入院患者中毒死 点滴開始前に注射器などで界面活性剤混入か

フジテレビ系(FNN) 9月25日(日)6時56分配信

神奈川・横浜市神奈川区の病院で、界面活性剤が点滴に混入され、88歳の男性が中毒死した事件で、混入は、被害者に点滴を始める前に注射器などで行われた可能性が高いことがわかった。
9月20日午前4時ごろ、神奈川区の大口病院で、入院中に死亡した八巻信雄さん(88)は、司法解剖の結果、点滴に界面活性剤が混入され、中毒死したことがわかっている。
警察は、現場の状況から、混入が行われたのは、八巻さんに点滴を始める前で、容器下部のゴム栓から、注射器のようなもので注入した可能性が高いとみている。
一方、病院には、8月までに、看護師の制服が切られたり、職員の飲み物に漂白剤のようなものが混入されるトラブルが相次いでいたが、横浜市には、これらのトラブルに加え、八巻さんが死亡した事件についても、同じ人物から告発メールが送られていたことがわかった。
横浜市健康福祉局健康安全部の浜 哲夫医療安全課長は「漂白剤なんですけども、商品名で、こちらの方に情報提供があったんですけどもね。『点滴の中に混入されているという事件が発生したようですよ』と」と述べた。

市は、この件について、警察には届けていなかった。
警察は、一連のトラブルと事件との関連も、慎重に調べている。

 

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