まずは、こちら。
中日キャンプの第2クール初日の9日、実戦形式のシート打撃で、ドラフト4位の松井佑介外野手(22)=東農大=が猛アピールだ。中前打に加えて守りでも自慢の強肩で走者を刺し、攻守に輝きを放った。ドラフト5位の大島洋平外野手(24)=日本生命=も負けじとヒットで存在感を誇示。1軍枠、外野の定位置争いを、期待のルーキーコンビがますます混とんとさせそうだ。
このときを待っていた。セサルが放ったライト前の安打に松井佑が猛然と突っ込む。一塁走者の藤井が二塁ベースをけるのが目に入った。強肩を見せつける最大のチャンス。ルーキーは思い切りよく右腕を振った。
「コントロールを意識した。カットマンの岩崎(達)さんを目がけて投げることを考えた」
高校時代に投手として最速144キロをマークした剛腕から“レーザービーム”が放たれる。岩崎達がボールをスルーすると、白球は地をはうようにツーバウンドしてサードへ。チーム一、二を争う俊足・藤井が悠々とアウトになった。
「ボクは肩を評価されて取られたんだと思っていますから」。松井佑はホッとしたようにほほ笑んだ。
もともと送球には自信を持っている。加えて、キャンプ入りしてからは先輩外野手の技をしっかり盗んでいた。「和田さん、藤井さんの送球はいつも見ています。どんな投げ方をしているのか参考になりますから」
特に和田は2年連続でリーグ最多の補殺を記録しているだけに、格好のお手本だ。「軽く投げているように見えて、球筋もコントロールも安定している」と松井佑。「いくら肩が強くても力んでそれてしまったら意味がない」と、理想の送球を追求している。
肩のみならず、バッティングも非凡だ。シート打撃では斉藤の高めに浮いた141キロを逃さずとらえ、痛烈なゴロで中前へはじき返した。「センター返しを心がけた」という狙い通りの一打。わずか2打席の少ないチャンスで、きっちり結果を残した。
打ってよし、守ってよし。首脳陣の評価はうなぎ上りだ。笘篠外野守備走塁コーチが「肩が強いね」と感心すれば、石嶺打撃コーチも「強く振れるところがいい」と能力の高さを認めた。
1軍生き残り、さらには外野の一角争いはこれからが正念場。松井佑は「プロはタマのキレが全然違う。もっと練習しないと」と冷静に前を向く。注目度では上位指名に後れを取っていたルーキーが、その実力で脚光を浴びてきた。(木村尚公)
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なんかこの記事を見て、ベイの松本を思い出しました。
昨年のオープン戦で、藤井くんにタッチアップさせなかったあの強肩。
「敵ながら、こいつはすごい」と思ったものです。
それを再現したか。
ま、順当に藤井くんとセサルで決まりじゃ面白くないから、いい刺激になるな。
このプレーは、松井なりの挑戦状ということにしましょう。