英霊の聲 09061

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三島由紀夫が、戦後の日本を憂い、特攻隊として散って


いった若者の声を現代に伝えようとした内容。


三島由紀夫が壮絶な最期を遂げたように、特攻隊員が


若者に乗り移った時の話などがリアルすぎて怖い。。。

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21世紀の歴史――未来の人類から見た世界/ジャック・アタリ

ヨーロッパ最高の知性”と称されるジャック・アタリ氏。


これまで、ソ連崩壊、金融バブル、新たなテロの脅威、


インターネットによる世界変化を予測し、見事に的中させてきた氏


が、未来の人類から見た世界を予測した内容。


アメリカ帝国の終焉と、次なる帝国を超える超帝国の出現、


紛争・戦争を超える超紛争の発生、民主主義を超える


超民主主義の出現などを、過去の歴史と、そこから導かれる


未来の予測が綿密に描かれており、その結末は、人類はおろか、


地球の未来もなくなってしまうような絶望的な世の中になってしまう


らしい。


しかし、人類の英知は、必ず軌道修正をするはずだ。


少なくともそうであってほしい。


息子たちが生きている時代が、幸せに満ちた世界であって


欲しいと願う。


そして未来を創る責任の一端が自分にあることもまた


真実であるのだ。




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新しい資本主義 (PHP新書)/原 丈人

原丈人氏の「21世紀の国富論/原 丈人 」を読み、社会をビジネス


の力で変えようという構想力と、意思の強さと、回りを巻き込む力


など明らかに只者ではない。


本書は国富論の第2章とも言える内容で、原氏が何を考え、


実行しているのかをまとめた内容。


偶然にも氏の講演会に参加でき、予定時刻を大幅に過ぎるほど


活況だった。


淡々と氏が理想とする社会の実現のために、自分が出来うることを、


国連や財務省などを巻き込んで、全力で取り組んでいる姿に


畏怖の念が湧きおこる。


ビジネスで超一流になれば、社会に対し、良い影響を拡げられる


という最良のケースと言えよう。



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致知6月号 09058

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今回の特集は、人間における「ユーモア」の研究。


ユーモアの研究と題し、松下幸之助氏や、夜と霧 のフランクル氏など


がいかにユーモアを大切にしていたのかと、その効用についての話。


確かに人間力溢れる人は、等しくユーモアに溢れた人だと言える。


ユーモアが回りを明るくし、組織として、何かを成し遂げるために


大きな後押しになるはず。


ユーモアを身につけるのは難しいが、そういう場を作る努力は


大切なんだろう、と思う。


クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法/バリー リバート

クラウドを使った新規事業を検討するにあたって参考にした本。


概念だけを知る意味では網羅されていて良いが、実際の


ビジネスに応用するにはとても足りない。


しかし、既存のビジネスにクラウドの概念を持ち込んだところ2つほど


面白いビジネスを考え付いた。


フィジビリティスタディでも十分イケる感触を掴んだので、


優先順位をつけてとりかかるのみ。


よき経営者の姿/伊丹 敬之

三枝匡氏との共著「日本の経営を創る 」で幾度となく紹介されていた本。


世の中に経営者は多いが、ホンモノの経営者は少ないと筆者は言う。


ホンモノの経営者(よき経営者)は3つの条件があるという。


1、高い志

 →私利私欲を追うのではない公の心を持ち、結果として何を人生で

   達成したいのかについて目標を高く持つ


2、仕事の場の大きさ

 →大きな仕事の場には、深い悩みとぎりぎりの決断を迫る状況が

  生まれるだろう。その決断の経験が経営者を育てる


3、思索の場の深さ

 →内省的な施策を大きな場で深く行う人は、大きなことを考え、

  大きく育つ。人は施策の場の深さとそこでものを考えるスケール

  の大きさに応じて育つ。


つまり、人は志の高さに応じて、仕事の場の大きさに応じて、

施策の場の深さに応じて、育つのである。


高い志と施策の場の深さを創るのは自分次第。


仕事の大きさも、少しずつ実績を作り、信頼を得て、大きな


仕事を得ていくのも結局は自分次第。


全ては、今の気の持ちようと、未来を見つめ努力することが


基本なのである。

ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)/ヴィカス スワラップ

友人から勧められた本で、「スラムドッグ$ミロオネア 」の原作に


なった本。


クイズ番組でみごと全問正解し、史上最高額の賞金を勝ち取った


少年が、不正として警察に逮捕される。


