致知 6月号 10044

テーマ:

櫻井よしこ氏と渡部昇一氏の民主党批判は、同じ危機感を


持つ者としてほぼ同意見。


なんとなく10年ぶりくらいに読んでいる島耕作シリーズの


弘兼 憲史氏が描く正統派の政治家マンガにも両氏と


似たような主張になっている。

加治隆介の議 (1) (ミスターマガジンKC (01))/弘兼 憲史
 

このマンガでも日本の借金が250億円もあり、このまま行くと


日本が破たんしてしまう、と15年以上前に言っている。


もう逆戻りできないのだと、改めて思う。


こども手当がもらえると喜ぶ親になってはいけない。


その借金を返すのは、子供や孫たちなのだ。


マンガでも、国民の無知と民度のレベルの低さ、マスコミの


稚拙さ、政治家の大衆迎合の3悪を説く。


民主党に変わり日本創新党の山田宏氏 のような気骨な政治家


が多数派になれば日本は確実に変わるのだが。


まずは国民がインディアンのように7代先まで考えるとまでは


いかなくとも、子供や孫の世代の幸せのために今の自分を


多少犠牲にするという精神と、自分の頭で考える賢さを


持つことがこの危機的な状態から抜け出す第一歩だと思う。




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致知 5月号 10043

テーマ:

北川 八郎氏の「徳のレンガを積んで生きる」というのが素晴らしい内容だ。


徳とは人を救うことのできる勇気のことだと。


また人に悲しみや苦悩から脱出する勇気を与えることが出来ること、と。


また徳の人とは、不満と怒りを人生から取り除いた人だという。


その現れ方は職種や役職によって様々で、例えば、経営者にとっての


徳は、社員の生活と安らぎを保障し、能力を引き出し、今の仕事が


人々の幸せに役立っている喜びを感じさせることになるのだと。


様々な挫折を通してカネや地位や名誉で自分を汚す愚かさを知り、


人に喜びと優しさを与える充実感を知るようになった人こそが


本当に目覚めた人であり、徳のある人と言えるのだ、と。


頭で分かっているということでは1%も徳を積んだことにならない。


行動に移せてこそ徳を積んだことになるのだ。


「徳を積んで生きる」。非常に深いテーマだからこそ人生を通じて


学んでいくテーマなのかも知れない。

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致知 4月号 10042

テーマ:

