井手 正介, 高橋 文郎
株主価値創造革命―日本企業再生のキーポイント

日本がバブルが崩壊した1998年に書かれた本で、その再生をファイナンスの面から指摘した本で面白い。


今でこそファイナンスの観点から企業価値を高めようという流れが当たり前になりつつあるが、20年近く前にこういった考え方を取り入れていた日本企業はごく少数だったと思う。


学ぶことの多い一冊だが、元々の内容が難解な上に、難解な書き方をしているのですんなりとは入ってこない。


引き続きファイナンスの勉強を継続しよう。




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超右脳活用ノート 06096

テーマ:
七田 眞
超右脳活用ノート

右脳開発の第一人者七田眞氏の本。


フォトリーディングで学んだことは七田氏のやり方をパクッてるのじゃないかと思わせるほどやり方が似ていた。


訓練ノートになっているので、何度も繰り返して自分のものにしたいと思う。

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ANAカード「地上」最得活用術―陸でみるみるマイルを貯める陸マイラー速成

仕事でANA社と絡むことが多く研究のために読んでみる。


マイルは日本で一番利用されているポイントシステムだろう。


問題は世界一周出来るほどのマイルが貯まったにも関わらず休みが取れず有効活用が出来ないってことだろうか?

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日経ビジネス 06094

テーマ:

今回の特集は、「日本電産、HOYA、花王 正しい社長のしかり方」


特徴のあるボードの特徴を持った上記3社の紹介がおもしろい。


特に日本電産の永守社長の独特の考えだが本質をついた意見がおもしろい。


最近、敵対的買収防衛策が花盛りだがそんなものを導入しなくても既存株主に応援されるような企業になればそんな対策はいらなくなるんだろうな、と改めて思った。

今回の記事で面白かったのは、破壊神の退場 ポスト小泉リスク 官の岩盤が改革を止める。


小泉改革の最大の敵は官僚だと方々から聞くし、実際そうだろうと思う。


実例として、教育改革で閣議決定した内容が文部科学省からの教育委員会の通達文が、書き換えられてしまうことなどが資料とともに公開されていた。


他にも多数の事例があるが、自分と自分の組織を守るためになんてせこいことをするのか。


元々は高い志があって国家公務員になったのではないか。日本を良くするためになったのではないか。


自分が組織に染まって志と全く違う方向に進んでしまっていることに対してなんとも思わないのだろうか。


こんなあほに日本の未来の一部を託しているという現実がとても悲しいことだ。


それと「瀬戸際のJAL」も興味深い。


最近仕事でJALの評判を聞くことが多いがいずれも最低の評価だ。


最近も総会の2日後に公募増資を発表し、説明に社長ではなく財務部の係長が出てくるなどという株主軽視を平気でする会社だ。


結局予定の2000億集まらずに1300億円だけだったそうだ。その間株価が30%の下落して、既存株主に対してどう説明するのだろうか?しかも今の社長が財務部出身ということで笑ってしまう。


こんなオペレーションが受け入れられないことはバカでも分かるのに。


でもこんな会社に1300億円も集まるというのが不思議だ。


お金は社会に対する議決権なのだから、こういうふざけた会社は少なくとも自分は絶対に応援しない。


安全をどこよりも意識しなければいけない会社がこんなのでは、いっそのこと潰れてしまったほうがいいと思うのだが。


橘 玲
臆病者のための株入門

株式投資で勝つには、市場の歪みを利用するか、長期投資で樹から果実が落ちるのを待つかの2つとのこと。


短期トレーディングは、市場の歪みから富を生み出す方法。長期投資の効用ははたらかないから、必然的に、大儲けするプレイヤーがいる一方で、7割以上が資金の全てを失って退場していくゼロサムゲームになる。


インデックスファンドは長期的な市場の拡大から富を創造する手法。


市場の歪みを利用した短期トレーディングは、自分に向かないしゼロサムゲームという何も価値をうまない手法に興味はない。


割安で長期的に成長する業界・会社を応援するつもりで長期保有する投資が一番自分に合っている。


ところで橘氏は株に興味を持ってからまだ10年程度という。びっくり。


本質を見抜いていてバシバシ切っていく橘氏の本はどれもおもしろい。

田中 詔一
F1ビジネス―もう一つの自動車戦争

元HRD(ホンダ・レーシングディベロップメント)社長が引退され、ベールに包まれていたF1の裏側を暴露した本。


F1の金の流れは見えにくいと聞いていたが、ここまでどろどろした世界なのか、と思ってしまう。


F1好きの自分としては、今のFOMのやり方はレースをつまらなくしているという思いがある。


ビジネスの面ばかりが強調されてしまい、スポーツとしての楽しみの部分が奪われてしまう運営だけはしないで欲しい、と改めて思う1冊。


それにしても田中氏の経歴はすごい。


utyuu
立花 隆
宇宙からの帰還

友人が、「宇宙飛行士が宇宙体験を通じて、神の存在を感じ帰還後宗教家になる人が多い」ということを本著で知ったと紹介を受け、宇宙好きの自分としては読まない理由がない。


沢山の宇宙飛行士達に立花氏がインタビューをしたものをまとめた内容だが、その引き出す力と文章力にまず驚く。


宇宙飛行士達は今まで多くのインタビューを受けたそうだが、精神的な部分にこれほど切り込んで質問されたことがなく、それぞれの宇宙飛行士が感じたことを宇宙飛行士同士が知らなかったということだ。


