人がどろどろ溶ける映画 | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

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「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

人間がドロンと溶けるのって、

ホラー映画ではけっこうな見せ場だと思います。


地獄のゾンビ劇場-溶解人間&吐きだめの悪魔

 「溶解人間」「吐きだめの悪魔」VHSジャケット。

 

人が溶ける映画と言えば、

ひと昔前なら、

「魔鬼雨」「溶解人間」 でしたね。

 

「魔鬼雨」ではクライマックス、邪教の信者たちが雨でどろどろ溶けまくります。

 

「溶解人間」 では宇宙で強い光線を浴びて帰還した宇宙飛行士が、

全身どろどろ溶けながら錯乱して人を襲います。

 

「魔鬼雨」の特殊効果は、

溶け顔のアプライエンス(人口の皮膚のピース)を役者さんに装着し、

中から液体をダラダラ流す方法。

 

「溶解人間」 では段階別に複数の溶け顔マスクを使用。

シロップをかけて粘液感を出してました。

 

どちらも締めはダミーの空気を抜く方法で溶け切る様を表現。

溶け汁を出しながらふにゃ~、とへこんで潰れてく感じです。

 

「吐きだめの悪魔」なんて作品もありましたね.

汚染されたワインを飲んだ浮浪者が、青い粘液を噴出しながらどろどろ溶けます。

こちらも基本はアプライエンスの下から液を出す方法。

締めはマンガチックな崩れ顔のダミーも登場します。

(上のジャケ写参照)

 

「死霊のはらわた」 では溶けて消滅するゾンビをクレイアニメで描写。

アニメ特有の異質な動きで楽しい映像になりましたが、

粘土なので粘液感は無く、

溶解と言うより崩壊でしたね。

 

ついでにゾンビの崩壊と言えば「ゾンビコップ」が秀逸。

蘇生薬が切れて、生きながら朽ち果てる女性が印象的でした。

重力に負けて顔半面が垂れ下がってゆく感じがリアル。

全身がアッという間に崩れる様を、メイクとダミーで表現。

頭蓋骨ダミーに本人の顔面をオプチカル合成して、上手く悲壮感を出してました。

 

画的に洗練されていた顔面溶解は、

「レイダース 失われた聖櫃」のクライマックス。

ホラーではありませんが。

 

悲鳴を上げた状態で一気にドロンと溶け切る様は見事でした。

ゼラチン製のダミーヘッドを加熱してゆっくり溶かし、

コマ落としで撮影して一瞬の映像に仕上げています。

ダミーは下地が赤、表面が肌色のゼラチンなので、

皮膚が溶け続いて血が流れ出します。

 

強く印象に残っているのは、

やはり非ホラーですが、

「ロボコップ」で溶剤を全身に浴びて溶ける悪人の子分。

 

全身どろどろ溶けながら助けを求めて歩き回り、

身体の内部からグズグズになって、

最後は車に撥ねられ、巨大な飛沫となって砕け散ります。

 

悪人とは言え悲惨。子分なのに。

親分の方は、首に針を刺されて死ぬだけなので、

なんかバランスが・・・・・

 

以上、印象的だった人体溶解映画を列挙してみました。

古い作品ばかりなのでいずれもアナログな特殊効果。

今ならCGですかね。

でもこれに関しては、アナログでやった方がリアルな気がします。

CGだと汚らしさが足りなくなりそうで。

 

ちなみに私も大昔、まだ10代の頃ですが、

自作8ミリ映画でやってみたことがあります。

「レイダース」式のゼラチン製ダミーを溶かす方法。

でもコマ落とし撮影も1コマ撮影も出来ないカメラを使用したので、

お手軽に上から熱湯をかけて溶かしちゃいました。

 

ダミーの出来は悪いし、

湯気がモクモク上がって不自然極まりない仕上がりでしたが、

15歳の私は、

「やったことに意義があるのだ!」

と自分に言い聞かせて使用。

今ならリテーク必至の酷いカットでしたよ。

 

これ!(恥)


地獄のゾンビ劇場-ブラッドマニア
 15歳の頃、学園祭用に撮った私の恥ずかしい映画、

 「ブラッドマニア」より、溶ける担任の斉藤先生。

 

人がどろどろ溶ける場面、

いずれ再チャレンジしたいですね。

 

その時は全力で、凄い映像をお見せします!

多分。

 

・・・・・また粘土とかでやっちゃったらゴメンナサイ。

 

 

 

 

 

 

 

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