田坂 広志
経営者が語るべき「言霊」とは何か

田坂氏のセミナーに3回参加した。全て一番前の席で聞くことが出来、毎回圧倒されてしまう。


今回は経営者の言霊について語った本。


読んでいて自社の社長がこの本を読んでいるのではないかと思う箇所が幾つもあった。


一見穏やかだが、ビジョンを語る時の言葉には力がある。

「未来に処する心得」

未来を「予測」するな。未来を「創造」せよ。

「未来」というものは、未だ定まっておらず、主体的に「予言」し、「発明」し、「創造」するものなのです。

すなわち、「未来」とは、経営者の意思と直感に満ちた「言霊」によって、どのようにでも変えていけるものなのです。


未来を「予測」するな。未来を「創造」せよ。なるほど、かなり難しいことだと思うがこういう考え方が大切だ。

「客観的な予測を超えて」

経営者は、「この市場は、これからどなるのだろうか」と考えるべきでない。


「この市場を、こんなふうに変えて行こう」。そう考えるべきなのです。


そしてそのビジョンを、社員や部下に対して、「客観的な予測」としてではなく、「主体的な意志」として語れるかどうか。それが勝負になって来るわけです。

しかし、そのビジョンを「主体的な意志」を持って語ることができれば、それは「主体的な予言」となり、力強い「言霊」となるのです。

「主体的な予言」を語ることによって、「予言の自己実現」と呼ばれる世界を求めるべき。

それが経営トップの役割。

主体的な意志を持って語っていると、なぜか、市場が動く。

まず社内が動き出す。

パートナー企業も動き出す。

そして、顧客もまた、動いてくれる。

社内も、他社も、顧客も、信頼し、動いてくれる。

そして、遂に、市場全体が動きだす。



言霊とは、主体的な意志を持って語ることで発するものなのだ。


確かに信じて疑わない社長の言葉には力がある。それが言霊と言われ、周りの人間の共感を呼ぶことになるのだろう。


繰り返し読みたい一冊。


AD

プロ論。2 06033

テーマ:

B-ing編集部
プロ論。2

プロ論1がとても面白かったので2も分譲マンション屋さんにお借りして読んでみる。


グロービス堀さんが素晴らしい。


これからのビジネスパーソンがもつべき意識とは何か。


僕はとことんわがままに生きていくことではないかと思っています。そしてわがままを貫くためにも、しっかり自分自身と向き合うことが必要となる。

「一生を通して何がしたいのか」「社会に対してどんな使命を持っているのか」「何が好きで、仕事に何を求めるのか」そうした問いを自分に課し実践していく。


ただ裕福な生活がしたいとか、どこの会社で働いているとかそういう次元の低い考えで仕事している人が多くとても残念なことだ。


使命を感じて仕事を出来ている人は充実感が顔に溢れていると感じる。


社会に対してどんな使命を持っているのか、を考えて生きていきたい。

AD

今話題のウィニーの開発者のインタビューが興味深い。


ウィニーの話を聞いているとナップスターを思い出す。


最初は悪者だったが、その後の音楽ダウンロード販売の道を作ったのは間違いなくナップスターだ。


ウィニーもこれと一緒で今は悪者だが、改良して利用シーンが明確になれば新たなネットサービスとして爆発的に広がる可能性がある。


注意して今後の経過を見てみよう。

AD

今回の記事でワタミの渡邉美樹社長のインタビューがあった。


IPO時に創業メンバーに株を渡したところ半分がぶれずに、半分が生活を崩したということだ。


高級車を買い、マンションを買って、最後は離婚。その時「失敗した」と悔やんだそうだ。


理念のない人が多額の金を持つと、おかしなことになる。


これには100%納得する。


自分が所属するIT業界も、自社でもIPO長者は沢山いるがやはり理念のない人が多額のカネを持った場合人間性が崩れていく人を沢山見て来た。


結局その人が何を人生の目標においているかが重要なのだろう。

今回の記事で面白かったのは、パソナフォスターの佐藤社長の話。


パソナの子会社として企業と保育のニーズを結ぶ保育所を展開している会社。


最初の3年で1億5千万円の赤字になっても南部さんの理解で事業を継続し、今では働く女性の見方となる社会的意義の高い事業を続けている。


是非もっと事業を拡大して女性の働く環境を整えてもらい、女性の就業機会を増やして欲しいと思う。

日経ビジネス 06029

テーマ:

今回の記事で面白かったのは、「不死身の同族経営」、「金川千尋怒りの経営」。


欧米のビジネススクールでは、同族経営のためのクラスが盛んだというのは知っていたが、日本にも強い同族企業企業があるらしい。


アイリスオーヤマや山野美容グループ、コーセーなど。


サラリーマン社長は、目先の利益を追うか、任期をまっとうするか、名を残すためにバクチを打つ社長が多くなりがちだが、同族企業の社長は目先の利益よりブランドのために投資したり、株主価値より従業員価値を重視したりと考え方が違うようだ。


また金川千尋氏の記事では、あくなき成長意欲を知り、執念のようなものを感じた。


これだけ会社を成長させようと自分にも社員にも厳しい人がいるだろうか?


