今回の記事で面白かったのは京セラ稲盛会長の「哲学なき企業は去るのみ」という特集。


・闘争心の矛先を競合に向けるな。自分が生き残るために戦え

 →自然界で生き残るためには凄まじい闘争心が必要です。でも闘争心をどこに向かわせるかを経営者は勘違いしやすい。対象にすべきなのは、決して競争相手ではない。相手を殺すために戦うのではなく自分が生き延びるために戦うのです。もはや企業間の競争は弱肉強食ではなく適者生存です。


・会社はみんなが幸せになる場所。成果主義はぶつぶつ社員を生む

 →考え方や哲学を会社全体で共有させる努力もしないで、安直に成果主義を導入するのが一番タチが悪い。成果主義では利益を出した部門や個人は厚遇され、そうでないと冷遇される。会社が一丸とならないのに、社内で調和が取れなくなってしまう。私が成果主義を取り入れないのは、会社はみんなを幸せにする場所だからです。良い業績を出した人や部門はそうでないところを助けて引き上げる。そういう信頼関係と哲学があれば、何も成果主義を採用しなくたってみんな気持ちよく働いてくれるんです。


・「人間として何が正しくて何が正しくないのか」をリーダーが示し、その価値感を社内で共有しなければどんな規制や制度も機能しない


3ページの特集だったが稲盛氏の話はどれも含蓄が深い。


その稲盛氏がアメーバ経営について語った本が発売されたので早速購入した。近日中に読んでみよう。

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最近、夜間大学院に通い始めたり、新規事業の立上げをしたり、オフィスと自宅の引越しがあったりとかなりバタバタになってしまった。

大学院の勉強でも相当の時間を取られるので読書の時間が益々削られてしまう。とは言え年間の読書目標は達成したいと思う。


そんな中でもちょっとの時間を見つけて読んだのが本著。

サムスン高速成長の軌跡

10年で利益を66倍にした李会長を率いるサムスンの大復活劇を表した内容で面白い。


IMF体制の未曾有の経済危機の中にあって、10年で逞しく復活し、世界の一流企業にこれほど短期間でなったのは驚異的だ。


この本で一番勉強になったのは、人の使い方。


ビルゲイツのような天才が1万人を食わすと李会長が言うだけあって、優秀な社員の集め方や研修の仕方、配置の仕方、会社に対してのロイヤリティの高め方など独特で面白い。


企業は人というが、それをもっとも体言している会社なのではないだろうか。


他にもサムソンの凄いところはとにかくやる事が徹底していること。


一流になるためには一流を知らなければいけないと言い、競合企業に幹部だけでなく李会長自信が乗り込んで行ったり、今でこそ代表的商品の液晶ディスプレイは300億円もの赤字を出しながら徹底して投資し続けた結果が今の繁栄を築いていると言える。


これが出来るのは全て李会長の強烈なリーダーシップの為せる技だと思うが、今後の成長も同じように一人の天才に任せることはできないだろうと思う。


とは言え、文化として李会長の考えが根付いているサムソンは今後も益々発展していくだろうと思った。



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