マグマ 11026

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マグマ (角川文庫)/真山 仁






経済小説で有名な真山仁氏が書いた、反原発=地熱推進




をエキサイティングに書いた小説で面白い。




初版が2008年だが、まさに現在福島原発の危険性を予言するかの




ような内容。




原発の利権構造にまみれた原発推進派と、未来の人類のために




原発をなくし、クリーンエネルギーで半永久的に発熱出来る




地熱発電を広げる地熱族とのせめぎ合いがリアルで、バカバカしい。




経済を停滞させてはいけない、現在の生活レベルを維持しなくては




いけないという大義名分に押され、我々世代が人類の未来を壊す




権利はないと思う。




その意味でも、地熱発電が技術的に確立し、日本のエネルギーの




主役を担う時代が来ることを願う。

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未来の家作りは、江戸時代に学ぶ。―「無添加住宅」の科学/秋田 憲司

新築の家から発生する化学物質が健康を害したり、


子供のアトピーの原因になっているということは周知の事実。


江戸時代の家作りに学び、シックハウスが全く発生しない住宅を


開発した株式会社無添加住宅 の秋田社長の著書で、


シックハウスの恐ろしさと、それを発生させない漆喰と無垢材を


使った家作りを解説した内容で、小さい子供がいる家庭の家作りに


とってとても参考になる。


実際、住宅展示場まで足を運んだところ、他社の住宅が化学物質


の匂いで頭がツンとするのに対し、株式会社無添加住宅の住宅は


全く嫌な匂いがしなく、空気がすっきりとした感じすら受けた。


小さい子供がいるので当然無添加の住宅を作りたいが、


引越時期と方角と土地の広さ、周辺環境などを含めて検討すると


なかなか良い家が見つからない・・。



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オルタナ 08194

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オルタナ 2009年1月号

環境省が5年連続で法制化を目指していながらも


産業界の猛反発にあいまだ実現できていないという

「環境税」。


これをいち早く取り入れた、フィンランドをはじめ


導入したヨーロッパ諸国の実態をレポート。


ヨーロッパの本気度合は素晴らしいと思う反面、


排出権取引などで金儲けの道具として使う面など


微妙な一面もある。


それでも日本が現状のままで良い訳はないので、


ヨーロッパを見習ったほうが良いのではないだろうか。


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今回の特集は、ポストブッシュ、環境大国へ。


オバマ、マケインのどちらが勝っても脱・石油という政策を


今時点では発表しているので、取り急ぎ一安心。


アメリカは伝統的に、大統領次第で方針が180度変わるので、


少しはまともな国になるだろう。


他にコンビニの24時間営業は是か非か?というテーマも


面白い。


京都市が24時間経営に規制をかける検討を開始したら、


日本フランチャイズチェーン協会が猛反発。


経済優先じゃ、持続可能な社会は創れないのに。


企業には説明責任があるにも関わらず、京都市との話し合い


をボイコット。。。


コンビニは、功より圧倒的に罪のほうが大きいと、思う。

オルタナ 08150

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オルタナ 2008年9月号[雑誌]

オルタナは、環境と社会貢献と「志」のビジネス情報誌とのこと。


編集長は、【社員をサーフィンに行かせよう 】の翻訳者の森氏


で友人を通じて知り合って以来、購読させて頂いている雑誌。


環境問題も社会貢献も最近の自分にとってど真ん中のテーマ


のため毎号楽しみにしている。


今回は「自然エネルギー」について。


本丸はやはり太陽光発電と風力発電のようだ。


太陽光発電は数年前まで世界一位だったがドイツに抜かれて


しまった。ドイツは国がソーラーパネル導入に補助金を出した


から一気に普及した。


日本は排出権取引で支払っている金額は7,000億を超えるとも。


そんな大金をEUに払ってEUを太らせる位なら、各家庭にソーラー


パネルを取り付けたほうがよっぽどCo2の排出の削減に繋がる


のではないか。


他にバイオエネルギーが食料危機と結びつく話などどれも参考


になる。


ほんとうの環境問題/池田 清彦

物事には必ず二面性がある。


・自動車が普及し便利になったけど、反面、交通事故で

 亡くなる人が増えてしまう。

 

