽CDが、ペットブームを背景に話題になりつつある。「~Dreams for Dogs~(ドリームス・フォー・ドッグス)」。帝京科学大学(東京都足立区)とCDメーカー、ペットショップの三者が共同開発した。実験結果をまとめた論文を北欧スウェーデンで7月に開催する国際的な学会の会議で発表するという。

 留守中にほえ続けたり、部屋に置いてあるものを噛(か)んだりする室内犬に悩む飼い主が増えている。CDは、こうした室内犬を音楽でおとなしくさせようと企画。同大の生命環境学部アニマルサイエンス学科の小川家資(いえじ)教授が中心となり昨年4月から約5カ月、実験した。

 一人暮らしの同大の学生とペットの犬(小型から中型の室内犬)計8組に対し(1)単調なクラシック音楽(2)こうした音楽に人も犬も不快にならない程度の生活音を混ぜたもの(3)抑揚のあるクラシック音楽のみ-など計6種類の音楽を毎週5日間、計5週間連続で聴かせた。すると、(2)では飼い主の外出が長時間の場合、犬がおとなしくなって眠り始めるなど効果があったという。

 CDには実験に使った約300曲の中から、効果が高かったチャイコフスキーの「花のワルツ」やスメタナの「モルダウ(我が祖国より)」など全11曲を収録。どの楽曲にも、ごく小音量で子犬やカラスの鳴き声や食器がカチャカチャ鳴る音など、日常生活ではごく普通の生活音を混入してある。4月下旬からペットショップを中心に扱っているが、口コミで話題を集め始めているという。

 小川教授らは、7月1日~4日にスウェーデン・ストックホルムで開かれる「人と動物の関係学会国際会議(IAHAIO)」に出席し、このCDの効果を裏付ける実験の概要や結果をまとめた論文を同3日に発表する。

 小川教授は「犬がクラシック音楽を理解するとは思えないが、混入させた生活音が犬たちに安心感を与えているようだ。あまり期待せず実験に入ったが、6種類の音楽でそれぞれ大きな反応の違いが見られ、予想以上の成果を得た」と話している。(岡田敏一)

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