致知にしては珍しく30代女性同士の対談。


「人生は少しの気付きで好転できる」という内容。


人生はその人の考え方や行い次第でいくらでも変えられる、と。


他にも読み応えの特集が多く、気軽によめない唯一の雑誌である。

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「心の翼」の見つけ方/浜口 隆則

起業家支援をしている浜口氏が、数千人の起業家を見て


気付いた成功の意外な法則を8つ示した書。


法則1 自分に出来ないという思い込みを捨てる


法則2 失敗しちゃいけないという思い込みを捨てる


法則3 仕事は嫌なことおちう思いこみを捨てる


法則4 運はコントロールできないという思い込みを捨てる


法則5 お金は汚いものという思い込みを捨てる


法則6 自分らしさは悪いことという思い込みを捨てる


法則7 成功しないと幸せになれないという思い込みを捨てる


法則8自分は一人で生きているという思い込みを捨てる


「思い込み=常識」を捨てれば世界が変わるということだ。


法則だけを見ると意外でもなんでもなく、当たり前のことの


ように思うが、各々の法則のストーリーがうまくなるほどぉ、


そういうところあるよなぁ、とか、そういう人いるよね、と身近に


感じることができる。


がむしゃらに仕事をして、回りが見えていない若手や


自分に自信が持てない人に是非読んでほしい本、と思う。




日本人へ リーダー篇 (文春新書)/塩野 七生

ローマ史が専門の塩野 七生氏のエッセー。


古代ローマ史に興味がなかったので、塩野氏の文学に


触れたことが殆どなかったが、政治に関してのユニーク


な考え方は、なるほどぉと思うことも多い。


古代ローマ時代の話がちょいちょい入っていたが、


サブリミナル効果のようにローマの繁栄と消滅について


学びたくなった。

人を動かす 新装版/デール カーネギー
人を動かすという、操作主義的なタイトルが好きになれず
社会人1年目くらいに読んで以来10年以上ぶりに再読。
10年以上前に読んだ本だけに内容はほとんど覚えていなかったが、
やはり名著と言われるだけに日々の自分の言動に対して箴言の数々。
  • 人を動かす三原則
    • 批判も非難もしない。苦情もいわない。
    • 卒直で、誠実な評価を与える。
    • 強い欲求を起こさせる
  • 人に好かれる六原則
    • 誠実な関心を寄せる。
    • 笑顔で接する。
    • 名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。
    • 聞き手にまわる。
    • 相手の関心を見抜いて話題にする。
    • 重要感を与える―誠意をこめて。
  • 人を説得する十二原則
    • 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
    • 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
    • 自分の誤りをただちにこころよく認める。
    • おだやかに話す。
    • 相手が即座に'イエス'と答える問題を選ぶ。
    • 相手にしゃべらせる。
    • 相手に思いつかせる。
    • 人の身になる。
    • 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
    • 人の美しい心情に呼びかける。
    • 演出を考える。
    • 対抗意識を刺激する。
  • 人を変える九原則
    • まずほめる。
    • 遠まわしに注意を与える。
    • まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
    • 命令をせず、意見を求める。
    • 顔を立てる。
    • わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
    • 期待をかける。
    • 激励して、能力に自信を持たせる。
    • 喜んで協力させる。
叡智のひびき 天風哲人箴言註釈/中村 天風
中村天風氏の箴言集。
ここでも孔子の言葉。

「君子の道は忠恕のみ」

忠恕とは、正しき思いやり、ということ。正しき思いやりとは、

自分が、相手の立場になって考えるということ。

また、英国にも諺に、「他人の立場になって置いてみれば、

幸せな人生が送れる」、というものがあるらしい。

実際、自分以外の人の心持を理解し合うことが出来るという、

特殊能力を人間だけに賦与されているというのはなにゆえぞ、

と考えたら何事に対しても、まず、相手方の気持ちになって考えて

みることがすべてのことの解決をスムーズにする秘訣、だと。

イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)/P.F.ドラッカー

ビジネスに於いて一流と思うのはイノベーションを生み出す人。


そして、それを再現性を持って幾つもイノベーションを起こし、


成果を出し続ける人のこと。


但し、イノベーションというのは発明すべきではなく、生態系として


生み出すものという理解。


イノベーションを体系的にまとめたドラッカー本を読んだからと言って、


イノベーションが生み出せるようになる訳ではない。


しかしイノベーションを生み出すために気づきとなる点や過去の一流


企業の成功事例、失敗事例を頭に入れておくこと自体が意味の


あること。


その意味で、本書を繰り返し読むことでイノベーションの角度を


少しでもあげられると信じたい。。。





風の効用 10036

テーマ:
風邪の効用 (ちくま文庫)/野口 晴哉

我が家では風邪を引くとおめでとう、と言う。

子供であれば免疫力が付いて体が強くなるからだ。

大人であれば、免疫力が強くなるのと、一日5000個から8000個


生まれているという癌細胞が熱で消滅するからだ。


本書はそのスタンスに立ち、風邪は自然の健康法とまで言う。


風邪は喜ぶべきものという理解はあったが、自然の健康法


とまでは思ってなかった。なるほどぉ。

自分の小さな「箱」から脱出する方法/アービンジャー インスティチュート

対人関係がうまく行かない人が陥っている罠として、


①自分は頑張っているのに周りが認めてくれない

           ↓

②自己正当化して相手に原因があると非難・攻撃する

           ↓

③相手との距離が離れ、ますますコミュニケーションが取れなくなる


そして、最悪のケースでは病気になったり、退職や離婚という悲劇を繰り返す。


この仕組を小説風にして分かりやすく解説しているのが本書。


特にこの状態に入ってしまっている状態のことを「箱に入る」と表現


するところが面白い。


人の評価を気にすると何かと疲れるし、人の評価のために自分がどう


あるか、というのがそもそもおかしい。


孔子は2500年前に言っている。


生きる上で一番大事な事は何かという弟子の質問に、


『恕』であると。


恕とは、相手の立場になって考える、ということ。


相手の立場になって考えると、相手に自分がどう思われるとか


関係ないし、評価も必要ない。自分のことを分かってくれないと


箱に入り、相手を非難、攻撃することもない。むしろ感謝されて


人との関係がすこぶる良好になる。


要は、対人コミュニケーションがうまく行くためには、


・相手の立場になって考え行動する

・人の評価を気にせず、全ての原因は自分にあると思う


ということだと思う。


組織や夫婦など関わる人全てがこういう考えになればみんな


ハッピーになれるんだろうな、と。