チームの心を一つにする技術 “常勝リーダー”だけが知っている/村田 祐造



部署のメンバーが増えると自ずと人間関係の問題が出てきてしまう。

いくらチーム力が大事だと言っても中々全員に響かせることは難しい。

本書はそんなフロー状態に入れないチームに、在り方とやり方の

両面から、組織を内部から活性化させるための方法論に溢れている。


・人を動かす感情は、「恐怖」と「愛情」

 人は「愛情と感謝」を感じると、やる気が溢れてくる生き物。

・感謝の心がフロー状態を生み、フロー状態が挑戦の行動を成功に

 導く。

・メンバーの心の中に感謝の気持ちを分からせるには、

 リーダーが先にメンバーに敬意を払い、メンバ-の心の声を傾聴

 して、信頼関係を築くこと。

・チームが結果を出すためには、先に敬意と傾聴の心で、信頼関係

 の土台をつくり、お互いに感謝して、フロー感情が生まれやすくする。

・敬意と傾聴が頭で分かって、心で分かっていない状態は最悪。

・1日100回、「ありがとう」と感謝する。

後は実践あるのみ。


AD

CEOを育てる 10005

テーマ:
CEOを育てる―常勝企業の経営者選抜育成プログラム/ラム・チャラン

グローバルなエクセレントカンパニーのCEO養成の実例と


選抜・育成の方法を指南した内容。


卓越した能力と気力、人間性の全てを兼ね備えた人材を


どう見つけ出し、どう育てるかが本書のテーマ。


本書で出てくる卓越したリーダーと言えるような人が実在


するならば、人間じゃないと思えるほど完ぺきな人になってしまう。


しかし、徳と能力を磨き、卓越したリーダーになるための


イメージを沸かせるためには絶好の本かも知れない。


そして、その理想と現実の自分のギャップを強烈に感じさせて


くれるので、学びや気付きがとても多く役に立つ。

AD
悪意なき欺瞞/ジョン・K・ガルブレイス

著名経済学者・ガルブレイス氏による、経済をベースにした


世界的な欺瞞の数々を露わにした内容。


本書で明らかにされたことは、たった一つ。


それは、企業と企業経営者が現代経済社会を統治している


という現実についてである。


軍産複合体が良い例だし、資本主義システムもしかり、


中央銀行制度まで欺瞞だと喝破する。


普段何気なくそういうものだと思っていたことが、反対の側面


から見ると全く違ったという発見をいくつもさせてくれる。


物事を多面的に見るという点でとても刺激の多い本である。









AD

好き嫌いで人事 10003

テーマ:
好き嫌いで人事/松井 道夫


松井証券を万年下位証券会社から5大ネット証券に進化

させた松井社長による人事評価システムと松井社長の独特な

社長としての考えを論じた本。

変わり者の社長らしく、視点が大変斬新で面白い。

人事評価など、所詮人間が人間を見るのだから好き嫌い

で良いじゃないか、と。

合理さが根本なので共感できない部分も多々あるが、

納得できる部分も非常に多い不思議な人だ。

一度こんな独特で、激烈で、面白い社長のもとで

修行してみたいものである。

井深大の「教育論」―二十一世紀を生きるすべての日本人へ/井深 大


晩年、教育問題に力を入れていたソニー創業者・井深大氏の


教育論に関する書。


戦後に出来た教育基本法は、合理主義を基本として、役に立つ、


利益を生む、 生産的な人間機械を社会に供給すること


を狙いとしたものと言え、そこには、 ”立派な人間をつくる”ことの


配慮がなされていないと言う。


欧米のように個人を基本とした個人対社会という図式で考える国の


教育と、 儒教の教えを基本にした集団尊重の図式で考える日本の


ような国との教育は、まったく別物である、と。


GHQの指導によるアメリカ式の合理主義に基づいた教育が


行われていることでさまざまな歪が生じているというのが、


現実の日本の姿なのだ、と。今の日本は知育偏重の教育が


行われ、人間教育がないがしろにされてしまっているため、


二十一世紀を背負う士は育たないという危機感を強く持たれていたようだ。


二十一世紀を背負う幼児、少年達の教育に心血を注ぎ、次世代を担う


人づくりをされた井深氏は偉大である。