山口多聞 12035

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山口多聞―空母「飛竜」に殉じた果断の提督 (PHP文庫)/PHP研究所


当時、世界に誇る日本海軍だったが人事で負けたと言われるように成績順で

出世が決まる海軍の人事制度が凡庸なリーダーを生み、結果的に

リーダーの保身や弱さのために多くの人が犠牲になる。

南雲・草鹿という最低なリーダーの直下で最後の武士とも言える

本物のリーダー山口多聞。

歴史にifはないが、もし南雲の上に山口多聞が入れば歴史が変わって

いただろう。

山口多聞のことに及んだ時のリーダーシップには男として惚れ惚れする。

自らもことに及んだ時はかくありたい。

戦争は人間的な営みである (戦争文化試論)/並木書房


著者で北海道大学の石川明人先生との食事会でご本人から頂いた本。

柔和なお人柄から想像出来ない刺激的なタイトルだが、実に考えさせられる

内容で戦争を哲学して、真剣に向き合うきっかけを与えてくれる名著。


日本人として知っておきたい近代史(明治篇) (PHP新書)/PHP研究所


中西輝政先生による近現代史を明治の傑物を中心に語る

という切り口。

吉田松陰、岩倉具視、大久保利通、伊藤博文、小村寿太郎、桂小五郎、

児玉源太郎、乃木希典を通じて近現代史を読み解くというアプローチが

興味深く、理解が深まる。

二重被爆 12019

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ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆 (朝日文庫)/朝日新聞出版


広島と長崎の両方の原爆被害にあった二重被爆者の山口彊氏

ずっと黙っていた体験を90歳過ぎてから後世に残さないと

いけないとその壮絶な体験をまとめた本。

原爆投下後の市内の様子など想像を絶する悲惨さで、決して

人類が忘れてはいけないことだと思う。