秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして

先日からの極端に不安定な天候、夏の疲労、いろいろ理由は思い当たるから当然ともいえるけれど、気持ちまで落ちる。
一番身近な人に我がままを言ったり、構って欲しくなったりするのがこんな時で、相手から力を分けて欲しいのだろう。
うずくまって大人しくしているのが一番良いのだ。いつも元気ではいられないのだから。
ゆっくり休めば良いことだってわかっていても、やっぱりたかしに甘えたいと思うのだ。



今の距離感が二人にとって丁度いいだろうと理性では判断できる。

でも気持ちでは少し寂しく物足りなく思える。
そんなところを焦点にして我がままを言ったら収拾がつかなくなってしまう。

心を裸にしていけば行くほど、私は子どもに返っていくし、そんな私をたかしは慈しんでくれる。
もっと、もっと。子供っぽい感性からすると、計算も理性も薄汚く思えたりするのだ。


あぁ、多分ここが正念場。
ここに書き捨ててじっとしていよう。

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昨日は肌寒いくらいだった。


買い物から帰って来て昼寝と称してひとつの布団に二人で横になった。ぬくぬくの掛け布団が気持ちいい。
「doorは自分が似合うの良く知ってるよね。
迷わず決めて、即買うところはさすがだー」
「なんかビッと来るんだよね。迷っても結局それになるからあんまり意味がないの」
「ふうん」
「たかしはメタボにリーチが掛かっちゃったけど大丈夫?」

彼のお腹の肉をつまんでみる。
たかしがジーンズを買うとき、それまでのサイズが入らなかった。
「まだあと2センチもある」
「2センチってすぐだよ。私なんかメタボまで30センチちかくも余裕があるモンね」
「えー、なにそれ」
「女の人のメタボは90センチなんだ」
「それは凄ーく不公平な気がするー」

私は寝つきが悪いのに、たかしと一緒だと不思議なくらいコトンと寝てしまう。一時間程熟睡して私たちは眼を覚ました。


「短い時間だけどdoorと一緒に寝ると熟睡して、目覚めたときスッキリしてるんだー」
毎日少しずつ蓄積されていく疲れ。それは心も同じことで、たまの休みにこうして癒し合う。

もっとという気持ちがないわけではない。でも多分これぐらいがちょうど良いのだと自分に言い聞かせている。

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一昨日は満月。

おりものに血が混じって排卵日とわかる。道理でと、しばし納得。
夕方雨の坂道を歩きながら服が張り付き、まとわり着く感じが私を刺激していた。身体の中心から頭の先まで快感の記憶が一筋に突き抜けて、記憶でなく今すぐに実感したいと思う。


今日は無理だと分かっている。
そもそも自分の都合がつかない。


それでも身体の空洞を埋めたいと思うプリミティブな情動を少し引きずって堪らずに電話する。
「今日は満月だし、排卵日だしむらむらしてる」
「じゃぁ、早く寝なさい」
「へ?」
「月に吠えながら寝ましょう」
軽くいなされて、そりゃそうだと思わず納得した。
「じゃ、これからすぐ行くから」と言われたらそれはそれで困る。


「わぉ~ん」と小さく吠えて眠りに付いた。

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土曜日。
「ちょこっとだけ顔見たいからそっちのほうに行ったら逢える時間ある?」

「週明け都合つけて僕が行くから」

「それは無理でしょう」

「大丈夫、大丈夫」

私は無理だと思った。来るにしてもたかしの生活に無理が掛かる。無理をしたら続かなくなる。そんなことは望んでいない。
お茶でも飲みながらホンの少し最近あった面白い出来事をお喋りしたかっただけだったのに。
忙しい時に来ると言われても困るなとチラッと思った。


月曜日の夕方メールが来て
「今日早く終わりそうならそっちへ行く」
「6時くらいには終わるけど、無理しないで」
「無理してない、大丈夫」
たかしの職場からうちまでたっぷり2時間掛かる。

