- 音楽と文学の対位法 (中公文庫)/中央公論新社
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音楽雑誌で青柳氏のエッセイを読むことは度々ありましたが、本を購入して読むのは初めて。
何を読もうか調べているときに、この本のタイトルに魅了されました。
音楽と文学の対位法・・・・。なんて美しいタイトルなのでしょうか。
本の内容はというと、モーツアルト、シューマンとホフマン、ショパンとハイネ、ワーグナー、ラヴェル、ドビュッシーとランボーをテーマとした文化史。
例えばモーツアルトの話の中では日本の作家、宮本輝氏の『錦繍』という小説がでてきます。
- 錦繍 (新潮文庫)/新潮社
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この小説の中の登場人物たちが、書簡の中でモーツアルトの死生観について語ります。
私は中学生の時にこの小説を読んだのですが、今となっては、登場人物の心情などまったく理解できていなかったように思います。
今ならもっと理解できるかもしれません。もう一度読みたくなりました。
話が逸れましたが、その他、ショパンの話の中では、ショパンは生徒のレッスン中にストレスを紛らわすために、並べた鉛筆をぽきぽき折っていたというエピソードなどもあり、笑ってしまいました。
レッスン中に先生が隣で鉛筆を折っていたら怖いですね。
音楽だけにとどまらず、文学、絵画など広い分野について書かれているので、美術、音楽、文学に興味がある方にお薦めの本です。
私は、大掃除の予定を大幅に変更して読んでいます。
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夫から子供へのお土産なので、私はまだ一つも食べていません
金沢市 ドルチェピアノ教室