28年目のハーフタイム (文春文庫)/金子 達仁

サッカー日本代表が28年ぶりに出場し、ブラジル代表を下した


“マイアミの奇跡”が起こったアトランタ五輪での実話を、監督や


多くの選手たちの取材を元に浮き彫りにしていくという内容。


人に勧められて気軽に読んだが、スポーツだけに限らず”チーム”


運営に関して参考になることがとても多かった。


・監督、リーダーは決してキレてはいけない

・攻めと守りが相互信頼の関係を気づかなければチームは

 瓦解する

・攻めばかりが注目されるチームは、守りが腐る

・監督・リーダーの言動に気をつける。影響度は想像以上に大きい


あたりまえのことだが、オリンピックという舞台ですら起きてしまう


ことなので、相当に意識しないとすぐに悪い方向に行ってしまう


ということを、リアリティを持って感じられた。


スポーツに関する本から以外な収穫が得られたことがうれしい。


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サクリファイス/近藤 史恵


分譲マンション屋さんのオススメ の本。


スポーツの本だと思って侮ってはいけなかった・・。


ロードレースにチームで勝つためエースと、エースを


支える脇役との人間関係がとてもリアル。


自らの成果とチームへの貢献との狭間で個を犠牲に


するその姿勢は、経営においても全く同じではないかと


思ってしまう。


二転三転する展開に時間を忘れてしまうほどはまり込んで


しまう内容でとても面白かった。


久しぶりに面白い小説に出会った。

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様々なスポーツでスポーツマンシップに溢れたプレーを

集めた内容。


スポーツマンシップに溢れたプレイは見ていて美しいし、

時に涙を誘うものもある。


それが出来るのは一流のスポーツマンだけのような

気がする。


スポーツで一流の人は、精神的にもの人間的にも

一流の域に行っているからだろう。


そんなことを感じさせてくれた一冊。

石田 靖司, MLB研究会
イチロー 魂の言葉

10月から新規事業の立ち上げと大学院が重なり激しく忙しい・・・。


仕事で週3日以上タクシーで帰りながら、週3日大学院に通い仕事と課題をこなしていく生活が始まってはや2ヶ月が経とうとしている。そんな中でも読書を続けているがいかんせんブログを更新する暇がない。


もう20冊以上更新出来ていないので順次アップして行こうと思う。


今回は久しぶりにスポーツ関連の本。


スポーツと言ってもイチロー本なので、スポーツというより自己啓発に近い内容だ。


この本を読んでイチローがイチローたる所以は、


1、子供の頃からプロ野球選手になるということを信じて疑わず父親もずっとそういい続けていた

2、誰にも負けない努力をしたと言い切れる

3、自分のスタイルを曲げない強い信念を持っている


ということだと理解した。


その全ての前提となるのが1番の気がした。


潜在意識にまでプロ野球選手になることを信じて、実現するために誰にも負けない努力をする。


この2つが重なればイチローレベルではないにしても、いずれの分野でプロというレベルまではいけるような気がする。


その先は、一流は天才を知るというように圧倒的な差を感じるのだろうが。


この本とは別で録画していたWBCで帰国していた時のインタビュービデオを観た。


日本を誰よりも愛しているという発言と行動にとても感動した。いつかはアメリカでつかんだことを日本社会に還元したいと言っていた。


選手としてはもちろん一流だが、人間性も一流だ。すばらしい。


小林 寛道
運動神経の科学
10年前、20年前の子供達に比べて今の子供達の運動能力はかなり落ちているという。

転んで手が出ないで顔を怪我する子も多いそうだ。
一方で、20代の若手アスリートで世界に通用する選手も多く出て来ている。
本書では、筋力を鍛えるのではなく、体幹を鍛えることで可能になるという。
その方法が様々紹介されていたが、息子が小学校を卒業する位まで運動神経が発達するような遊びを一緒に出来る父でいたいと思う。

吉井 妙子
神の肉体 清水宏保

昔から一流のスポーツ選手の精神力や人間性の高さにとても興味があった。


イチローや松井、マリナーズの長谷川 滋利 、ヤクルトの古田、室伏広治、中田英などがそうだ。


それらの一流のスポーツ選手の中にあってずっと気になる存在の選手がスピードスケートの清水宏保だった。


長野オリンピックの優勝インタビューのコメントを聞いていて只者じゃないと感じていた。


しかしそれ以降清水のコメントをテレビで聞いたことも本で読んだこともなかった。


しかしたまたまネットで清水の本があるのを知って即買い。


一流のスポーツ選手の精神力は常人では理解出来ない所まで達しているが、清水はその中でも段違いのレベルに達しているのではないかと思った。


幾つか抜粋。


「筋肉って賢いんですよ。それにずるいし。何度も同じような負荷を与えていると筋繊維に組み込まれた知覚神経が学習してしまって、それほど変化しなくなってしまう。だから毎年トレーニング内容を変えています。常に新しいものに挑戦していくとそれが自身にもなる。トレーニングで一番大事なのは、やったことに
よる自信を得ることなんです。」



