超速!最新日本近現代史の流れ―つかみにくい近現代を一気に攻略! (大学受験合格請負シリーズ―超速TACTICS)/竹内 睦泰

竹内氏 のセミナーに2度目の参加をした。
・・・。顔が赤い・・。ん?酒?

それはさておき幕末の英傑達の勇ましい行動の数々に

同じ日本人としてとても誇らしく思える内容だった。


本書は竹内氏が近現代史の流れをとても分かり易く


まとめた本で、近現代史の流れを学ぶ上でこれで十分過ぎる内容。


東京裁判での石原莞爾と裁判長とのやり取りが最高に面白い。


石原 「アメリカは、えらく日本の戦争責任を古くまで遡ろうとしている。

    いったいいつまで遡る気か?」


裁判長 「日本の行った侵略戦争の全てを裁きたい。出来れば日清・

     日露戦争まで裁きたい」


石原 「じゃあ、ペリーを連れて来い。俺達は鎖国してたんだ。それを

    無理やり開国させたのは、お前らだろう」


裁判長 「あなたは21倍の中国軍に勝つ自信があったのですか?

      私にはおよそ無謀な計画だと思いますが」


石原 「君、戦争というものは数ではない。作戦だ。もしこのたびの

    戦争、私が作戦指揮をとっていたならば、その裁判長席に

    座っていたのは私で、ここに立っていたのは君だったんだよ」


裁判長 「石原将軍は、東条英機と思想上の対立があったようだが」


石原 「ない」


裁判長 「そんなはずはない。東条英機と対立していたはずだ」


石原 「ああ、対立はしていた。しかし、思想上の対立はない。私には

    少なからず思想というものがあるが、東条のバカには思想なんて

    ないからね」


裁判長 「あなたはこの戦争でもっとも罪深い戦争犯罪者は

     誰だと思いますか?」


石原 「それは、アメリカ大統領トルーマンである。罪のない人間を、

    原子爆弾によって殺しまくり、20万人も殺してそれが正義だと

    言えるのか」

  

 ---裁判長は、裁判の記録の削除を命じて裁判は終了---


(このひどい東京裁判の内容は、パール判事の日本無罪論 に詳しく、


その後の占領政策で日本人に自虐的歴史観を植えつけるプログラム


については、GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を説く  に詳しい。)



石原の最後の言葉には、完全に同じ意見。


もっとも罪深い戦争犯罪者である。

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人生生涯小僧のこころ―大峯千日回峰行者が超人的修行の末につかんだ世界/塩沼 亮潤


塩沼亮潤氏(大阿闍梨)が達成した大峯千日回峰行という


壮絶な荒行の様子と精神的な変遷を綴った内容。


大峯千日回峰行とは、往復48キロ、高低差1300メートルの山道を


一日16時間をかけて歩くという行。


これを毎年5月から9月まで、9年の歳月をかけて、合計4万8千キロを


歩き続ける。


さらに、千日回峰行を達成したあとは、「食べない」「飲まない」「寝ない」


「横にならない」を9日間続ける四無行という行も行うという想像を絶する


荒行。


一度大峯千日回峰行をはじめたら高熱を出そうが、怪我をしようが途中


でやめることが出来ず、続けられなくなればその場で切腹するか首吊り


をして命を断つという決まりがあるので、行に入ること自体が相当の覚悟


を要す。


その想像を絶する行を行っている中で気づいていく境地は、生きている


こと、お天道様が見守ってくれていること、草木がそこにあること、ご飯


が食べられること、布団で寝られることなど、生きていることそのものに


感謝せずにいられないということ。


また、「現実を受け入れ、愚痴らず精いっぱい生きると、そこに道が


開けてくる」という境地に達する。


究極の世界を見た方でさえ気づく境地は、謙虚に自分と自分の置かれて


いる環境を受け入れ、感謝するということなのだ。


改めて、謙虚に驕らず、感謝して生きていかなければ、と。

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ほんとうの環境問題/池田 清彦

物事には必ず二面性がある。


・自動車が普及し便利になったけど、反面、交通事故で

 亡くなる人が増えてしまう。

 

