官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機 (光文社新書)/光文社


福島第一原発事故の収束のために内閣官房参与として

原発事故対策のど真ん中で取組んだ田坂広志氏が、

退役後に真実を描いた本。

首都圏3000万人の避難勧告を出す直前まで事態が深刻

だったという危機的状態を赤裸々に開示。

冷温停止状態のウソや汚染水処理の問題、そして何より

解決策のない核のゴミの問題など原子力の専門家として

淡々としながらも強く警鐘を発する内容で、これが国民

に届いていないことを悔しく思う。

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人間回復の経済学 (岩波新書)/岩波書店


本書は財政社会学的アプローチから、人間の全体性を

押しつぶしてしまうような現在の構造改革に異議を

申し立てる内容。

行き過ぎた資本主義が動物性を発揮し、人間性を破壊

していることを痛烈に批判し、人々が幸せになる人間性

回復の経済の必要性を示唆した内容で実に共感出来る。

経団連の爺様たちの発言を見ていると著者が言う教養

を全く感じないのは悲しい現実。

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逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)/平凡社


名著。

江戸から明治にかけての日本の世相と風俗を

異邦人による数多の文献を渉猟し、日本古来の

良さを再認識させる。同時に失ったものを提示

し、その意味を問うという素晴らしき大書。


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いかに生きるか 震災後の新たな日本を拓く7つの言葉/ソフトバンククリエイティブ


3.11以降の我々の生き方、働き方について田坂氏の示唆。

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もし、この東日本大震災を体験して、それでも、なお、

この国が変わらないとすれば、いつ、この国は、変わる

ことが出来るのか。

もしこれほどの大震災によっても、なお、この国が変わらない

とすれば、では、何がやってくれば、この国は、変わることが

出来るのか。

そして、もし、これほどの大震災によっても、この国が

変わらないとすれば、

この震災で犠牲になった無数の方々が、その尊い命を

賭して、我々に教えてくれようとしてくれたことは、

何の意味があったのか。

その命を、我々は、決して、無にしてはならない。

これらの方々が、その尊い命を賭して、我々に託してくれた思い。

 この日本という国は、生まれ変わらなければならない。

 この日本という国は、永く続いた混迷の時代を超え、
 
 素晴らしい国へと生まれ変わらなければならない。

その願いを、我々は、決して、無にしてはならない。
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残念ながら自民党が圧勝し、元に戻ってしまう。すなわち

後退するという事態になってしまいそうだ。

今変わらなければいつ変われるのか・・・。

君と会えたから・・・/ディスカヴァー・トゥエンティワン



結婚式参列のお礼にと新婦から贈って頂いた本。

無気力な高校3年生男子と同級生の女子が出会い

彼女の父を通じて人生の成功のための7つの教え

をストーリー仕立てで教えるというもので、

後半涙ありで著者が伝えたいことがすっと

入ってくる。

中学生になったら息子に読ませたいと思える良書。


「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか/青土社


福島出身の社会学博士 開沼氏が原発村「フクシマ」の

秩序がどう作られたのかを鋭くえぐる内容で、外から

見ているとは違った面が見えてくる。

これまた真実。

「甘え」や「依存」など簡単に言えてしまうが、関わる人の

全てが利害関係を持つことの難しさがある。

とは言え、未来の子供たちに素晴らしい日本を残す、という

視点で考え、行動して行かなくていけないだろう。
福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)/集英社


アメリカで原子炉の設計、建築、運用、廃炉に関わる専門家が

今回の福島第一原発事故についてその危険性を分析した本。

最近では楽観的なことが言われ、マスコミもそれほど報道しなくなり、

自民党が原発を推進していくという、まるで事故を忘れたかの

ような対応に焦燥感と憤りを感じる。

この専門家の警鐘が、行き過ぎた警鐘だったと言うことに

なれば良いのだが。。

一流たちの金言2  ~ひたむきな人生を送った~/致知出版社


20の感動ストーリーをまとめた本。

熊本の名校長の卒業式での最後の授業は何度読んでも涙が出てくる。。

「お前たちを高校に行かせるためにご両親は一生懸命働いて、

その金ばたくさん使いなさったぞ。そういうことを考えたことが

あるか。先生にお世話になりましたという前にまず親に感謝しろ。

心の底から親に迷惑を掛けた、苦労を掛けたと思う者は、今、

隣にいる親のその手ば握ってみろ。

その手がねぇ!18年間お前たちを育ててきた手だ。分かるか!

親の手をね、これまで握ったことがあったか?

お前たちが生まれた頃は柔らかい手をしておられた。

今、ゴツゴツとしておられるのは、お前たちを育てるために

大変な苦労をしてこられたからたい。それえお忘れるな。

18年間振り返って、親に本当にすまんかった、心から感謝

すると思う者は、今一度強く手を握れ。」

この時、あちこちから嗚咽が聞こえてくる。

「よし、目を開けろ。分かったや?私が教えたかったのはここたい。

親に感謝。親を大切にする授業、終わり」

親と子が抱き合って涙を流す、と言う。

素晴らしき授業。