新型レガシィの電動パーキングブレーキについて考える
今度のレガシィには、馴染みのない「電動パーキングブレーキ」なるものが装備されている。
(これにより機械式のサイドブレーキレバーはなくなった)
操作マニュアルに、次の場合にアクセルペダルを踏む(マニュアル車はクラッチをつなぎつつ)と電動パーキングブレーキが自動的に解除されるとある。
(メーター内のブレーキ警告灯および電動パーキングブレーキスイッチ表示灯が消灯するそうですが)
・全てのドアが閉まっている。
・運転席シートベルトを装着している。
実は、2回目の試乗の後、HPで調べてお目当てのGTのSパッケージの試乗車があるとされるDへ行ったのですが、結局25iのSパッケージしかなかったのですが、またまた試乗したとき、Dレンジに入れてブレーキペダルを放した状態のままで試すと、車は確かに進みません。アクセルを踏むと進みました。
ここからが本題。
例えば、上記条件の状態に加えDレンジに入れていた。リヤシートにある荷物を取ろうと体を後席にひねって、手を伸ばした。
運悪く何かの拍子にアクセルペダルを踏んでしまった。
「パーキングブレーキが自動解除され、暴走、事故発生!!」
てなことが想定されると思うんですが...
また、フットブレーキが故障やベーパーロックになった場合、「電動パーキングブレーキのボタンを押し続けると、パーキングブレーキがかかる」とマニュアルに記載されている。
あんな目視で探さないといけない位置にあると、必死でハンドル操作で危険を回避しつつ、パドルでギヤをおとしつつ、スイッチ押すことなど不可能ではないか?
また、電装系のトラブルが発生したら?
「慣れたら、大丈夫!!」なんて論外。
慣れる前に起こったら、普段運転しない家族、友達、知人が運転してるときに発生したら...
今から凶器を運転する、逆に確実に凶器を停車さることを自らに意識するために、パーキングブレーキの操作は運転手にさせるべきなんじゃないでしょうか?
上記のような悲惨な状態に陥り可能性が考えられるんですが、安全を第1に考える、事故を発生させにくく設計する必要があるメーカーとしては責任を持てるのか?
(人間はルーズであり過ちを犯す生き物です)
スバルは今まで(エクシーガが出るまで)、助手席側からも操作できサイドハンドブレーキを装備していて、安全には十分配慮していると感心していましたが、スイッチの位置も含めて今回の電動パーキングブレーキ採用はいかがなもんでしょう?
何でも自動にすればいいっていうものではないと思うんですが、メーカーはこれに起因する事故が起きた場合は、どう対処するの?
やっぱり、購入に踏み切れない。
早々に廃止して欲しい...
※この記事は、SUBARU BLOG の『新型レガシィ トラックバックキャンペーン 』に参加しています。
「ニックネーム 道楽野郎」