官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機 (光文社新書)/光文社


福島第一原発事故の収束のために内閣官房参与として

原発事故対策のど真ん中で取組んだ田坂広志氏が、

退役後に真実を描いた本。

首都圏3000万人の避難勧告を出す直前まで事態が深刻

だったという危機的状態を赤裸々に開示。

冷温停止状態のウソや汚染水処理の問題、そして何より

解決策のない核のゴミの問題など原子力の専門家として

淡々としながらも強く警鐘を発する内容で、これが国民

に届いていないことを悔しく思う。

「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか/青土社


福島出身の社会学博士 開沼氏が原発村「フクシマ」の

秩序がどう作られたのかを鋭くえぐる内容で、外から

見ているとは違った面が見えてくる。

これまた真実。

「甘え」や「依存」など簡単に言えてしまうが、関わる人の

全てが利害関係を持つことの難しさがある。

とは言え、未来の子供たちに素晴らしい日本を残す、という

視点で考え、行動して行かなくていけないだろう。
福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)/集英社


アメリカで原子炉の設計、建築、運用、廃炉に関わる専門家が

今回の福島第一原発事故についてその危険性を分析した本。

最近では楽観的なことが言われ、マスコミもそれほど報道しなくなり、

自民党が原発を推進していくという、まるで事故を忘れたかの

ような対応に焦燥感と憤りを感じる。

この専門家の警鐘が、行き過ぎた警鐘だったと言うことに

なれば良いのだが。。

エネルギー革命 3.11後の新たな世界へ/日経BP社


311以降のエネルギーについて、当代の電力改革の最高峰の識者である

柏木教授と孫社長との対談本。

なぜ電力システム改革が必要なのか、そして何が出来るのか、

アジアを電力のグリッドでつないでしまうことの意義など

説得力のある内容。