人は仕事で磨かれる/丹羽 宇一郎

伊藤忠を甦らせた丹羽会長のビジネス人生と伊藤忠の

社長時代の決断を語った内容で面白い。


社長になったときに4000億円の不良資産を一括処理し、

翌年伊藤忠史上の最高益を計上するという経営者として

ズバ抜けた実績を上げたのは、その経営理念、倫理観、

清廉潔白な人格に裏打ちされたものだということが分かる。


・クリーン、オネスト、ビューティフル


丹羽会長の語録がそれを物語っている。


やさしい顔からは想像出来ないほどの強烈な個性は

週末は学者以上に勉強しているという勉強量と教養、

仕事での実績、清廉潔白な経営理念などが自分の

自信になっているからなんだろうなぁと思う。


これほど分かりやすい社長のもとだと沢山の人材が

育つのではないだろうか。


それにしても伊藤忠の社長とのあろう人が電車通勤

というのは危険な気もするのだが。。。。



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10億円を捨てた男の仕事術/松本 大

講演の参考になるかと思い、3年ぶりくらいに再読。


タイトルはダサいが、松本氏の生き方はかっこいい。


サブタイトルにある「お金より大事はものは、やりたい

仕事と信用だ」の通り、ゴールドマン・サックスの上場

半年前にクレビリティを大切にして退職し、マネックス

を立ち上げた人だ。


とても共感できる部分があった。


スピードスケートの清水選手が興味深いことを言っています。

「限界は自分で作ってしまうものだ。自分は何秒でしか滑れ

ないと思うと、それよりも速く滑ることは絶対に出来ない。

例え体がついてきたとしても、限界はすべて自分の頭が

決めてしまっているのだ」


壁を作っているのは自分自身。限界を作ることで成長が

そこで止まってしまうのだろう。


自分は仕事において、自分で壁を作らないようにありえない

高い目標を立てるようにしている。


不思議と、本気で出来ると思い続け、メンバーが同じように

出来ると思ったものはすべて達成している。


集合意識の力もあるだろうが、自分の壁を取り払う

ことで生まれる力とも言えるんだろうな。


高橋尚子選手が女性で初めて2時間20分を切ると、次々

に他の選手も20分を切れるようになりました。

フィギュアスケートも、これまで4回転ジャンプは無理だと

思われていたのが、今では4回転ジャンプなしでは優勝

出来ないほどです。


ビジネスの世界でも、誰かが不可能を可能にすれば、

そこにジャンプが生まれ、後続者が増え、その結果、

組織全体の活性化につながるのだと思います。


ダーウィンの進化論も突然変異と言うべきジャンプが

生まれている。


ビジネスも絶対出来ないと言うようなことをイノベーターが

切り開き、後続が出て来てマーケットが成熟していくという

ことが多々ある。


出来れば自分がジャンプの発祥になりたいものだ。


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仕事の思想―なぜ我々は働くのか (PHP文庫)/田坂 広志

講演では、巷にあるようなビジネスのHowtoを伝えるのではなく、

本著にあるような「仕事の目に見えない報酬」や「仕事のその先にある

夢や志を見る」、「仕事や職場が人間成長の場として思い定める」

というような基本的なスタンスを伝えたい。


この本は何度も何度も読んでいるが、仕事を通じた人間成長に

ついて、非常にシンプルだけど深い内容で毎回原点に返される

思いがする。









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マッキンゼー 経営の本質 意思と仕組み/マービン・バウワー

マッキンゼー中興の祖である著者が書いた経営の

教科書といったところか。


難解な内容かと思ったが、経営の基本的なこと

がまとまっていて、頭の整理になったような感じがする。


経営もスポーツも何より基本に忠実ということが

大切なんだなぁと改めて実感。


奇を衒うより、基本を実直に。


語られなかった皇族たちの真実-若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」/竹田 恒泰
竹田氏の本を読むのは2冊目。1冊目は環境に関する

