竹中式マトリクス勉強法/竹中 平蔵


小泉内閣で経済財政政策担当大臣だった竹中平蔵氏


による勉強法に関する著書。


竹中氏ほどの人物でも相当な努力をして現在も勉強


し続けているという謙虚な姿勢に感心する。


勉強を「 記憶勉強」「 仕事勉強」「 趣味勉強」「 人生勉強」という、


4つのマトリクスに分類した上で、各種勉強について効果的な学習法を


提案した内容で、ビジネスや資格試験を目的とする勉強法関連の本が


多いご時世にあって、人生を豊かにするための勉強法も


提示しているところが共感する。


竹中氏ほどの人でも、「努力出来ることが、才能である」を信じ


努力し続けているのだから、凡人である自分が弛んでいてはいけない、


と背筋が伸びる思いがする。。。



メモ

・そもそも勉強は何のためにするのか。
 一言でいえば、今のあなたをもっと高めるためです。
・自分は将来的にどうなりたいのか、何をやりたいのか、を考え、
 その仕事に必要な能力を思い浮かべてみるのです。
 すると、自分には今どんな能力が足りないのか、今何をなすべきか、
 見えてくる。
・たゆまぬ努力を続けるのは、まずは「自分ならできる」と信じること。
 スポーツ選手だろうがビジネスパーソンだろうが、それは同じ。
 努力の裏には、「自分を信じる力」があるのです。
・何事も基本なくして、達成できることなどありえないのです。

