社長失格の幸福論 06040

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板倉 雄一郎
社長失格の幸福論

著者本人が勧める自信作ということで読んでみた。


自己破産をしてから、ファイナンスのクラスを運営するまでの経緯などが分かり、彼が今言っていることや行動していることの原理が見えたような気がする。

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今回の特集はCMを越える 心を刺すマーケティング

電通の新しい挑戦や、クライアント主自体がメディアを持ったりするようになった現状の紹介。


明らかにネットの出現によって従来のマーケティング手法が通用しなくなってしまった。


ネットをたいしたことがないと見誤った電通の苦悩は同じ業界だけによく聞こえてくる。最近では、全方位外交でネット系企業と資本提携をしまくっている。


昔テレビが出た頃の電通は、当時圧倒的1位だった博報堂の足元にも及ばなかった小さな会社ながら、今後テレビの時代が来ることを察知し売りまくったことによって今の業界の地位を築いた。


テレビの出現の際に、テレビなんてたいしたことがないと高をくくっていた博報堂にそっくりだ。


10年後の業界が楽しみな業界だ。

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今週の特集は「食」の裏側。


以前読んだ食品の裏側 を引用した内容となっていたが、経済誌が取り上げたことがみごと。


上記の本を抜粋したような内容になっているが、これによって少しでも多くのビジネスマンが食品の安全について興味を持ってくれたら良いと思う。

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田坂 広志
なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得

タイトルからするとタイムマネジメントのHowTOモノのかと思ったら大間違いで、人生の時間を有効に使って成長するための心得をまとめた本。


■かけがえのない「人生の時間」

我々は、忙しい仕事と生活の中で、時間を大切にしたいと願っています。                             

そのために、タイムマネジメントをはじめ、様々な努力をします。                                   

しかし、どれほど努力をしても、時間を大切にできない。                                            

それは「努力」が足りないのではない、「覚悟」が足りないのです。                                            

なぜ、我々は、時間を大切にできないのか。                                                        

それは、我々が、無意識に、「時間は無限にある」と思っているからです。                                             

しかし人生には必ず「終わり」がある。そしてその「終わり」がいつ来るかは、誰にも分からない。                       

そして、この人生は、たった一度しかない。                                              

そのことを、本当に深く覚悟するならば、与えられた時間のかけがえのなさは、黙っていても体に沁みこみます。

かけがえのない「この一瞬」を生きる。                                               

「覚悟」があります。                                                               

それは、その人間の「いかに生きるか」の覚悟に他ならない。

「なぜ時間を生かせないのか」という問いは、究極、「いかに生きるか」という問いに他ならない。

過去はない。                                                                       

未来もない。                                                                 

あるのは、永遠に続く、いまだけだ。                                                

今を生きよ。                                                              

今を生き切れ。                            


先日50歳手前の方と飲んでいる時に、人生の残りで何ができるかを考えてしまう年になった。と言っていたことを思い出す。


人生は長くない。覚悟を持って一日一日を大切にしなければいけない。



田坂 広志
使える 弁証法

先日田坂氏の講演に参加して、この弁証法についての話を聞いた。


今までの哲学的な講演内容とは違い、軽快なトークとずしりと響く内容に完全に翻弄されつつ、とても学ぶことの多い内容だった。


その復習のために本書を読んでみる。


一緒に参加した分譲マンション屋さんのブログ で、弁証法の5つの法則がうまくまとまっていたので拝借しよう。(ごめんなさい)



1.「事物の螺旋的発展」の法則

  物事は直線ではなく螺旋的に発展する。

  「同じ場所」ではなく、必ず一段高いところに登ってきている。

  そしてその螺旋的発展は最近急加速してきている。

  ①合理化、効率化の流れの中で「消えていったもの」を、見る。

  ②なぜ、消えていったかを考える。

  ③「消えていったもの」を新しい技術や方法で復活できないかを考える

  という三つのステップで、螺旋的発展をヒントに仕事に「使う」ことができる


2.「否定の否定による発展」の法則

  「陽極まれば、陰 陰極まれば、陽」

  変化の極点で、反対方向に向かう。振り子のバランスのように。

  「復活」や「リバウンド」を読むことで、次の「主戦場」が見えてくる。

  その「主戦場」へ先回りをする。

  次は「コンジェルジュ」や「生活提案」がキーワード。


3.「量から質への転化による発展」の法則

  一定の閾値を超えると、突如、もしくは急速に「質」への転換が起こる。

  「ユーザー数」がある閾値を超えると、コストバリアを打破することになり、

  ビジネスが立ち上がる。

  閾値が超えたかの判断は、「キーワードが忘れられたか?」に注目する。

  そして「忘れられたから」がビジネスや勝負の始まりである。


4.「対立物の相互浸透による発展」の法則

  争っているもの同士は、互いに似てくる。

  対立するかに見える二つのものが、両立され、統合され、止揚されていく。

  例えば資本主義国家と社会主義国家。

  

