日活
ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル 「es[エス]」
出演:ブルーノ・ガンツ「ベルリン・天使の詩」「永遠と一日」
    アレクサンドラ・マリア・ラーラ
    ユリアーネ・ケーラー
この作品は3年間ヒトラーの秘書を勤めたトラウデル・ユンゲの手記をもとにして撮られた映画である 
1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。 彼女はヒトラ-最後の秘書である。彼女は徐々に追い詰められたヒトラ-の最後を見た唯一の女性だった。
1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。 もはや勝ち目のない戦争だった。
ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、秘書のユンゲもあとに続く。 地下室の生活の中で彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。
ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、
戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。
そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。
  

  
  
  
この映画はネットで公開になると聞いた時、絶対に観たいと思った。
何故なら今まではユダヤ人虐殺や戦争の事書いた作品ってたくさんあったけど、ヒトラ-側の映画ってなかったから。
いつもヒトラ-は冷静で残酷で人間として考えられないユダヤ人虐殺をやってのけた人で最後は狂って死んでいったイメ-ジしかなかった。
あれだけの人々を苦しめたり死なせたヒトラ-という人物がどの様に最期を迎えたのか?非常に興味がありました。
  
私がこの映画を観て思っって衝撃的だったのは、ヒトラーは最期まで正気だったという事だった。 本当に最後まで正気で・・・・妻と自殺をした・・・
正気な人間なのに、最後まであの悲惨な戦争を終わらせるという判断はしなかった。最後まで勝つと思っていた・・・・
救われない。彼は別の意味で戦争犠牲者なのかもしれない。ユダヤ人やドイツ人と同じように全世界の戦争犠牲者なのかもしれない。
主演を演じたブルーノ・ガンツは私の記憶の中にいるヒトラ-そっくりでした。
だから映画を見ているという感覚ではなく、映像を見ているような感覚に陥りました。
私はこの戦争について、知識があまりなかった気がしました。ドイツが戦場になってドイツ人のいっぱい殺されて・・・・本当に悲惨な戦争だったという実感がわきました。
もうかなり昔の話で私たち世代は全然真実を知らされていない・・・・・
でも改めて戦争という間違いを絶対繰り返してはいけないという事を思い知らされました。
晩年のヒトラーは、部下たちの助言にもなかなか耳を貸さず、強いドイツを最期まで疑わなかったが(こういうところが独裁者なのかな?)、女性や身内にはやさしく、紳士だったのに驚きました。普通のおじいさんだったのにはびっくりしました。でもユダヤ人大虐殺など、彼が作りあげたさまざまな残酷な行為は、どんなに彼が人にやさしくしても決して消えることはない。許せない行為。人が人の命を摘み取ってはいけない。ユダヤ人だからといって生きる権利を奪ってはいけない・・・・・・


久々にいい作品に出会いました。
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