36年の人生でもっとも大きな変化のあった2011年を振り返る。

2011年はこんな変化が起きることを1年前にはまったく想像していなかった。

以下備忘録として。


■家族
・今年も家族で多くの時間を過ごす。
 旅行にはたくさん行ったが特に宮崎は楽しかった。毎日大自然の中で
 遊びまくり、子供たちも1週間で逞しくなったように思う。
 やっぱり子供は自然と触れ合うことで強く逞しくなるのだと思う。

・長男は6歳9ヶ月、次男は3歳4ヶ月になった。
 長男は4月から小学生になった。生まれた日のことを昨日のことのように
 覚えている長男がもう小学生とはうれしくもあり時間が経つ早さに寂しさ
 をおぼえる。
 長男は初のスノボも1時間で滑れるようになる程運動神経が良いが、運動会
 でリレー選手に選ばれたことは本人にとっても自信になったようだ。

 そして今年の長男との最大のトピックスは生まれた時から決めていた
 「父と子の勉強会」を長男の入学式の日から始めたこと。

 「父と子の勉強会」は人として正しいことの判断基準、リーダーに
 必要な修養を身に付けることを目的として、神話、論語、修身を教材に
 して素読と読み聞かせを柱に、普段学校で起きたことについて議論したり、 
 父から大切と思うことを教える場となっている。
 孔子が人生で一番大切な教えは「恕」(人への思いやり)とされたが、
 我が家では次男に対していじめてたりすると「恕が足りないな」と叱る
 など、普段の生活に学びが浸透していることがひとつの成果。
 今年は4月から35回ほど実施したので、小学校を卒業するまでは続けたい。

・次男はスポーツ教育で有名な幼稚園に4月から入園。
 体育→徳育→知育の順で教育していくべきだという考えなので、この
 スポーツ幼稚園のひたすら体を動かすという方針に共感しての入園。 
 ままに甘えたい時期にも関わらず小さい体でリュックを背負って毎日 
 元気に登園する姿はかわいすぎる。
 長男と性格がまったく違い、意思の強さはこの子の特徴かも知れない。
 
 二人にはとにかく元気で逞しい子に育ってほしいと思う。
 

■震災 3.11
・今年は3.11について触れねばならない。
 多くの人が犠牲になり、自分の生き方も変えた大震災。そして原発事故。
 各国から寄せられる日本人の忍耐強さと秩序正しさに対する賞賛とは
 うらはらに日本のリーダー層の無能さと、官僚・東電の無責任さ、マスゴミ
 による世論操作など日本の権力構造の末期症状を見た。
 竜馬が言った「日本を今一度、洗濯いたし申し候」とはまさにこのことだろう。
 
 原発はそれまで反対だが仕方ないものという程度の認識しかなかったが、
 10万年先まで人類に禍根を残すものを平気で作り続けているというのは人間の
 傲慢さの象徴であるという認識に至る。
 
 先人が守り継承してくれた日本と地球を、今たまたま生きている我々がこれほど
 までに地球を汚してしまったことに対してなんと説明するのか。
 
 この危機に自分は何が出来るのかを脳みそがちぎれるほど悩んだ結果、原発を
 無くし、自然エネルギーで代替出来る社会を築こう、と生き方を変える決断をした。

 この震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、この大震災は、
「いい加減に気づき改めよ」、という天からのメッセージと受取り、
 自らが出来ることの行動を起こすことにした。


■サイバーエージェント
・3.11をきっかけに生き方を変える決断をしたため、創業期の1999年4月から12年半
 働いたサイバーエージェントを離れた。
 社員8人、売上4千万円で赤字だった会社が、社員2,100人、売上1,195億円、
営利143億、アメーバをはじめとする人のライフスタイルを変えるような
サービスを幾つも持つ会社に育った。
 この成長を内部から見れたことはビジネス人生において大変貴重な経験と言える。
 
 営業、社長室、事業責任者と多くの仕事を任され、そして相当自由にやらせて
 もらい成長することが出来た。
 挑戦し続けることを誓い、多くの失敗もしたが、微力だが会社の成長に貢献したと
 言える事業も創ることが出来た。
 
 インターネットの黎明期から、人のライフスタイルを激変させる可能性を信じ、
 そして、「21世紀を代表する会社をつくる」というビジョンに共感し、
 成長産業であるネット業界を盛り上げ、日本の国力を高めるという思いで
 今までやって来た。

 創業期メンバーとして会社が成長する喜びと責任を感じて働いていたため
 辞めるということを考えもしなかったし、そんな必要は少しも無かっただけに
 辞めるとなると何とも言えない寂しさを感じた。

 藤田社長や日高副社長、西條COOには感謝してもし切れない。一緒に
 働けたことを誇りに思う。この恩はいつか返したい。

 そして、一緒に働いた戦友とも言える多くの社員に心から感謝したい。
 1000人近いサイバーエージェント社員と関わったと思うが、多くの人が
 優秀で、志が高く、インターネットと会社を愛し、日本を元気にするような
 サービスを創りたいと思って全力で働いている。
 こんな人たちと働けたことは本当に幸せなことだった。
 