少しは見習いたいものだ。。。


P.F. ドラッカー, 窪田 恭子
ドラッカーの遺言

知の巨人が亡くなり、大変な人物が現世からいなくなったもんだ、ととても大きな損失に感じたことを覚えている。


本著は日本人向けに残した本でとても貴重な内容だ。


日本が直面しているのは危機ではなく、時代の変わり目である。時代が変わったことを認め、その変化に対応していくための意識改革に取組むべきである。変化を拒絶してはならない。


日本の素晴らしさを知っているつもりの自分からすればとても頼もしい言葉だ。


但し一方で、保護主義と官僚システム、日本語の難しさと世界の共通言語である英語に弱いことなどが障壁となり時代の移行期を乗り切れないという危惧もあるとのことだ。


「経営の本質とは何でしょう」

①あなたの事業は何か?何を達成しようとしているのか?何が他の事業と異なるところなのか?

②あなたの事業の成果を、いかに定義するか?

③あなたのコア・コンピタンスは何か?

→成果を得るために、どんな強みを活かして、何をしなければいけないのか?

経営の本質はすべてこの一言に言い表せます。


新規事業を行う際、③は当たり前に考えることだが②を十分に考えきれていないことが多いのではないだろうか。事業の成果。どこまで事業を伸ばして行こうとしているのかによって大いに変わってくるだろう。



「自分がやりたいこと」への誘惑に打ち克つ

トルーマンは自分がやりたいことへの誘惑に打ち克ち、今すべきことを断行する決意をしました。

「何をしたいか」ではなく、「何をすべきか」を考えて行動したトルーマンは最高にして最大の功績を残した大統領と言えるでしょう。

「自分の仕事は何か」を問う

「自分の仕事は何か」を問い、「何が自分に適しているか」「何が自分に適していないか」を突き詰めるべきである。

どんな職業であれ、有能な人間は自分の得意・不得意を熟知している。そしてそれを知り抜いているがために、生じた変化に柔軟に対応することが出来るのだ。


「自分がやりたいこと」でなく「何をすべきか」、「自分の仕事は何か」という言葉は重い。


つい先日社長と入社以来の激論をした。


後で冷静になって考えてみれば彼は、「何をすべきか」、「自分の仕事は何か」という事を問い続けていたのかも知れない。


社長がクライアントであり、彼の身代わりが出来るような動きをすることを求められている。


特殊な仕事だけに、「何をすべきか」「自分の仕事は何か」を強く意識して取組む必要があることを思い知った。


内藤 寿七郎
子どもの「花」が育つとき―21世紀をになう子どもたちへ!語り伝えたい、育児メッセージ

沢山の育児本を読んで来た嫁が最良の本と言っていたので早速読んで見る。


内藤寿七郎氏は、日本小児科医会名誉会長であり産婦人科として有名な愛育病院の名誉院長でもある人で、写真からしてその人間性が表れているような人だ。


育児は難しい。


その瞬間瞬間で、どう対応することがベストなのだろう?と考えてしまうことがある。


本書でも3歳までの親の接し方が、子供の人間性に大きく影響するとある。だからこそ慎重にもなるし楽しくもある。


最近息子の成長が著しい。週末に子供と過ごす時間が一番幸せを感じる時だ。

杉山 由美子
21世紀お子様教育事情―おけいこごと・家庭のしつけ・受験

嫁が育児、食育について相当に勉強しているが、嫁が読んだ本は全て読んで少なくとも知識だけは追いつこうと決めている。


そんな中、嫁のオススメの一冊があるということでお稽古事についての本書を読んでみた。


もともと世の中のお受験ママ達を冷やかな目で見ていたが、幼少期の才能を伸ばすための教育にはとても興味がある。


稽古事は子供が楽しんでいたらやればよいし、嫌がっていたら止めさせれば良いということらしい。


確かに勉強しなさいと言われるとやる気をなくす子供を見ていればその通りなのかも知れない。


ただ親として大事なことは、子供にチャンスを与えること。


押し付けないで、最後は自主性に任せるのだが、チャンスを与えることが子供の成長や人間性に大きく影響すると思う。


夫婦で子供の育て方について議論するのは楽しいものだ。