しかし少年の奇跡には、インドの最貧民の生活のなかで見た、


殺人、強盗、幼児虐待など、死の隣合せで見て来たものばかり。


フィックションだが、インドの現実は近いものだろうと自分がインド


を旅した10数年前に見たインドの片鱗から窺い知ることが出来る。


それまでバックパッカーで10カ国以上の国を回って来て何があって


も驚かないほど旅ズレしていた自分が、インドの現状を見てショックを


受けたことを思い出す。


街中には、牛が堂々と闊歩し、行方不明者を探すWANTEDの張り紙


がそこら中に貼られ、物乞いの少年少女の数に悲しくなり、


スラム街の汚さは想像を絶し、両手両足がなくスケボーのような


ものに乗った人に物乞いをされたのは一度や二度ではない。


この時ほど、自分はなんて恵まれているのだろうと思ったことは


人生に一度もなかった。


世界を22カ国放浪し、一番の気づきは、「自分がこの時代、


日本に生まれたことがどれほど奇跡なことかということと、


日本は、自分の努力次第で自分の人生を選択出来る稀有な国


であるという事実に腹の底から気づいたこと。」の2つだ。


本書を読み、改めて10数年前の感覚が甦り、ますます


未来につづく今を、もっともっとド真剣に生きていかなければ


いけないと気づかせてくれた。


プロフェッショナルマネジャー/ハロルド・ジェニーン

ユニクロの柳井氏が絶賛している本だが、数年前から本棚


を温めていただけだったので、思い切ってこの機会?に


一気に読破。


筆者はITTという米国の超巨大コングロマリットの会社の


元CEOで58四半期連続増収増益を果たした経営者。


経営をする上で非常に参考になることが多く、もっと早く


読むべきだったと少し後悔。


・3行の経営論

 本を読むときは、初めから終わりへと読む。

 ビジネスの経営はそれとは逆だ。

 終わりから始めて、そこへ到達するために出来る限りのことをするのだ。


・過失は恥でも不面目でもない。ビジネスにつきものの一面であり、

 重要なのは自己の過失に立ち向かい、それらを吟味し、それから

 学び、自己のなすべきことをすることだ。唯一の本当の間違いは、

 間違いを犯すことを恐れることである。


・成功によって平常心を失った経営者が、自分の良く知っている

 事業から、世界経済とか地域社会や国の社会的問題への分担

 責任と言ったほとんど無知で高級な哲学へと関心を移した時、

 本業が衰退する。

 外部での社会活動は、事業に固執することからは得られない 

 個人的自我の充足というのは、成功したビジネスマンを陥れる

 ために考案された最悪の罠のひとつである。


 →決して100%正しいとは思わないが、足元を疎かにするのは

   完全に本末転倒であるということだ。


・正確度に対する時間の逆比の法則


・経営者は経営しなくてはならぬ


・人は失敗から物事を学ぶのだ。成功から学ぶことはめったにない。


・完全に分別のある正常で謙虚な人々が、これまで経験したこと

 のない大きな権限を伴った地位についたとたん、狂ってしまった 

 例をたくさん見て来た。

 ―お前は成功を上手に扱うことが出来るのか?追従者のへつらい

   や称賛を適当な距離を持って流すことが出来るか?

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)/レイ・A. クロック

個人的には100害あって1利なしと思えるマクドナルド


の創業者の自伝ゆえ、普段であれば手に取ることもない


本だが、友人の強い勧めがあったため一読。


・契約書がいかに大切かということ。


・猛烈なスピードで会社が成長していく様子を追体験できる。


・52歳からの挑戦がすごい。


・経営層の人材がいかに重要かということ。


など、参考になることも幾つかあった。


しかし、良くも悪くもこれだけの影響力のある会社を創った氏に


敬意を評して読むべきなのだが、どうしてものめり込むことが


出来ない。。。。仕方ない。


超人類へ! 09052

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超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会/ラメズ・ナム

マイクロソフトでIEやOUTLOOKを開発したエンジニアの


一人であり、ナノテク企業のCEOも務める筆者が、


テクノロジーの進展を受け入れ、心や体の拡張・増強を果たし、


人間の可能性をさらに開花させようというトランスヒューマニズム


(超人間主義)について、先端技術の実験などの基に人間の


新たな可能性を検証していくという内容。


ファッションのように一時的に肌の色を変えたり、脳同士を結び


テレパシーのようにイメージや音声を伝え合えるようになったり、


老化を止め100歳を過ぎても若々しくいられるなど、完全に


SF映画に出て来た世界が、豊富な実験事例をもとに淡々と


語られてはっきり言ってかなり怖い。


トランスヒューマニズム信奉者からすればそんな未来が


待ち遠しいということになるのだろうが、息子が生きている間


にそんなおかしな世の中になるのは考えたくもない。