 また、12年半で多くのお客様にお世話になり、成長させて頂いた。
 家族ぐるみでお付き合いさせて頂いている方や一生ビジネスマン
 として指導して頂きたいと思える方にもお会いできた。

 自分がどれだけお役に立てたかは分からないが、今の自分があるのは
 今まで関係したすべての方のおかげである。
 感謝しているという言葉では表すことが出来ない。

 
■ソフトバンク
 2011年11月1日よりソフトバンクにてエネルギーを担当するため
 社長室にてお世話になることになった。
 
 ソフトバンクアカデミアの外部1期生として入校していた関係で
 孫社長に「ソフトバンクの自然エネルギー戦略」を提案する機会があり、
 「一緒にやろう」と声をかけて頂いたことがきっかけだ。
 
 今までインターネットしか知らずに来たので、エネルギーは全くの
 素人だが、自然エネルギーを経済合理性のあるレベルにまで普及させる
 ことで原発のない安心安全な社会を築くことに貢献したいと思う。

 理想だと言われようが、先人が時に命を懸け守り継承してくれた
 日本というバトンを、少しでも磨いて子供や孫世代に渡していきたいと
 思うし、その責任が今の我々世代にはあると思う。

 送電線の分離・電気事業法などの改革が本格化する2012年は 
 想像以上のスピードで動きがあると思うので、この機会を逃してはならない。

 足りない能力を仕事量でカバーするという稚拙な方法にて
 1年の勝負に全力で挑むのみ。

  
■その他 
 ・読書 
  311以降自分の内面と向合う時間を多くし意識的に本を読まない
  ようにした。後半はエネルギー関連の本や雑誌を読みキャッチ
  アップしたが、2012年もこの傾向が続くだろう。

 ・健康 
  大変ありがたいことに退職が決まってから3か月ほぼ毎日
  送別会をして頂いたため肝臓に障害が。
  11月以降殆ど飲んでないので、2012年も無駄に酒を飲まないように
  しよう。 
  2011年は禁酒日116日、2日連続禁酒35回と昨年より禁酒が出来た。

 ・親友の選挙
  ここ5年ほど「人生をどう生きるのか」ということを語り合った親友が
  政治家になる決断をし、見事行田市の市会議員として当選した。 
  街頭で有権者に真剣に訴える姿を近くで見ていただけに、当選した時は
  我ごとのようにうれしかった。 
  高い志で頑張る親友と刺激し合いながらお互いのフィールドで事を成す。 


  
■来年の目標
 ・家族
  まず今回の決断を大歓迎で受け入れてくれた妻に感謝して、
  妻に報いたいと思うが、2012年は仕事に集中するため  
  家族との時間は削らざるを得ない。
  一緒に居られる時間を濃いものとし、常に支えてくれている
  ことに対し、言葉と態度で示して行こう。

 ・仕事
  明確に示すことが出来ないが、とにもかくにも1年。
  成果に集中してやるのみ。



激動の2011年を振返ると自分だけでなく、日本にとっても
世界にとっても大きな変換点だったのではないかと思う。
 
どこまで出来るか分からないが社会が大きく変わるこの
タイミングで自分に与えられた役割・使命を果たすべく
2012年は走り切ろう。


2011年12月31日
 

 



 

AD
政治家の殺し方/中田 宏
ショッキングなタイトルだが、前横浜市長の中田氏が
現職市長時代に暴力ではなく、ありもしないスキャンダルを
仕立てあげることで社会的抹殺をするというもの。

政治の世界を多少内側から見て来たが、本書にある

ようなことは現実にある。

市議会議員やリーダー層にいる人間が「今だけ自分だけ」

という恥ずべき考えで、これほど志の高い政治家を抹殺する

などありえないこと。

こうしたことが今の日本ではあちこちで起きているというのが

現実なのだろう。

日本国債 暴落のシナリオ/石角 完爾
日本の最大のアキレス腱である日本国債はここ10年位ずっと
注視して来たが、負債額が1000兆を越したことと欧州危機と震災で
もう爆発寸前の気がしてならない。
後2年というところか。
一度この国は破綻でも起こさないと気づかないのではないかと
思ってしまうが、なんとか避けられないものか。
子供たちの未来のために何がベストのシナリオなのか。
報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪 (幻冬舎新書)/上杉 隆

原発の報道に関しては情報操作も甚だしかった。

そんな中、上杉氏は直後より真っ当な報道をしていたと注目していた。


日本の権力構造のあほさをこの震災で良く分かった。

不思議なのはそれでも自分で情報を取り、自分で判断している大人が

著しく少なかったこと。

粉ミルクからセシウムが出たなどちゃんと情報を取っていれば数カ月後に

そうなることは分かり切ったこと。

せめて子供を持つ親には正しい情報を。

孫正義 世界20億人覇権の野望/大下 英治





ソフトバンク創業からアジアモバイルインターネットの覇権を

掴む戦略まで。

アリババの子会社であるタオバオは孫社長がジャック・マー

に迫り資金と人材まで出していたとは。さすがの先見性。

今後のアジア展開が興味深い。