だが、今回は皇族に関する本。


著者は明治天皇の玄孫に当たるひと。


天皇家と皇族との関係を歴史的に分かりやすく

解説した内容で、今まで知らなかった皇族の姿

が見えた。


また戦争中の昭和天皇と皇族との関係、GHQの

戦後処理により宮家が強制的に庶民となった経緯

などとてもリアルに描かれていて、近現代史として

も価値ある一冊なのではないだろうか。


2000年続いている天皇は世界で類がなく、

今後も永続的に続くことが望ましいのでは

ないかと思った。





仕事で本当に大切にしたいこと―自分を大きく伸ばすために/大竹 美喜

3年前に一度読んだ本。


今度若手ビジネスマン向けに講演をすることになって

おり、その情報収集のために再度読んでみた。


「仕事で」とあるが、「人生で」と置き換えても良い

ほど、人生哲学満載の内容で学ぶことが多い。




ホンダの価値観―原点から守り続けるDNA (角川oneテーマ21 C 141)/田中 詔一

著者は新卒でホンダに入社し、本田宗一郎氏や藤沢氏、

その後歴代の社長すべてに薫陶を受けた最後の世代

の方。


BARホンダでF1ビジネス の社長時代何度かお会いし

て、F1の話などは聞かせて頂いたが、本当に

聞きたかったのはホンダが世界のホンダに変貌して

いく過程のことだ。


それがまさに本著で具体的に語られている。


ホンダの価値観が根付いているからこそ今のホンダ

があるのだということが良く分かった。







奥田イズムがトヨタを変えた (日経ビジネス人文庫)

トヨタが豊田家の同族経営から脱皮し、世界の

エクセレントカンパニーに変貌していく様子を

描いた内容。


奥田氏の大胆な決断と行動力がなければ今

のトヨタはなかっただろう。


大企業がエクセレンントカンパニーに進化する

要素がふんだんに書かれているが、話がでデカ

すぎてなかなか得るものが少なかったような。。。

指導者の条件 07194

テーマ:
指導者の条件/松下 幸之助

経営の神様、松下翁が指導者の心得について語った本。


まえがきに


結局一つの団体、組織の運営がうまくいかないかは、ある意味では

指導者一人にかかっているともいえましょう。


その責任はすべて指導者一人にあるといっても

いいと思うのです。


だから組織の大小問わず、指導者の立場にある人は、

そうした自分の責任の重大さをよく認識し、

自分のあり方について、たえず反省、検討しなくては

ならないと思います。


と、はじまり指導者に必要な要諦を102か条として説く。


・指導者はその団体でいちばん謙虚で感謝を知る人

 でなければならない

 

立派な指導者は、どの人もまことに謙虚である

ということである。

そして、きわめて感謝の念にあつい人でもある。

そのことが優れた指導者に共通していると思う。


謙虚と感謝。


人としてとても重要なことだと思うが、指導者はより

大切な要素だろう。


しかも意識するとか努力するとかではなく、滲み出る

人間性のレベルまで高めなくてはいけないのだろうな

と思う。





リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書)/野田 智義

リーダーとマネジメントは違うということは前回読んで 学んだことだ。


「リーダーは創造と変革を扱う」…現状を大きく変えたとか、何か新しいものをつくりだしたりする人。マネージャーは現状を維持するか漸進的に変えていく。組織の安定性や持続性を維持するためにマネジメントは機能するが、組織の変化を生み出すためにリーダーシップは機能する。


自分はリーダー足りえているだろうか。まだまだ未熟だが、そうなろうとは意識している。しかし少し気が緩むと現状維持や安定性を求めるようになるのが人間の習性なんだろう。そうならないために常に自分の使命を見つめて日々生きていくことが重要なんだろう、と改めて思う。


人生はいくつもの選択肢によって構成されている。小さな選択が転機となり、結果的に人生を大きく変えてしまうことだってあるだろう。大事なポイントは目の前のドアを開けるためには、後ろのドアを閉じなくてなならないということだ。より正確に言うと、前のドアは、後ろのドアを閉めないと開かない仕組みになっているのだ。この後ろのドアを閉めるという行為において、私たちは悩み、苦しむ。後ろのドアを閉じないから、前のドアをを明けられない。蓄積した信用をあえて捨てるという行為は、後ろのドアを閉めることだ。


後ろのドアを閉めなければ前のドアは開かない。。。


年々さまざまな選択肢が広がっているが、どの道がもっとも自分の進むべき道なのだろうか。


現状に満足することなく、冷静に自分と向き合っていかなければ。