それをまとめあげた本著は世界的にみても評されるべき本である。


宇宙飛行士達は皆一様に、宇宙空間からあれだけ美しい地球をみれば偶然の産物で地球が出来たことは理解できないという。


宇宙飛行で得たもので一番大きかったものは、神の存在の認識だ。                                                         宇宙から地球を見るとき、そのあまりの美しさにうたれる。こんな美しいものが、偶然の産物として生まれるはずがない。ある日ある時、偶然ぶつかった素粒子と素粒子が結合して、偶然こういうものができたなどということは、絶対に信じられない。地球はそれほど美しい。何らの目的なしに、何らの意志なしに、偶然のみによってこれほど美しいものが形成されるということはありえない。そんなことは論理的にありえないといことが、宇宙から地球を見たときに確信となる。


このような発言が多くの宇宙飛行士達が一様に言ったらしい。


この発言をみて遺伝子解明で世界的に有名な村上和雄氏のセミナーでの話し を思い出した。


共に究極の世界を知ったからこそ、偉大な力を感じずにはいられないのだろう。


続けて何人ものインタビューを読み進めていくうちに不思議な感覚になってきた。


自分が宇宙空間にいるような感覚になったりした。また、全く知らない世界が拓けて自分の価値観が広がっていくような感覚を受けた。


ドッグイヤーだらけになってしまい他にも感じたことが多々あるが、これほどの内容の本を簡単に総括することはできない。


漠然と今まで宇宙に行ってみたいと思っていたが、いつか本当に行ってみたくなった。


その時自分は何を感じるのだろうか?とても楽しみである。



改めて読書の素晴らしさを実感させられる一冊だ。

橋口 寛
パートナーシップ・マネジメント

自分のファイナンスの先生であり、2-3ヶ月に一度お会いしてお酒を飲む仲の橋口寛氏 の新著が発売されたので拝読してみる。


これからの働き方として価値感に共感し合い、お互いが価値を提供しあえれば会社組織でなくパートナーとしてビジネスを共にすることが出来る時代になるという内容。


実際、橋口氏など板倉雄一郎氏 とパートナーシップマネジメントを実践しているし、他にもたくさんの事例が紹介されている。


この働き方は、一流のビジネスマンであれば十分サラリーマンとしても当てはまる。というか、会社とパートナーシップマネジメントを意識して働いている人でなければ一流とは言えないだろう。


パートナーシップを成功させるには、【価値観の共有】が絶対的に必要だということだ。


それは、その人が、何のために生きているのか、何を大切にしているのか、何を譲れないのか、何を恥と思い、何を誇りに思い、何のために命をかけ、何のために命を投げ出せるのか、。つまり、その人の生き様そのものである。


確かに、本気で一緒にビジネスをしようという相手には、どんな考え方をしているかがとても気になる。


本著に『価値観の共有化をすべきポイント』というのがある。良い機会なのでまとめてみた。


■人生において何を大切に思っているのか?

 第一に家族。自分が酷い家庭環境で育ったのでこれは絶対である。次に友人。そして使命を果たすための仕事(仕事という感覚ではないが、当面その使命のために必要な資金を稼ぐという意味でも仕事)。 友人は自分の人生になくてはならないもの。友人に助けられ、友人に育てられ、友人に人生を変えられた。(変えてもらった)。この先の人生においても影響しあって成長していくのだろう。


■何のためにこの活動をしたいとおもっているのか?

 「この活動」というのは将来的に人生をかけてやりたいと思っている教育事業と仮定すると、この素晴らしい日本をよりよくしたいと思うから。なぜそう思うのかは長くなるので割愛。


■どのくらいの時間軸を頭の中で考えているのか?

 教育事業を本格的にはじめるのは45歳から死ぬまで。そしてその思いは次の世代からその次の世代まで続いて欲しいと思っている。


■人生において重要なものは、この活動以外に何があるのか?

 家族を幸せにすることと、友人との関係。そして一度きりの人生を楽しむための趣味の充実。


■重要なものをどの程度犠牲に出来るのか?

 この質問は難しいが、家族を幸せにすることと、友人との関係は一切犠牲には出来ない。逆に趣味はいくらでも犠牲に出来る。


■人生において譲れないものは何か?

 【信用】。たとえどんなに儲かることでも、たとえどんな楽しいことでも、たとえそれが絶対バレないことだとしても信義に反することはしない。絶対自分の信用を落とすような行為はしない。一度信用を落とした人間が教育事業などとは絶対に言えないし、同志からも見捨てられるだろう。


■活動の結果として、どの程度お金を稼ぎたいのか?

 「活動の結果」を教育事業とすればゼロ。儲けようとは思っていない。「活動の結果」を使命を果たすための資金稼ぎのための活動とすれば、100億円。(100億と思っていれば10億にはなるかな・・・)


■活動の結果として、どんな状態になっていたいのか?

 教育事業を通じて【正しいことが正しいと判断できる人間】を沢山世に送り出し、それぞれの業界で知見、良識のあるリーダーとして日本をより素晴らしい国にリードしてくれること。


■その時どんな感情を抱いていたいのか?

 自分が生まれた意味=使命を果たしたと納得していたい。


こんな感じだろうか。


ちょうどつい昨日高校時代の友人と久しぶりに再会した。


何年か前にお互いビックになろう、なんて約束していた彼が数年の時を経てすごい進化を遂げていた。


今まで自分達の価値観について話し合ったことがなかったが、初めてその価値観について話合ってみたところ、全くと言ってよいほど同じ価値観を持っていた。


これは単なる偶然なのだろうか。それとも必然なのだろうか。


彼とは橋口氏の言うパートナーシップの関係として友に歩んで行きたい。