エクアドルがデフォルト宣言!債務総額は38億ドル・・・。
テーマ:気になるニュースアメリカ初の金融危機、リーマン・ブラザーズの破綻から、ついに一国目のデフォルト宣言する国が出てきてしまった。エクアドルといっても、インカ帝国、ガラパゴス諸島しか思いつかないのだが・・・・。記事を掲載しよう。また、この情報は読者からの提供である。お礼を述べておきたい。
エクアドル、債務不履行を宣言=他の新興国に波及の懸念
【ニューヨーク12日時事】南米のエクアドルは12日、同国政府が発行した外貨建て債務についてデフォルト(債務不履行)の方針を宣言した。債務は総額約38億ドル(約3500億円)。コレア大統領はこの日、対外債務について「(前政権による)違法な契約だ」と主張し、リスケジュール(債務返済繰り延べ)などを求める方針を示した。
エクアドルは、原油相場の急落で石油収入が減少し、資金繰りが悪化。先月15日には3060万ドルの返済を延期し、今月15日に支払期限が迫っていた。
今回、デフォルトを宣言したことで、金融市場での資金調達や、国際機関からの新規借り入れは極めて困難になった。資金繰り難から財政支出の削減を迫られ、政情不安に発展する可能性も出てきた。
南米では、ベネズエラやアルゼンチンも原油や穀物価格の下落で外貨準備が落ち込んでおり、デフォルトの連鎖を懸念する声も広がっている。
(http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2008121300070 )
とりあえず、エクアドルというのがどういう国かをもう一度確認しようとおもう。
エクアドル共和国(エクアドルきょうわこく)、通称エクアドルは、南アメリカ西部に位置する共和制 国家である。北にコロンビア、東と南にペルーと国境を接し、西は太平洋に面する。
本土から西に1,000km程離れたところにガラパゴス諸島(スペイン語ではコロン諸島(Archipiélago de Colón)を領有する。首都はキト。最大の都市はグアヤキル。なお、国名のエクアドルはスペイン語で赤道を意味する。
WIKIによれば、どうやらスペイン関係の国・・・つまり、大航海時代のスペインの繁栄時代辺りからの話しになる予感がする。
スペイン植民地時代
1531年にスペイン出身のコンキスタドールの一群を率いてインカ帝国に上陸したフランシスコ・ピサロは、優れた火器や馬を用いてインカ人との戦いを有利に進め、1532年にアタワルパを捕虜にし、1533年にタワンティンスーユを滅ぼした。
スペイン人による征服後、現在のエクアドルに相当する地域はペルー副王領に編入され、リマの統治を受けることになった。1563年にはキトにアウディエンシアが設置された。1717年にサンタフェ・デ・ボゴタを中心にヌエバ・グラナダ副王領が設立されると、エクアドルはこの副王領に組み込まれたが、1722年には再びペルー副王領に組み込まれた。
征服と植民地化による疫病や、ミタ制による酷使により、インディオ人口は植民地時代に大きく減少し、労働力を補填するためにアフリカから黒人 奴隷が移入された。
その一方でスペイン系のクリオージョが社会の寡頭支配層となり、メスティーソ(混血者)や、故郷の土地を離れて流浪するインディオなどの境界的な階層も出現するようになった。また、住人のカトリック化も進んだ。
予想通りの歴史の展開である。この辺りの歴史は複雑なので、途中省略するが、1998年以降を見ておく。
1998年以降
1998年に就任したハミル・マワ大統領は10月26日にブラジリア議定書でアマゾン地域を放棄することを認め、1942年以来続いたペルーとのアマゾン地域を巡る国境紛争はエクアドルの敗北という形で幕を閉じた。2000年1月5日、マ大統領は非常事態宣言を行い、1月9日にそれまでの通貨だったスクレからUSドルに通貨を変更するドル化政策発表した。同年9月にマワは失脚し、アルバロ・ノボアが大統領に就任した。
2003年には軍と先住民組織の支持により、ルシオ・グティエレスが大統領に就任したが、2005年に失脚した。
2006年11月の大統領選挙で、ポプリスモ的な政策に訴えたラファエル・コレアが国民から圧倒的な支持を得て勝利し、2007年に大統領に就任した。コレアは反米を旗印に自主外交を進め、ベネスエラのチャベス政権をはじめとする世界の反米政権との友好的関係の構築や、石油出国機構への再加盟などに尽力した。
2008年 3月3日、コロンビアのウリベ親米政権が3月1日にコロンビア革命軍(FARC,反政府武装組織)征討作戦をエクアドル領内で行ったことに反発し、コロンビアに対し両国の外交関係を断絶することを通告し、公式発表した。
以上。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB )
最終更新 2008年11月26日 (水) 20:32
