秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

秘密の扉
久しぶりに二人の都合が付いた。

「この間は山だったから今度は海にしよう」と、たかし。

「へい」もう顔も忘れそうなんだけどな…忙しいのは私だから、文句も言えない。
春先に私が「鎌倉!鎌倉!」と、騒いだからてっきりそちら方面かと思ったら、鋸山のどこが海なんだか。



「たかしっ!
 登ったら降りなきゃいけないよ、もう良いよここで」
「うーむ、あそこで手を振るdoorを撮りたいから君だけ登りなさい」
「ひぃぇ~」

後から来た彼と、垂直に切り立った下を眺める。海も。絶景。その後富津岬の先端にも行ってはしゃいだ。





「痩せたみたいだけど、大丈夫?」
「さぁ、測ってないからわからないけど、たかしがそういうならそうかもしれない」
微笑。
「私のこと好き?好きって言って」
「さっき言ったよ」
「言ってない」言ってない。聞いていない。いくらでも聞きたいのに。ケチ。

相変わらず私は少しも成長していない。たかしも相変わらず。もうここに何か書くようなことも当分考えられない。


今は、この瞬間は、あっという間に過去になっていく。

とても不思議なことだけど、時間を経過してみると、辛く苦しい思い出は消え、楽しかったことだけが思い出されるのだ。耐え難いと思った痛みさえ、いつの間にか消えてしまう。

過去は消えないし残るけれど、
思い出されるそれらは、どれも虹色に輝いて蘇る。
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