・資本主義で豊かになったけど、反面、格差が生まれてしまう。


環境問題も同じで、豊かになれば、反面、環境破壊が拡大する。


また、氾濫する情報には正しい情報と間違った情報が混在する。


それ故、受け手の情報に対するリテラシーが求められる。


環境問題は、多分に二面性を含み、且つ、問題の原因と結果の


因果関係がまだ解明されていないため複雑な問題と言える。


本書では、以前読んだ限界を超えて とは真逆の主張ばかり


で、物事の二面性がいかに多いかを知ることが出来る。


何が正しいのかのほんとうのところは分からないので、本書


で言っていることが全て正しいとは思わないが、物事を動的・多面的


に見るという思考訓練としては、知的好奇心を刺激されて面白い。


ゴア氏の「不都合な真実」にあったようにCO2が環境問題


の諸悪の根源みたいな風潮の中、独自の視点と調査によって


自身の意見を堂々と主張する池田氏と養老氏は純粋にかっこよい。


両氏のように氾濫する情報を整理し、問題の本質を掴み、物事を


動的に考えて、独自の視点を持てるようになりたいものだ。


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バフェット&ゲイツ後輩と語る 英日バイリンガル版―学生からの21の質問【DVD付き(英語字幕)】/センゲージラーニング

一時投資仲間の中で話題になった番組 を見過ごし、再放送しないかな、


と密かに期待していた対談がDVD付きで書籍となったので早速購入。


「成功するために身につけなくてはいけない行動は?」

「今までの人生の中で受けたアドバイスで最も貴重なものは?」

「世界経済のグローバリゼーションがもたらす影響」、

「アメリカ経済が抱える課題」

「一日のスケジュール」

「困った時は誰に相談する?」

「財布にはいくら入っているの?」


などの学生からの質問に2人が答えるという内容。


ウイットに富んだ対談で面白い。


まだDVDを見ていないので週末にじっくり見てみよう。



粉飾決算・取締役スケープゴート氏の悲しい体験/菊田 良治

オーナー社長に面従腹背をしているNo2による粉飾発覚から


倒産に至るまでの、実にリアルな物語り。

世にあるオーナーカンパニーでよくありそうな情景にリアリティ


を感じる。


経営幹部同士の連帯感、信頼感がいかに大切かを改めて


実感し、身が引き締まる。

えみるの赤いランドセル―亡き娘との恩愛の記/風見 しんご

風見しんごさんの愛娘が交通事故で11歳という短い人生


を閉じられた。本書はその恩愛の記。


発売当初に購入し、今までずっと読めずに本棚の目立つ


ところに置いてあった。辛すぎて読める訳がないと思って


いた。


しかし、親友の息子が最近交通事故を起こし(命に別状なし)、


にわかに他人事で済まされない気がしたので、勇気を絞り


一気に読了。




子を持つ親として、辛すぎて涙が止まらない・・・・。



何度も胸が締め付けられる思いがした・・・・。




友人のブログ でも死生観を揺るがすような出来事があり、


大切な人が存在してくれていることに感謝するという話が


あるが、本書を読んでリアリティを持って自分のことのように


感じられた。


妻と息子が元気でいること。

朝元気に「おはよう」と言えること。

毎朝、「愛しているよ」と妻と息子に言えること。

毎日、「パパとママのところに生まれてくれてありがとう」と言えること。

大好きな会社で働けていること。

信頼する仲間と働けること。

信頼するパートナーと働けること。

大切な友人が沢山いること。

美味しいご飯が食べられること。

衣食住に困らず満足した暮らしができること。



あげたらキリがないが、当たり前の幸せを、当たり前に感じられる


こと自体が奇跡であり、心から感謝して生きていかなければ


いけない、と改めて強く思う。



読了後、昼寝から起きた息子を強く強く抱きしめた。


いつもなら直ぐにいやだと言って離れるが、今回はやんごと


なき雰囲気が伝わったのか、10分ほどずっと抱きしめていた。


愛する息子を抱きしめられる幸せを感じながら。



風見しんごさんが、辛さの極みにありながら交通事故を撲滅したいという


思いで執筆して頂いたことに心から感謝し、えみるちゃんのご冥福を