「筋肉の破壊だけでいうなら、何も無酸素系のトレーニングをしなくても強い電気ショックを与えるなど機械的に出来ない事もないんです。しかし筋肉だけを破壊して再生させて進化させても、同時に筋肉を支配する脳も変容させなければ意味がない。幾ら筋肉を強化しても脳の指令の限界地が低ければ、筋肉も低いレベ
ルで留まってしまう。辛いトレーニングは脳も変容させるので、能力の限界を押し上げることになるんです。」


他にも驚愕の内容が多数あったが上げたらキリがないほどだ。


ここまで人間は肉体と精神を鍛えることが出来るのかと知らない世界を知ることが出来たような気がする。


清水は今まで自分のこの感覚を人に伝えることをしてこなかったが、今後は若手の育成のために積極的に伝えていくことにしたそうだ。


素晴らしい。


清水がコーチになれば世界に通用する選手を育成することが出来るという。一流の選手以上に一流のコーチになれると。


これだけの才能を持っている人は、次の世代に伝える義務と使命があると思う。


久しぶりに興奮する本に出会えた。

広瀬 一郎
スポーツ・マネジメント入門

月20冊を目標としているが、8月のビハインドを取り戻すことなく178冊で9月を終えた。

これから年末に向けて忙しくなるが習慣化するまで継続が重要だ。


この本は、東大スポーツマネジメントスクールの3冊目の課題図書。


1冊目が、スポーツマンシップを考える  で2冊目が、会社を変える戦略 超MBA流改革トレーニング  。


この本を読んで一番の気付きは、「スポーツ産業のマネジメントとして最も重要なのは、「勝敗」あるいは「チーム力」という不確実な要素に頼らない。」という点。


現在勤務先がスポンサードしているJリーグのチームはJ1とJ2の狭間にいる。


メインスポンサーという立場から様々な人気向上の施策を考えるが、心のどこかでチームが弱いのが全ての原因だと思ってしまっていた。


確かに新潟アルビレックスのように常勝チームでなくても、年間チケットを買う人が2万人もいるチームもある。


彼らは徹底してCS(顧客満足)を高めたことが人気チームとなったのだろう。スポンサードしているチームは、Jリーグ発足時の王者としての怠慢と、それによってCSを高める努力をしなかったことが現在の凋落に繋がっているのだろう。


まだまだCSを高める努力をすることでかつての人気を取り戻せるかも知れない。

広瀬 一郎
スポーツマンシップを考える

来月から東大スポーツマネジメントスクールの3期生としてスポーツマネジメントについて学びに行く。


全16回を3ヶ月で集中して受講するスクール。


プロスポーツ団体のマネージャーなどスポーツビジネスに携わる人が、体系的にスポーツビジネスを学べる
スクールということで、多くの人材を輩出している機関。


日本のスポーツビジネスは、ビジネス経験のない人達の勘で運営されていたため、経営として成り立たず撤退して行った団体がとても多い。


実際、仕事でスポーツビジネスに携わっているが、フロントの経営感覚の欠如っぷりには愕然とする。


将来的に教育事業を行うが、「健全な精神は健全な肉体に宿る」という考えがあるので、その実践のためにも今回のスクールで学ぶことが役立つのではないかと期待している。


この本は、そのスクールの課題本。


松井選手、サッカーの中田選手、F1の佐藤琢磨選手など一流のスポーツ選手の多くは、スポーツで卓越した技術を持っているだけでなく、人間性も非常に高く、時に人格者と思える言動をすると思う。


これはスポーツが人間形成の場であり、結果を出す過程において精神的な成長も伴っていったからだと推測する。


本文の川淵チェアマンも、「Jリーグアカデミー」という英才教育の機関を作り、技術を教えるのと、人間教育を半々位で実施するという。そこで、スポーツマンシップをきちんと指導し、フェアプレーの何たるかを指導し、一般的な社会教育をそこで教えることによって、社会の中できちんと生きていける子供達を育てるのだそうだ。


子供の頃にこのような教育を受けた人間は、上記の一流選手のように、人間性も兼ね備えた素晴らしい人物になるのだろう。


自身の経験においてもスポーツを経験した人間と、しないで育っ人間では抽象的な言い方だが、人間力が違う。


生きる意欲のようなものも違うように思う。これは、「健全な精神は、健全な肉体に宿る」ということなのだろうか。


スポーツを通じて、健全な肉体と精神を得て、人間性の高い人間となることが出来るのだと思う。


その意味でもスポーツマンシップの理解が広がり、子供達の人間形成に役立つ社会を創る必要があると思う。

飯塚 健司, 滝井 寿紀
アルビレックス新潟の奇跡―白鳥スタジアムに舞う

毎月20冊の読書を続けて来たが、今月は夏休みが
あったので最後の追い込みにも関わらず18冊しか
読めなかった。9月は22冊読もう。


会社であるJリーグのスポンサーをしていたので、その
参考になるかと思い、地域に根付いたチームとして大成功
したアルビレックスの奇跡を描いた本を読んでみた。


参考になることも多かったが、今のうちのチームに
当てはめることが出来ないので、工夫が必要。


スポーツビジネスは難しい。