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最近ホメオパシー を実践している。まだ始めたばかり


だが、早速効果が出始めているようでとても満足して


いる。


ホメオパシーとはWikipediaによると、


人が健康なら体も健康という基本的な考えの元に働きかけ、

心理的、感情的、精神的な状態に適合したレメディーを処方する。

このため、ホメオパスとのセッション(面会)では、十分な時間

(2時間程度の事が多い)をかけ、患者の心理的、精神的な状態や、

成長の過程、とくに過去の大きな問題についてのインタビューが

持たれる。そうして基本的な人のタイプを見て、現在の問題を

判断しレメディーが処方される。


とある。


本書は、自然治癒力を高めるための世界の代替医療を


紹介した内容。


特にホメオパシー、アントロポゾフィー医学、ハーブ療法、


アロマ療法、フラワー療法(レメディ)について詳細の


説明している。


いかに高尚な理想や志があろうが、健康でなければ


何もできないので、普段から自然治癒力を高める生活


を実践し、病気になりにくい体を作ることを意識していかねば。

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最近飲みの回数を劇的に減らしているからか、ちゃんと


毎週運動しているからか、体の調子がすこぶる良い。


外食ばかりだとどうしても偏った食事になるが、週5日


自宅で晩御飯を食べるようになると、自然食品で作った


和食中心の食事は美味しいし、健康にも良いのだろう。


本著は、体の部分を切り出して対処療法をする西洋医学


より、体を一つのかたまりとして全体を見て治療する


東洋医学を中心に、


・自然治癒力と免疫力を高める生活

・病気を予防するための代替医療の提案

・地域と共生する健康な生き方、考え方


についてまとめた本。


メモ

・癌検診で癌が発見できないこともある。

 癌の予防は難しい。生活習慣を整えるのが一番の予防。

・「場」のエネルギーの低い病院にはいかない。治る病気も

 治らなくなる。

・自然治癒力は病気を治すものではなく、病気が治る

 素地をつくるもの。

・口呼吸は病気の基。

・発ガン物質・・タバコ、食品添加物、農薬、大気汚染物質、

 水質汚染物質、肉や魚の焼け焦げ、カビ等

・ご飯食を中心とした食事は内臓脂肪が貯まらない。

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CosMos コスモス/アーヴィン・ラズロ

先日、新刊記念イベント に参加させて頂いたアービン・ラズロ博士の


CosMosを早速読んでみた。


この本は、ラズロ博士が、科学者の立場から宇宙を支配する


『一貫したルール』について説明した内容。


「万物(すべての生命、天体、自然、物質など)は、繋がっている」


という宇宙のルールを、最新科学の視点から解説。


また、通常人間が意識出来る世界とは別の4次元、5次元


の『アカシックフィールド』と呼ばれる世界があり、ここを通じて


宇宙の創造主や他者、世界と繋がっていると言う。


こういったスピリチュアルなことを科学者らしく、多くの最新科学


の実験で出た事実を元に解説していく。


この発想は禅、仏教、タオイズム、インド哲学などの


古の東洋思想に通じるものがある。


古の叡智に、ラズロ博士が科学的な見地を与えることで


今まで左脳で自分の理解できることしか理解しなかった現代人


に、宇宙の真理を伝えようとしているのかも知れない。


非情に難しい本だが、云わんとしていることがなんとなし


に理解出来る。


多くの分野の一流の人たちがラズロ博士と似たようなことを


言い始めているのは何かの予兆なのかも知れない。

未来を予見する「5つの法則」/田坂 広志

5章までは田坂氏の前作使える弁証法 とほぼ同じ


内容で、弁証法の5つの法則を説明。


田坂氏は、弁証法を使って未来は予測することはできない


が、未来を予見することはできる、と言う。


そして6章が、その弁証法を使ってこれから起きるパラダイム転換


田坂氏の視点で予見した内容。



1)マネタリー経済から、ボランタリー経済へ


2)享受型イノベーションから、参加型イノベーションへ


3)政治的民主主義から、経済・文化的民主主義へ


4)言語コミュニケーションから、非言語コミュニケーションへ


5)考える文化から、感じる文化へ


6)単一才能社会から、多重才能社会へ


7)単一人格社会から、多重人格社会へ


8)イデオロギーから、コスモロジーへ


9)一神教から、多神教へ


10)機械論的世界観から、生命論的世界観へ


11)科学技術と生命論的な智恵の融合


12)西洋文明から、東洋文明へ



田坂氏が指摘するように上記の12のパラダイム転換は


徐々に起きはじめていることを感じる。


弁証法で世の中を予見できるようになれば、世の中の変化を


いち早く見通せるようになり、1歩先回りをしたビジネスを


思いつくかも知れない。


しかも今まではパラダイム転換に100年単位でかかっていたが、


今はマウスイヤーの時代。


普段から世の中の微妙な変化を感じられるようアンテナ


を張っておき、弁証法で癖になるほど思考訓練をして


自分のものとしたい、と思う。


撃墜王坂井三郎―零戦に託したサムライ魂 (PHP文庫 ま 23-5 大きな字) (PHP文庫 ま 23-5 大きな字)/松田 十刻

日本海軍が誇るエース・パイロット坂井三郎氏の勇姿を


綴った本。


対戦中、零戦に乗って200回以上出撃し、64機もの敵機を


撃墜し、終戦まで戦い抜いた不撓不屈の男。


米軍との戦闘場面は手に汗握るシーンの連続で、その場


で自分が観戦しているような錯覚を覚えるほど。


63年前、太平洋上で飛行機同士が撃ち合うなどという


ゲームか映画の世界で見るようなシーンが実際行われて


いたのだということを改めて知ることで、戦争の不条理を


思い知る。


今の平和な状態に改めて感謝。


致知10月号 08159

テーマ:

考根論を提唱されている田中医師の話が面白い。


「心と腸は一体」と言い、東洋医学に照らし合わせて


人間にとての根は腸であり、腸が心と関係しているという


考根論を提唱している。


古くは江戸時代に日本の東洋医学を確立したと言われる


吉益東洞が「万病は腹に根ざす、これを持って病を診する


には腹を窺う」と言ったそうだ。


病気にならない生き方 の新谷医師も腸と病気の関係性


について指摘している。


腸を活性化させるためには


1.良く噛むこと

2.腹八分目

3.腸を冷やさないこと


だそうだ。


冷たいビールを好んで飲んでしまうのはよろしくないようだ。。


健全な精神は健全な肉体に宿るのだから、腸の健康を意識


して行こう。


アジアの曙―死線を越えて/武蔵 正道

第四の国難 で満州引き上げの地獄の惨劇を伝える書

として紹介されていた本。


義理の祖父母が満州引き揚げ組みで、その壮絶な


体験を妻は聞いたことがあると言う。


どれほどの過酷な体験をしたのかを少しでも追体験したいと


思い一気に読了。


著者の武藤氏は、170万人の朋友を救うため死を覚悟で


満州からの脱出を成功させ、日本で世論を起こして


引き揚げ船を派遣させ、100万人以上の日本人を救った


英雄。


途中、スパイと間違われ壮絶な拷問を経験するなど


まるで007のような世界を、現実に全力で生き抜いた人。


武藤氏が居なければ、妻と出会うことも、今の息子達


と出会うこともなかったことを考えると、感謝の念が


込み上げてくる。


正月に祖母から満州引き揚げの時の話をじっくり


聞いてみよう、と思う。


イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集 5)/P.F.ドラッカー

次なる新規事業のことで頭がいっぱいである。

弁証法を使って考えてみたり、社内外の新規事業

で成果を出した人との対話をしてみたり、合宿をして


みたり、ネットで海外の情報を収集してみたり、本も

読んでみたりするが、やっぱり難しい。

トレンドの芽をいち早く感じ取り、自社と自分の強み


を加えたビジネスを創り、社会に価値を創造する。


書いてしまえば簡単だが、社会に価値を提供したと


言えるほどの大きな事業を創ることは容易ではない。

本書では、イノベーションを起こしうる7つの機会、すなわち、

①予期せぬ成功と失敗

②ギャップ

③ニーズ

④産業構造の変化

⑤人口構造の変化

⑥認識の変化

⑦新しい知識


これらの機会をいかにイノベーションに結びつけるかということを


解説。


イノベーションの原理が体系化されているので、頭の整理にはなるが


具体論はないため、自分の業界に当てはめてじっくりと読んでみる。


残念ながらすぐに良いアイデアなど浮かんでは来ないが、脳みそ


への良い刺激となる。


繰り返し読んでみよう。

メモ
・イノベーションを行うことが出来るのは、市場や技術について卓越
 した能力を持つ分野である。新しいものは必ず問題に直面する。
 その時、その事業に通暁してなければうまくいかない。
・3つのべからず。第一に、懲りすぎてはいけない。懲りすぎた
 イノベーションはほとんど確実に失敗する。第二に、多角化
 してはならない。「なすべきこと」 一つに絞る。第三に、
 イノベーションは現在時点に役にたつことにする。
出現する未来 (講談社BIZ)/P. センゲ

センゲ氏は、学習する組織(ラーニング・オーガニゼーション)」という


コンセプトを提唱した著名な経営学者だが、工学系の分析的な


システム思考では物事の本質を捉えるのに限界があることを


認識し、その解決方法が仏教の思考を取り入れるという境地に至る。


それが、二元論的な思考をやめ、全体を内省することで新しい


未来が出現するというU理論を生み出す。




■第1ステップ(Sensing):下向き:意識の掘り下げ。

               世界の一部だという意識の高まり。

  現在持っている知識・経験・信念・価値観・枠組みなどを手放し、

  目の前のことをありのままにあるように見る。


■第2ステップ(Presensing):転換:物事の理解や、自己の認識の変化。

                  出現しつつある未来の認知


  第1ステップの状態を維持しつつ、全体を内省することで内側から
  自己と全体性を一体化するものから知が浮かび上がる。


■第3ステップ(Realizing): 世界の一部としての行動


  得られた答えを、すばやく行動する。そして実行を通して得られる

  フィードバックをありのままに観察・検証し、新たな活動をする




個々人が上記のように考え、望ましい未来を作っていくことで


社会が破滅の方向に進まずに済むとセンゲ氏は考えているようだ。


分かりづらい表現が多いが、詰まるところ、自分のことだけを


考えた行動を改め、一人一人が世界・人類・地球の構成要素の


一部との自覚を持って行動することで望ましい未来が出現する


ということが言いたいようだ。


ネイティブアメリカンのように7世代先の子孫のことを考えて、


物事を決定するというような叡智を、世界中の人々が持たなければ


サステイナブルな世界は創れないだろう。