それから食事はどうするのか気になった。私の作ったものを食べて欲しかったけど、そんな風にしっかり食事をしていいものなのかどうか。
「ご飯どうする?」
何時まで居られるのだろう。それとも泊まって行くつもりなのだろうか。メールの返事はなかった。


ままよと刺身を買って家に帰り、急いでご飯を炊く。庭先の野菜を収穫したところにたかしがやってきた。
「いらっしゃい」
たかしはなんだか所在無げにしている。
「そこに座れば?」
「手伝うよ」
「もう出来るから。人の作ったものなら、何でも美味しいでしょう」
私のうちのダイニングテーブルで二人で向かい合わせに座って食べるのは凄く久しぶりだ。
「うわぁ、こんなにガッツリ」
「えへー、久しぶりにちゃんと作った」


たかしが食べる姿を見ながらたかしのお嬢さんたちのことが頭を掠めた。彼女たちはどうしているんだろう。
珍しくそそくさと食べる様子に、すぐに帰るつもりらしいと理解できた。わざわざ来てもらって申し訳ない気持ちと、ゆっくり出来ないことに苛立つ気持ち。相反する感情が交錯する。

それを棚の上に上げて、聞いて欲しかった傑作な話をたかしにして二人でお腹を抱えて笑った。


お茶を持ってソファに移動したけど、私は
「もう帰ったほうがいいね」と言った。たかしに「帰る」といわれるより辛くないかも。


(大人だ。私は大人だ)と自分に言い聞かせる。
「もうちょっとだけ」
舌が絡まりあってたかしが圧し掛かってくる。なんだか急かされているようで落ち着かない。気分が乗らない。
「ぃやー、今日はさぁ」
やんわりと拒絶しようと思ったら汗で足に張り付いたジーンズはぺろりと裏返しにひん剥かれてしまった。
なんだかたかしはこなそうとしているみたいだ。そうでなければ精液を放出したいだけ。


「わかったからシャワー浴びてこようよ」
かなり白けた気分になって、なにかが違うと思うけれど、それをきちんと話す時間もない。そして乗らない気分とは裏腹に私の身体は彼の丸っこい切っ先を待っていたりする。
いくつかある私の欲情のスイッチをたかしが正確に入れたからだ。


逢えない時間が想いを純化させるのに、現実と折り合わせるのは厳しい。

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「たかしは来週丸々休みだからいいじゃん」


「来週はいつもどおりだよー
 今年は休めそうにないから休める時に休むって今週月曜日休んだじゃん
 すぐ忘れるんだからー」


「えー夏休み無いのー!」


「そうだよー
 doorは月初めだから休めないって言ってたよー」


「夏休みがないっていうのは初めて聞いたような…
 よっぽど忙しいんだね」


たかしの会社の就業カレンダーでは今週丸々休みだったのだが。それに夏休み無しの話は全然聞いていない。「今年は休めそうにないから」という前置きはその話をしたメッセのアーカイブには残っていなかった。
やっぱり聞いてない。
言ったつもりで言っていない。親しいからこそよくある話だ。


私たちの間には遠慮や容易に触れられない話がたくさんある。
傷に触れてしまうかもしれない過去のこと、先の見えない未来のこと。
それからそれぞれの家庭のことには立ち入らない。それは相手の問題だから。
助けたくても何か出来るわけでない。手出しの出来ない問題に口を挟むべきではないとお互いに思っているのだろう。話し合ったわけではなくいつの間にかそんな風になっていた。

それでも私たちの間合いが詰まりつつあり、そんな変化を面白く思う。



「あのさーたかし、いい加減自分の部屋にエアコン付けなよ。もう年なんだから修行も大概にしないと」


「まだ若いもん」


「そんなんで体力消耗したりするのは…どうなのかなー」


なぜかわからないが、たかしは修行と称して自分の部屋にエアコンを付けることを頑固に拒絶している。
別に私がその部屋に行くわけではないので私には関係のないことだけれど、軽い熱中症と思われる頭痛を引き起こしてまで拒絶する意味が理解できない。