心よりお祈りします。



車を運転する全ての人に読んで欲しいと切に思う。

なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて/石井 裕之

コールドリーディングとは、Wikipediaによると、


「外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のこと


を言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」


と信じさせる話術である。「コールド」とは「事前の準備なしで」、


「リーディング」とは「相手の心を読む」という意味である。」とある。


普段から、普通に相手の何気ない会話や言葉尻から大体どんな


人となりかは分かるとは思っていたが、これをコールドリーディング


という技術として確立されていることは知らなかった。


だからと言って残念ながら得るものはなし。


コールドリーディングを心理療法など平和利用しているケースも


あるのだろうが、根本に相手を操作してやろう主義が満ち溢れていて、


違和感というか嫌悪感を覚える。


人に騙されないための防衛という意味で一度くらい読んでみるのも


良いかも知れないが・・・。

小さな人生論 3―「致知」の言葉 (3)/藤尾 秀昭
小さな人生論
小さな人生論2
に続いて第3弾。

前2作に引けを取らずすばらしい。


幕末の儒学者、佐藤一斉の『言志四録』は、総計1133章


に及ぶ中で言われていることを極論を恐れずに言えば、


2つのことに収斂するように思われる。


1つは、人生に対して覚悟を決めよ、ということである。


2つは、敬の心を忘れるな、ということである。


覚悟を決めない人生は、空々漠々たるものに終わる。


覚悟を決めても「敬」の心を失う人は傲慢になり、人生


を誤る。そのことを繰り返し説いている。換言すれば、


一斉が1133章を費やして説いているのは、「心を養え」


ということである。心を養うことが自らの生を養い、豊か


にする唯一の道である、ということである。


身が引き締まる強烈な短いエッセーが心に響く。

日本国の研究 (文春文庫)/猪瀬 直樹

現副都知事で、かつて小泉政権時代、道路関係四公団民営化


推進委員会を歴任され、官僚国家日本の暗部をえぐる取材力と


取材力に裏打ちされた発言の鋭さで定評の作家。


昔から気になっていたが今回初めて猪瀬氏の本を読んでみる。


本書は、財政投融資という奇妙な制度のもと、無数の奇妙な財団


などの特殊法人が寄生し、税金を無駄に食い散らしている官僚国家


日本の暗部を鋭くえぐりとる告発ノンフィクション。

日本を愛する人が、日本をより良くしようと官僚になったはずだが、


自らの天下り先の確保というちっぽけな理由で、この国の根本を


ゆるがす元凶になってしまう。



そんなくだらない人生を送るために生まれて来たのだろうか?


中には気骨で志高い官僚も一部にはいるだろうが、組織としては


完全に腐っている。


突き詰めて考えると、真のリーダー・エリート教育が必要なのでは


ないだろうか。


数十年かかってしまうだろうが、『正しいことが正しいと判断でき、


行動出来るリーダー』が多く出てくるような時代を創っていかな


ければいけないと思う。


強く、生きる。―夢とともに人は成長する/渡邉 美樹
転機が訪れた人にオススメの本は何かと聞かれると必ず、
稲盛和夫氏の生き方 と言うようにしている。

渡邉氏と稲盛氏の生き方の哲学が近いからか、かなり


似た内容になっているが、これほど偉大なお二人が同じ


ような考え方を持っているということがとても興味深い。


繰り返し何度でも読もう。


メモ

・一日一生の思いで今日一日を生き切る真摯な態度。

・絶えず夢を描き、夢を追う前向きな姿勢。失敗を恐れず

逆風にひるまず、起きたことはすべてベストと考える粘り

強い生き方。

・いつも「ありがとう」の思いを持ち、感謝の念を忘れない

 慎み深い心。

・良心に基づいた平易な精進を日常の中で、積み重ねて

 いくこと。それが、天の意や理にもっともかなう正しい行為

 であり、したがって、私達の人間性を高め、、私達の人生

 に確たる幸福をもたらしてくれる根茎となるのです。