ニンジンの奇跡 09106

テーマ:
ニンジンの奇跡―畑で学んだ病気にならない生き方 (講談社プラスアルファ新書)/赤峰 勝人
奇跡のりんご の木村氏と同様、完全無農薬、完全無化学肥料で
農業をされている赤峰氏による農業・病気にならない生き方
の指南書。
・複合汚染の怖さ
・4人に1人はアトピーの時代。その原因は石油を原料にした
化学合成物質。日本は国が認可しているもので389種類もある。
しかも動物実験のみで認可が下りたもののみ。

・年間の農薬使用は30万トン、化学肥料は300万トン。無農薬

 野菜でも化学肥料は使っている場合がほとんど。化学肥料は

 化学物質で分解されず、浸透圧で作物に入る。


・一日2食。玄米を中心に。コーヒーは陰性で体を冷やすので良くない。


・地表を境にして、「陽」である太陽に向かっていく葉や茎が「陰」、

 太陽を背にして地下にもぐっていく根が「陽」。陰陽を理解する。

 夏「陽」に育つ野菜は陰性で、冬「陰」に育つ野菜は陽性のもの。


・石油でつくった化学肥料は土にかえることはなく、何百年もその

 ままの形で残り続ける。人体に入った化学肥料などの化学物質 

 は分解されずに蓄積され、アトピーや癌を引き起こす。





赤峰氏は、近代農業とそれを何も考えずに受け入れる消費者に対して


警鐘を鳴らしているが、それだけでなく、ひどいアトピーの人の食事改善を


して1万人もの人を救ったり、農業実習で志高い農業従事者を育てようと


沢山の取組みをされている方。


自分の信念と役割に徹した生き方をしている、信念と実行の男。


書いてある内容も、生き様もかなり、かっこいい。


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リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)/木村 秋則

奇跡のリンゴ で木村氏の農業に対する熱い思いを知り鳥肌が立った。


本書は、木村氏自身が執筆したもので農家に向けて自然栽培の方法


を伝える実戦の書であり、農薬と肥料に依存する農のあり方に警告を


発する書でもある。


人生哲学も満載で、一流の人間が共通して持つ、自然や大いなるものの


存在に対する畏怖の念を持ち、自分の使命を全うする生き方に強い共感


を持つ。


私は究極の食材を社会に届けることに誇りを持っています。

農業者は食糧生産の裏で利用している生産資材によって、地球破壊を

続けていることに気づくべきだと思います。

世界の中で日本は、肥料・農薬使用量が一番多い国であります。


この地球は一人の所有物ではなく、人間だけのものではありません。

数字で表せない生産力を持つ地球を次の世代に渡すためにも、自然栽培

を農業者にお勧めします。


 私も少しは社会にお役に立って生きていけるなと思ったとき、この世に

生まれてよかったなと思いました。


 奇跡は努力の結晶だと言います。簡単にできたら苦労はありません。

一つずつ壁を越えて階段を上っていくごとに、また新たな壁が生まれます。

どうしたら壁をクリア出来るのか。知恵を振り絞っていくところに人生の

意義があります。



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自然農法 わら一本の革命/福岡 正信

奇跡のリンゴ の木村氏が、無農薬栽培のリンゴの農法を


確立できずに苦しみながら試行錯誤をしているときに、何度


も読んで参考にしたというのが本書。


農業に関する本ではあるが、ほとんど哲学的な内容だ。


その農法は実にユニークで、土地の地力を高め、わらを


農地にまくだけという農法。農薬は一切使わずに、農薬を


使用した畑以上の収穫量があるという。


この農法がもっと普及し、安価で当たり前に無農薬栽培の


米や野菜など増えてほしいと願う。


著書である福岡氏は、そんな当たり前の世の中になって


ほしいと強く願い実践されている点がすごい。


友人も最近、自然の素材を使った無農薬栽培のビジネスに


乗り出した。


彼は、普通にスーパーで並ぶ野菜が、農薬をたっぷり使った


野菜などと同じ値段で買える社会を実現したいと言う。


そんな彼を心から尊敬し、必要があれば全力で協力したいと思う。

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農業が日本を救う/財部 誠一

農業が21世紀最大の成長産業になるという。


オーバーな表現だと思うが、間違いなく21世紀の日本


にとってより重要な産業になることは間違いないと思う。


本書では、農協が日本の農業をダメにしている構図


や農地族と呼ばれる既得権益にしがみついている


集団のこと、農地法のおかしな現状などに鋭く切り


込んであり、農業が正しく発展していくために改革が


必要だということが分かる。


一方、既存の農業の常識を打ち破り中東などに


日本の農作物を直接売込みに行く気骨な若手


農業経営者がいるなど、日本の農業も明るいと


思える話も多い。


若くて優秀な若者が多く農業の世界に行くことで


加速度的に変わっていくのかも知れない、と思う。


奇跡のリンゴ 09015

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奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録/石川 拓治

友人数人から推薦された本。


数百年に亘りリンゴの無農薬化は不可能とされていたものを、


狂気と言えるほどの執着心で、家族と自分を追い込みながら


絶対不可能を可能にした男の実話。


家族をこれ以上苦しめる訳には行かないと死線を越える決意をした


時に、奇跡的に解決の糸口を見つけたことはただの偶然ではなく、


サムシンググレートに導かれたのだろう、と思う。


多くの偉大な実績を残された方が一様に、超えられない壁に


ぶち当たってどうにもならないまで考えた時に、自ずと解決策


が表れる体験をしているが、木村氏も同じように死ぬほど努力


したからこそ、導かれたのではないだろうか。


これは奇跡のリンゴが出来ました、というレベルの話ではなく、


人生の普遍的な真実だと言える。



不可能を不可能としてしまうことで思考停止していないだろうか。


そしてここまで人生に対し、コミットしていることがあるだろうか。



色んなことを深く考えさせられる内容で、大いに刺激を受ける。