V字回復の経営 09025

テーマ:
V字回復の経営/三枝 匡

過去に何度か読んだときは、経営の一つの物語として


爽快に読み進めていたが、今度自らが事業再生に挑む


ことになり、真剣に読み進める。


ビジネスマンとしていずれかのタイミングでターンアラウンド


は経験してみたいと思っていたので、この機会を自らの


成長の機会と捉え、本書に書いてあるポイントを押えながら


進めていこう、と思う。

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「R25」のつくりかた (日経プレミアシリーズ)/藤井 大輔

「R25」という一時社会現象にまでなったフリーペーパー


の成り立ちについて書かれた本で、どういうコンセプト


で、どういう経緯で、どんなごたごたや紆余曲折があって


あの形になったのか、ということがよく分かる。


ターゲットの本音の引き出し方や、コンセプト作りは大い


に参考になる。


サービス開発や、メディア作りに関わる人は読んだほうが


良い1冊かと。

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農業が日本を救う/財部 誠一

農業が21世紀最大の成長産業になるという。


オーバーな表現だと思うが、間違いなく21世紀の日本


にとってより重要な産業になることは間違いないと思う。


本書では、農協が日本の農業をダメにしている構図


や農地族と呼ばれる既得権益にしがみついている


集団のこと、農地法のおかしな現状などに鋭く切り


込んであり、農業が正しく発展していくために改革が


必要だということが分かる。


一方、既存の農業の常識を打ち破り中東などに


日本の農作物を直接売込みに行く気骨な若手


農業経営者がいるなど、日本の農業も明るいと


思える話も多い。


若くて優秀な若者が多く農業の世界に行くことで


加速度的に変わっていくのかも知れない、と思う。


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人生バランスだ!

政治家志望の友人や政治に詳しい友人たちが最も


志高い政治家として平沼赳夫氏をあげる。


平沼氏曰く、政治家には、政治屋と政治家の2パターンの


人種があると。


政治家は、国家、国民、民族の安寧と平和を保つため、


哲学を持ち、己の信念を貫く人のことで、政治屋とは、


国家、国民、民族の安寧と平和よりも、大衆迎合で


一時的な人気取りをするひとのこと、だと。


今や、ほとんど政治屋ばかりに思う。


そんな中、平沼氏は相当に気骨な政治家だという


ことがわかった。こんな政治家がいたことを素直に


うれしく思う。


政治家の使命とは、国家、国民、民族の安寧と平和を


保つこと。そして、安寧と平和を保つた上では、歴史、


伝統、文化にしっかりと立脚していることが大切です。


そういう政治家の使命を果たすうえでは、たとえいかなる


困難が生じようとも、千万人といえども吾ゆかんという


気概がなければならない。哲学を持って、己の信念を


貫かなければならない。それが政治家としての条件


でしょう。


今後の活躍に期待したい。


落日燃ゆ 09021

テーマ:
落日燃ゆ (新潮文庫)/城山 三郎

城山三郎氏の代表作で、A級戦犯で処刑された7人の


うち唯一の文官であった広田弘毅を題材にした大作。


外相、首相として、外交によって日本を救おうと奔走した


広田を軍部が翻弄し、最悪のシナリオに突入していく様が


ありありと描かれていて、当時の空気感がリアルに伝わって


くる。


東京裁判では一切の弁明はしないと断言し、それを


貫き通した高潔な人。


自らの命が惜しければ弁明するだろうし、もし弁明して


いれば処刑は免れたはずだが、国家のリーダーとして


それをしなかったことは潔く、男を感じる。


今の政治家で、国家や国民のことを自分のこと以上に


考えられる高潔な政治家はどれほどいるのだろうか。


広田のような国家のリーダーの出現を待ち望む。

女ひとり玉砕の島を行く/笹 幸恵

先日ご一緒させて頂く機会のあった笹さんの遺骨収集


の活動に関する書。


無念の思いで異国の地に眠る240万人の先人の遺骨を


収集する活動をされている大変貴重な方。


遺骨収集と慰霊碑建立は厚生労働省管轄だが、民間委託


になっており、厚生労働省の人間は現場に足を運んだこと


がないという。


諸外国は立派な慰霊碑を多く建立し、現在も綺麗に保たれて


いるという。


先人に対する扱いのギャップに笹さんは憤りを隠さない。


戦後に生きる私たちに出来ることは、死んでいった兵士


達の冥福を祈り、その「死」に感謝することしかないはず


だ。それは彼らの築いた礎の元に生きる我々の当然の


義務である。


今後も彼女はこの活動を続けていくということなので、


何かしら協力していきたいと思う。





折れない心 09018

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明治から昭和の激動の時代に生きた哲学者、中村天風氏。


至言の言葉に溢れる。


□天の教え

「俺は運が悪いな」と思わないで、「ああ、何か自分の心構え


なり、方法なりに大きな間違いがあったのをこういう結果に


なって、天が教えてくれているんだなぁ」と考えないさい。


□調和を無視すると

たとえ力と勇気と信念を持って物事にあたっても、不完全


な成果しか得られないときがある。それは、「調和」を無視


した結果である。


□自分との約束を守れ

他人との約束を破ることよりも自分自身への約束を破る


ことくらい、大きな罪悪はない。なぜならば、自分自身への


約束は天と約束したことになるから。


□なぜこの世に生まれたのかを考えよ

人間は、この世に病むためでも煩悶や苦労をするために


生まれてきたのではない。


もっともっと重大で尊厳に満ちた使命を果たすために


生まれて来たものなのである。


たった一人の30年戦争/小野田 寛郎

終戦後、30年間もルバング島に潜伏し戦い続けた


小野田少尉の体験記。


30年間も日本の敗戦を信じず、家族とも決別し、戦い続けた


小野田少尉 の精神は尋常ではない。

そんな小野田少尉のこの言葉は重い。

私は洗浄での30年、「生きる」を真剣に考えた。戦前人々は


「命を惜しむな」と教えられ、死を覚悟して生きた。戦後、


日本人は「命を惜しまなければいけない」時代になった。


何かを命がけでやることを否定してしまった。


だが、死を意識しないことで、日本人は「生きる」ことを


おろそかにしてしまってはいなだろうか。



この時代の日本に生まれたことを改めて幸せに思うと同時に、



無駄に享楽的に生きてはいけないと痛感する。