アフリカ東部のウガンダで医療支援をするため、日本赤十字社に所属する2人の外科医が24日深夜、関西国際空港を出発する。赴任先のウガンダ北部は20年余り続いた内戦で社会基盤が崩壊し、家に戻れない難民も多いという。2人は「現地のためにできるだけのことをしたい」と話している。

 大阪赤十字病院国際医療救援部長、中出雅治さん(51)と高山赤十字病院(岐阜県)副院長、白子隆志さん(50)で、日本赤十字社によると、治安が不安定なウガンダ北部に日本人医師が派遣されるのは初めて。

 2人が支援に入るのは、パデル県(人口約45万人)にある唯一の病院「カロンゴ病院」。外科医はおらず、産婦人科医1人と内科医6人がすべての患者の診療をしている。現地の医師不足は深刻で、医師のいない病院もあるという。

 カロンゴ病院には外科施設はなく、中出さんらの支援はまず、患者を受け入れる手術室をつくることから始まる。

 呼吸器外科が専門の中出さんは、これまでスマトラ沖地震やハイチ大地震といった海外の医療支援の実績もあり、「海外では日本のような高度医療は現地では難しい。長期にわたって支援できるよう、現地の医療水準を考えながら活動したい」。白子さんも「現地の宗教や文化を尊重することも大切。ウガンダ人スタッフたちに学びながら支援をしたい」と話していた。

 赴任期間は、中出さんは3カ月、白子さんは1カ月。日本赤十字社は医師を交代しながら3年間わたり医療支援を続ける予定。

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