5.「矛盾の止揚による発展」の法則

  物事は、矛盾の止揚により発展する。

  すべての物事には、その内部に「矛盾」が含まれているが、

  その「矛盾」こそが、物事の発展の原動力になっていく。

  そして、この「矛盾」を機械的に「解消」するのではなく、

  それを弁証法的に「止揚」したときに、物事は発展を遂げる。

  「矛盾のマネジメント」が必要である。



こんな思考方法があったこと自体に感激しつつ、訓練によって身につけたいと思った。


上記の弁証法を受け、現在おこりつつある壮大な歴史の「螺旋的発展」の段階にあると言う。



東洋文明から始まった人類の文明が、西洋文明により大きな開化を遂げ、それが、ふたたび、東洋文明の根底にあった「生命的世界観」へと回帰しようとしている。                               


それは、言葉を変えれば、東洋文明と西洋文明の「止揚」。                                 


西洋文明が開化させた最先端の科学技術と資本主義。                            


東洋文明の根本にあった生命的世界観と深い精神性。                                        


その二つが、結びつき、融合し、21世紀の新たな文明を生み出そうとしている。                     


今起こりつつあるのは、壮大な歴史の「螺旋的発展」。                                 


東洋文明から西洋文明へ。そして、再び東洋文明へ。                                 


その先にやってくるのは、西洋文明と東洋文明の融合した、21世紀の新たなる文明。                  


もしそうであるならば、生まれてくる問いは、ただ一つ。                                     


この歴史の壮大な螺旋的発展において、21世紀、日本という国の果たすべき役割は、何か。                       


米国の西海岸から、更に西を望むと、何があるか。                                        


雄大な太平洋の彼方に、日本という国が、ある。                                          


その国は、不思議な国。                                                           


世界で最も進んだ科学技術を開花させ、世界の最先端の資本主義を開花させた国。                     


しかし、その土壌の下には、                                                        


数千年の歴史を持つ、東洋思想の伝統が流れる国。                                     


もし、西洋文明と東洋文明が壮大な融合を遂げていくとするならば、それは、他のいかなる国でもない、この国においてではないか。                                                     


「歴史哲学」としてのヘーゲルの「弁証法」                                             


21世紀の世界における、日本の歴史的使命は、何か。                                     


この問いは、いずれ、我々が答えを出していかなければならない、大切な問い。



村上和雄氏のセミナーでも同じようなことを言っていた。


日本の歴史的使命。壮大なビジョンだがそれくらいのスケールで考えてみたい。


弁証法を学ぶことによって思考の幅と深さが出てくるような気がする。

村上 和雄
遺伝子からのメッセージ―「こころ」と「からだ」の関係をやさしく解く

先日、村上和雄氏のセミナーに参加した。


村上氏はDNA解明の世界的権威で高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功し、世界的な業績として注目を集める人で、現在ノーベル賞の有力候補とされる注目の人。


ヒト・ゲノムを解読したというのは、「いのち」の設計図を解読したということであり、突き詰めれば突き詰めるほど、人間を含む人類全て、自然の全てが何かの偉大な力が作ったとしか考えられないという。


氏はこれを「サムシング・グレート」と言う。


宗教家などが言うのではなく、人間の設計図であるDNAを解読した学者が言うことだけに説得力がある。


私は、いのちというのは、大自然(サムシング・グレート)からの「授かりもの」だということを、科学の現場で強く感じております。

決して人間は、いのちを作ることはできません。

両親が子供を作ったといいますが、両親だけで子供は作れません。両親はそのきっかけを与えて、栄養を与えたくらいのものです。

母親の胎内で、30数億年のいのちのドラマが再現され、いのちが生まれてくるわけですから、それは99%サムシング・グレートからの贈り物であるわけです。

このような素晴らしい贈り物を与えてもらっている私どもは、それに対して感謝しているのでしょうか。

頭で理解しているだけではなく、このいのちは「授かったもの」ということを、本当に体で感じ取り、毎日、感謝しながら生活できれば、素晴らしい人生が送れると思います。

それには、まず、大自然のお陰で生かされていることに気付くことです。

自分がこの地球のこの時代に、そしてこの日本に生まれていることは完璧に奇跡だと思っている。

日々生きていることに感謝して生きなければいけないと強く思う。


話は戻るが、このセミナーで印象に残ったことがある。


遺伝子とは関係ないが、村上氏は過去に3度ダライ・ラマと面会しているらしく、その際ダライ・ラマは21世紀は日本の時代だと言われたそうだ。


その理由とは、


1、世界第2位の経済大国

2、世界トップクラスの技術力、科学力

3、仏教の精神・サムシンググレートを理解する力


を持っている唯一の国だからだ。


田坂広志氏も21世紀は東洋の時代と言っていた。

20世紀は西洋思想が席巻したが、21世紀は振り子の原理で東洋思想に流れてくるということだ。


そんな時代に備え今の我々世代がもっとしっかりしなくてはいけない。そんなことを思う。


講演の最後に、今年70歳の氏が、


「サムシング・グレートのメッセンジャーになることが使命」


と自信を持ってイキイキした顔で言っていたのがとても心に響いた。


人間をDNAレベルで徹底的に解明した人だからこそ、サムシング・グレートについて語る言葉に重みがある。


村上氏のように使命を持って世の中に価値提供している人を尊敬する。


自分もそういう生き方をしてみたい。


そのためにサムシング・グレートに感謝して生きていくことが最初の一歩なのかも知れない。


村上氏のセミナーにはまた参加してみたい。