・資本主義で豊かになったけど、反面、格差が生まれてしまう。


環境問題も同じで、豊かになれば、反面、環境破壊が拡大する。


また、氾濫する情報には正しい情報と間違った情報が混在する。


それ故、受け手の情報に対するリテラシーが求められる。


環境問題は、多分に二面性を含み、且つ、問題の原因と結果の


因果関係がまだ解明されていないため複雑な問題と言える。


本書では、以前読んだ限界を超えて とは真逆の主張ばかり


で、物事の二面性がいかに多いかを知ることが出来る。


何が正しいのかのほんとうのところは分からないので、本書


で言っていることが全て正しいとは思わないが、物事を動的・多面的


に見るという思考訓練としては、知的好奇心を刺激されて面白い。


ゴア氏の「不都合な真実」にあったようにCO2が環境問題


の諸悪の根源みたいな風潮の中、独自の視点と調査によって


自身の意見を堂々と主張する池田氏と養老氏は純粋にかっこよい。


両氏のように氾濫する情報を整理し、問題の本質を掴み、物事を


動的に考えて、独自の視点を持てるようになりたいものだ。


地球のなおし方 08047

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地球のなおし方/デニス・メドウズ

以前読んだ限界を超えて の著者が普及版として噛み砕いて


書いた本。


地球が加速度的に崩壊に向かっているという、最新コンピューター


での予測は、どれも悲観的なものばかり。


しかし著者もまだ可能性を持っている。


今ならまだギリギリ間に合うラインだということをまずは多くの人が


理解して、少しずつ行動を起こすことが改善への第一歩だと思う。


バタフライ効果 を信じ、まずは自分が行動を起こすことだ。



限界を超えて―生きるための選択/ドネラ・H. メドウズ

エコ・マインド で紹介されていた本を早速購入。


1992年に書かれた本で、その20年前の1972年にも同じテーマ


1972年にコンピューターで予測したより早い速度で地球


環境の崩壊が進んでいることが様々なデータで示される。


このデータを見る限り絶望的な気もするが、出来ること

はまだある。


筆者が何度も「今すぐやらなければ手遅れになる」と

言うが、それから15年経って状況はもっと悪くなって

いる。


子供達に素晴らしい地球を残すために自分に何が

出来るだろうか。


そんなことを真剣に考えさせる本だった。


この分野についてはもっと勉強しよう。自分なりの

考えをまとめられるように。


エコ・マインド 07153

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ECO・MIND―環境の教科書 (ベストセレクト 751)/竹田 恒泰

友人のI氏が強く購入を勧めた環境の本。


環境問題を現代から江戸時代までの時間的変遷、日本や世界の国々との横との比較などを含めて今の地球の置かれている立場と打開策のアイデアがかなり分かり易い平易な文章で書かれている、正に「環境の教科書」。


久しぶりに本の世界に入り込むほど集中したので、繰り返し読もう。


あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ/セヴァン カリス=スズキ

12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチを翻訳した本。


何度かテレビなどで見ていて一度読んでみたいと思っていた本。


まず、環境サミットでスピーチをすることになった経緯がとても12歳の子供の行動力とは思えない。この点にまず驚く。


そしてその内容が素晴らしい。


現在オトナと言われている世代が次世代のことを考えずに壊し続けている環境破壊に対して、


どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。


と言う。その通りだ。自分達の子供や孫の世代のことを考えて行動しているオトナがこの世界にどれだけいるのだろうか。


もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えば、この地球は素晴らしい星になるでしょう。私はまだ子供だけどそのことを知っています。


お聞きしますが、私たち子供達の未来を真剣に考えたことがありますか?


父はいつも不言実行、つまり、何を言うかではなく、何をするかでその人の値打ちが決まると言います。しかしあなたたちオトナがやっていることのせいで、私達は泣いています。                                  


あなたたちはいつも私達を愛していると言います。しかし、言わせてください。                              


もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動で示してください。


豊かさのため、便利さのため、私利私欲のため、金のため、市場経済のため・・・。様々な理由はあるだろうが世界中のオトナ達がインディアンのように、全ての決定を6世代先のことまで考えて決定する位の意識を持たなければ、すぐに地球は限界を迎えてしまう。


その時、被害を受けるのは自分達ではなく自分達の子孫なのだ。そのことを真剣に考えていく必要があると改めて考えさせられるスピーチだ。