「体力付けてるんだし」


「付いてないじゃん」


「doorも毎日お寝坊」


「それはエアコンで解決できる問題じゃないもん」


「目覚まし10個そろえるのだ」


「大丈夫だよ遅刻してるわけじゃないし
そもそも早起き教のたかしだって一回遅刻したのを知ってるぞ!私と同じ回数だ」


「忘れなさい
 doorも時計を買えば寝坊しなくてすむぞー」


「目覚まし時計は使ってないのが3個ぐらいあるの」


「電池がなければ役に立たないからー」


「この間まとめ買いしてたくさんある
 朝早く眼が覚めても遅刻する時はするし、寝坊しても間に合うんだから意味がない」


「開き直ってるしー」


「たかしひとりがエアコンをつけなくても地球温暖化はふせげないぞー」


「少しは役に立ってる」


「頑固な人だー
 ホントはどうして?」


「エアコン好きじゃないしー」


だったら暑いとか言うなっ!と私は思ってしまうのだ。地球温暖化防止だってオデッセイみたいな車で通勤しているヤツに言われたくないっ!と思ってしまうのだ。思っているだけで、言わないだけの知恵は身に付けたけれど、きっとそのうちに言ってしまうに違いない。だってそれが私だもの。

それは多分たかしも一緒で、朝私からのメールが行かないとずっとイライラ、ハラハラしているのだろう。


「やっぱりマゾっ気があるんだー
 そのうちハイヒールでふんずけてやるー」


これからどんな風にぶつかっていくのか、面白いのは これからだ。

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まともにデートらしきことをしたのはいつだったか考え込んでしまった。幸いブログがあるから思い出せるけれど随分遠くに感じる。

二人とも仕事の忙しさは相変わらず。お互い子供がいるし、休みの日ぐらい彼らともゆっくり時間をとってあげたい。その隙の1時間2時間を縫いながら、結局殆ど毎週顔は合わせている。


「今週末は身体を休めないとダメだよ。私も疲れているから」

と言って彼も納得したはずなのに。

たかしの知っているブログで仕事の愚痴めいたことを少し書いたら日曜の夜に来てくれた。たかしが心配するような記事にしないように注意を払ったのだけれど。

ソファに座るたかしの膝に頭を預けると撫でてくれた。彼が思っているより私はずっとタフなつもりだけれど、そうやってフォローされてしまうと、今度は泣き出しそうになってしまう。


ひょっとしてここで書いた2日の記事を読んだのだろうかと、ふと心配になってしまった。



私の好きなずんだの大福を二人で食べながら、富士周辺のパンフレットを貰ってきていたのを見せた。

「いつか二人でキャンプに行きたいなと思って見てたの」

「秋がいいな」

とたかしが言う。

それは多分今年の秋のことではない。いつかずっと先の話だ。一緒にしたいこと、行きたいところはたくさんある。カヌーを教えてもらう約束、海釣りに連れて行ってくれる約束…

きっと私たちは少しずつ叶えて行く。慌てないで。

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身体も神経もとても疲れていて、こんな日はたかしに頭を撫でて欲しいなと思う

胸に頭を埋めて

そうしたらすぐに眠れるのに

そうは思っても私は何も言わない、言えない

困らせたくない、無理させたくない

「お利巧にするー」と元気を装ってひとりで耐えてしまう


それが良いのか悪いのか

もう少し経って時間が出来たらたくさん甘えさせて欲しいけど、いつになったらそんな日が来るかな


弱い私は重いだろうし、強い私は可愛くない

と、少し捨て鉢になって


心の乱れる新月の夜


書いてしまえばそれで終わる

弱い自分をそうやって支えてる





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