ここで一旦紹介を終えるが、反米の国だということがわかった。そして、コロンビアとは外交関係を断絶している。その中でのデフォルト宣言であったと。債務不履行額は38億ドル。日本人からすれば非常に少ない額だが、反米政権なら、IMFには頼れなかったということか。
では、日本との関係はどうなのか。外務省のHPで調べてきた。
山中政務官は、エクアドルにおいて、セラノ副大統領、カリオン外務大臣、ロドリゲス・エネルギー鉱山大臣、ボルハ法制局長官と協議するとともに、草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクト「コトコジャオ診療所機材整備計画」供与式、草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式に出席し挨拶を行った。
ルセロ国会議長、プロアニョ・エクアドル日本友好議連会長らと意見交換を行った。またグアヤキル市を訪問し、10月の大統領選挙の有力候補であるロルドス候補、ビテリ候補とエクアドルの政治情勢等につき意見交換を行った。さらに、エクアドル最大のHOY紙のインタビューを受け、内容は日本と中南米の関係から、女性の政治参画、国際社会の平和構築にいたる幅広いものとなった。〔平成18年8月)
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/seimu/yamanaka
/hpe_06/gaiyo.html)
だいたい二年前ということか。
(7)評価
2003年1月以来となる我が国政治レベルの要人訪問であり、エクアドルを重視する我が国の姿勢を伝えるとともに、エクアドル政府との間で、伝統的に良好な二国間関係の継続を確認することができた。
諸会談を通じて、エクアドルの政治的安定及び投資環境整備の重要性を強調するとともに、石油分野を始めとする我が国民間企業の活動が円滑に行われるようエクアドル政府の取り組みを働きかけたことは、今後の二国間関係発展のために意義深かった。また、10月の大統領選挙の複数の有力候補者と意見交換を行うことができた。
以上。
それなりの友好国ではあるみたいだ。ただ、大統領などとの会談しているわけではないので、反米政権になっているエクアドルとの関係がどうなっているかは定かではない。
デフォルト宣言があった以上は、海外からの輸入はストップする。
(1)輸出 138億ドル(2007年)(国家統計調査局)
(2)輸入 125億ドル(2007年)(国家統計調査局)
.主要貿易品
(1)輸出 石油、バナナ、生花、えび
(2)輸入 車両部品、フィルム
8.主要貿易相手国
(1)輸出 米国、ペルー、イタリア、コロンビア、独
(2)輸入 米国、コロンビア、ベネズエラ、ブラジル、チリ、日本
1)対日貿易
- (イ)貿易額(2007年)
- 輸出 241億円
輸入 621億円 - (ロ)主要品目
- 輸出 バナナ、魚粉・ミール、ウッドチップ、魚介類
輸入 輸送機器、一般機械、電気機器、ゴム製品
日本との貿易においては経済規模からすれば活発だったのではないだろうか。そういえば、エクアドル産のバナナなどはたまにスーパーで見かけたことがある。
経済協力〔単位は全て億)
1.日本の援助実績
(1)有償資金協力(2007年度まで、ENベース) 664.36
(2)無償資金協力(2007年度まで、ENベース) 287.32
(3)技術協力実績(2007年度まで、JICAベース) 191.08
2.主要援助国(2006年)
(1)米 (2)日本 (3)西
アメリカの傘に入らず、独自の外交を押し通したエクアドルはデフォルト宣言という道を選んだ。その主要援助国に日本は入っている。今後、政府の援助は難しいだろう。IMFが受け入れるかどうかもわからない。ただ、アメリカ初の金融危機であるために、アメリカの責任はこれからも続いていくことになる。
そして、これがペルーやコロンビアなどに波及する恐れもある。世界の経済情勢は明るくない。日本ができること。世界ができること。それを慎重に見極めていくことが必要になると思う。38億ドルぐらいなら日本がすぐにかたがわりできるのだが、それをやれば、これから先の全ての破綻の国を救うことになる。
特定国の個別支援は日本の国際貢献としてたいした評価は得られないのは間違いない。IMFが受け入れるかどうかはわからないが、日本との友好国であるために、IMFに申請するように政府はエクアドルに働きかけて欲しいとは思う・・・。
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1 ■そうですよね・・・
デフォルトとIMF入りはまったく別の問題ですよね・・・;;
ジンボルトさんの過去記事を読んで知ってたはずなのに、飛ばしちゃいました・・・。
私もジンボルトさんのブログを読み、初めて生きた経済学に触れた一人です。
実際のところ、面白おかしく韓国経済を見始めましたが、ここまで来たらもっと勉強したいと思うようになりました。
アメリカ編、中国編、楽しみです。