秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

「door、今日は打ち合わせで東京に行くけど、帰り逢えるかなー」
「\(^o^)/大丈夫ー
何時頃終わる予定?」
「5時半かな?」

「わかった、6時前にこっちを出発するから」

私達は中間地点で待ち合わせたのだけれど、現われたたかしを見てドキドキした。


萌・萌・萌

やっぱり男のコート姿はいい。よく考えてみたら、たかしのスーツ姿をちゃんと見たのも初めてだ。濃紺のスーツに映えて横顔はいつもより端整に見える。彼にこういう色味が合うとは知らなかった。


壊・壊・壊


居酒屋に入って席に座るとたかしはネクタイを畳んでコートのポケットに入れる。なんだか一つ一つを新鮮に感じる。
こんな風に仕事の後に待ち合わせをするなんて独身時代のデートみたいだ。いや二人ともれっきとした独身だけど、所帯持ちだからそんな風に感じるんだろう。若いカップルに混じって二人で鍋を突付いた。


私たちは子供の頃の話をした。少しずつ解き明かされる、たかしという人物を私は楽しんでいる。


長い時間かけて楽しみを引き伸ばそうと、初めに計画したとおりに。


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「あのね、不器用で居たいとか思っていない?」

「耳が痛いです」

「要は使い分けなのよ、お母さんであるあなたと、本来のあなたは少し違っているはずよ。使い分けられるわよ」

「そうですかねぇ」


帰ってきてから考える。

どう考えても使い分けてると思えない。違うのは関係性だ。


たかしに対してもそれは余り変わらない。嫌われたくないから、我がままを言ったり駄々をこねたりしてみたいのを抑えているだけ。彼に対しては甘えたいと思う。それが関係性。


「なかなかまとまった時間が取れないから、年末の休みのとき、一日でいいから、ゆっくり一日中一緒にいたいの」


鬱陶しいと思われたくなくてずっと我慢していた。

でもたまには私だけの一日が欲しい。


愛してる。

そして甘やかして欲しいの。

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長い長いねっとりとしたキス。ソファに座っているたかしに跨って、腰を動かした。もう彼は固くなっている。
「私いやらしい?」
「うん」
服を着たまましばらく互いに性器をこすり付けあった。
「もっと私をいやらしくして」
そう言ってたかしのベルトを外す。


ここのところ仕事のこと、子供のことで頭が一杯だった。彼と一緒の時、それは忘れているけれど、頭の中はちっともいやらしくなく、私はただぬくもりと癒しが欲しい。


たかしはシフォンのパンティをずらして私の裂け目に沿って舌を差し入れた。うねうねと動く舌。くねくねと反応する私の身体。どうやって服を脱いだのか覚えていない。
私たちは布団に移った。
久しぶりに彼の裸体が見たい。前に見たのはいつだったか覚えていない。
「身体を良く見せて」
「やだ、恥ずかしい」
私はふとんを剥ぎ取る。離れたくないその身体を抱きしめる。
ずっとこのままでいられたら良い。
抱きしめてもらって、離れないように私の身体にたかしの楔を打ち込んで、動かないでそのまま眠りたい。ただ繋がっていたい。


「動いちゃダメだよ」
自分でそう言ったのに、1分と持たないで先に動いてしまったのは私だ。そうしていつの間にかたかしの好きな後ろからの体勢に変わった。たぶん腰が楽なんだろうし、後ろから激しく突くのが彼の好みなんだろうと思う。体位としては嫌いではないけれど、たかしとだと実はかなり痛い。始めの頃は処女に戻ったかと思うぐらい痛かった。今でも少し間が空くと痛くなる。
他の体位でたっぷり感じてからなら受け入れられるけれど、今回は悲鳴が上がってしまった。

「痛い!」
「ゴメン、つい」
「うん…」


今回はダメだなと思う。たかしもがっついているし、時間も無い。第一私の頭の中がいやらしくない。
いやらしくなりたい。
もっともっといやらしくなりたい。

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テーマ:
081111_1720~001.jpg
夕焼け空は瞬く間に移りかわり
いつもその刹那だけの色

その無常が胸を締め付ける
変わらないものは何もない
その刹那を哀惜して
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時折たかしに感動させられることがある。
40代も半ばに来た立派なオジサンなのに、まるで高校生と話しているような気持ちになるのだ。
ポーズ?受け狙い?といろいろ考えてみたものの、基本性格から考えてみると、やはりウブというのが正しいのだろうと解った。
世の中を渡っていくのに身につけた軽さだと思っていたものは、実はかなりのパーセンテージで元々の軽やかさらしい。こんなに素直で純真な中年がいて良いのだろうかとたまに当惑してしまう。なんだか箱にでも入っているみたい。



過去知り合った男性たちとは真逆のベクトルだった。
皆、背負えないものを無理に背負うことが男らしいことだという幻想に囚われていた。男らしさという幻想を証明しようと躍起になっていた。
弱さを隠し、無い力を振り絞り、欺き、無理を重ねて生きていた。


そんなに無理することないのにね。
淡々と背負えるものだけを背負って、出来ないことは素直に出来ないと言い、楽しく生きていければ良いのにと、いつも思っていたのだった。


たかしはそんな人物で、それは新鮮な驚きだった。




いつまでもそんな風でいてね。

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Google mapのストリートビューが、凄いという話は聞いてはいたが試したことはなかった。

ふと試してみる気になって自分のうちを見てみたら見慣れた風景が目に飛び込んできた。プライバシーの侵害、空き巣狙いの下見になるなど、問題視する人がいるのも無理はないと思う。
ただいつも思うことだけれど、道具はあくまでも道具であって、どう使うかは個人に委ねられているのである。


自分の住まいの周りをあれこれ見た後、以前住んでいたところをあちこち見て回った。懐かしい光景が目に飛び込んでくる。ずいぶんと変わったところもあった。

一通り見終わった後、たかしの最寄り駅を見た。どこに住んでいるのだろう。家にはお嬢さんたちがいるから私は一度も訪れたことがない。住所を知りたければ車の中に車検証があるだろうから、別に彼に聞く必要もない。駅の周りは写真で見たことのある光景らしきものが写っていた。


地図を見ながら私の頭の中が勝手に動き出す。いつか交わした会話。何気ない情報。
「何階に住んでいるの?」
「○階」
「ベランダから富士山が見えることもあるんだよ」


「たかしんちは駅から遠いの?」
「そんなに遠くはないよ」


「ホンダのディーラーから歩いて○分もかかった、暑かったよ」


雪の日に送られてきた写真には向かいの特徴のある、しかしどこにでもある建物がおぼろげに映っていた。


その辺りにあるホンダのディーラーから歩いて○分の距離で、駅からそんなに遠くないところ、○階以上のマンション。西が見える向き。
私は何をやっているんだろうと、ふと思う。けれど頭は地図を見ながら勝手に動いている。


果たして向かいには特徴のある、どこにでもある建物があった。

そのマンションの名前で検索を掛けると、売りに出たほかの部屋の写真まで見ることができた。


あらら、そんなつもりじゃなかったのに。
自分のやっていることに気がついて、あまりの痛さに愕然とする。私がこんなことをしているなんて知られたら、引かれるだろうなぁ。

ただちょっと興味があっただけで、そこまで行き着いてしまう。そんな私がいる。
そしてそんな人は山のようにいるんだろう。

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