2005-09-09 03:41:55

Zephyros ++ 新三国動向

テーマ:解説

[Zephyros 14日 一英国記者] ヴェネツィア・フランス・ネーデルランドという三カ国が海外貿易に積極的に乗り出してから一月を数えた。これらの国々の進出が始まったことで、先行していたイングランド・イスパニア・ポルトガルの三カ国は「新国家諸国」との外交問題という難しい問題を新たに抱えることとなった。

 今回は、9月14日現在での新国家諸国の現状といわゆる既存諸国との関連性を総括する。


●フランス

 新国家中、既存諸国からの亡命者のみならず、新しく船出する航海者たちも最多と噂される大国である。広い領土を持ち国内産物も豊富で、経済面での評価も高い。

 西地中海に臨むマルセイユを本拠とするため、同じく西地中海を根拠地とするイスパニアと競合関係にある。

 対外進出はポンディシェリを獲得したほか、サンジョルジュにも大きな影響力を持つ。近海ではトリポリを中心に西地中海に進出を始めており、今後はイスパニアとの本格的な衝突がありうると言われる。加えて、最近ではゴブラン織の売り場として東地中海のベイルート確保にも成功。その勢力は徐々に拡大を始めており、今後の去就が注目される。


●ヴェネツィア

 唯一東地中海に本拠地を置く国家である。その地理的優位性を生かしアンコナ・カンディア・ファマガスタの三都市を確保。ヤッファにも大きな影響力を有する。だが東地中海での金・宝石交易を大きな財源とするポルトガルはヴェネツィアに対して強硬な態度を示しており、一度陥落したヤッファを奪回している。加えてベイルートはフランスという予想外の勢力が介入する事態となり、今後はヴェネツィアも難しい舵取りを迫られていくことになるだろう。


●ネーデルランド

 イングランド首都ロンドンの、文字通り目と鼻の先に首都のある北海の国家である。その位置からイングランドとの衝突は避けられず、現在も多くの場所でイングランドと競争関係にある。

 対外進出はタマタブを支配し、カリカットに大きな影響力を持つなど、インド航路での積極的な動きが目立つ。それに加え、北海圏の近隣都市であるベルゲン・オスロ・コペンハーゲンにも一定の影響力を有しており、今後イングランドと北海の有力都市を巡ってのさらなる衝突があるものと思われる。


 当初こそ予想より影響が小さいとされた新国家諸国であるが、時を経るにつれてその影響力は大きくなっている。今後は、外交の舞台でもより一層新国家諸国の力が大きく作用することになるだろう。

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2005-08-23 14:58:26

Zephyros ++ 終わりなき戦い──イベリア戦争

テーマ:解説

 セビリアからリスボンまで、彼我の距離は直線でおよそ350km(※1)。速度の速い船なら2日で着けることは、多くの航海者の方々もご存知であろう。だがしかし、現実においてセビリアとリスボンの間に横たわるこの350kmは、地上における他のいかなる350kmよりも遙かに遠い。


 この世界を動かしてきた確かな軸、それがイスパニアとポルトガルの対立である。一つの同じ半島に属し、さほど変わりのない言語を話し、人種的な相違は非常に少ない。だが、にもかかわらず──あるいはそれゆえなのか──両国の隔たりは埋める様子さえ見せず、8月23日現在も東部インドの有力港マスリパタムを巡って争っている。他の4カ国にとっては、両者のいずれに与するのかを決めることが外交方針となっているほど、二大国化が著しい。


 両者の対立の根は非常に深い。今回は簡単に両者の対立の歴史を振り返っていこうと思う。


●カサブランカ海戦(3月11日~13日)

 記念すべき第一回の大海戦の舞台となったのがカサブランカである。当時はまだ国際ルールの定式化が不十分で、略奪や暴言が横行し(※2)、攻撃側の不手際が目立った(※3)。ここでイスパニアは歴史的大敗を喫してカサブランカの影響度を完全に喪失。ポルトガルにその雪辱を果たすことを誓い、両者の長い戦いの火蓋が切って落とされることとなった。


●ケープ封鎖作戦(4月中旬~4月末)

 イスパニアは対ポルトガル作戦として、有力商会を中心とした私掠艦隊によるケープ封鎖を実施。しかし無差別な私掠行為は結果としてイングランド・ポルトガル両国からの大きな反発を呼び、ポルトガルによるケープ攻撃、イングランドによるカリビブ攻撃という最悪の事態を招いた。

 その後、イスパニアは長期戦の末にケープを奪回したが、国際的孤立を恐れて、以後は限定的な私掠にとどまることになる。


●カリカット戦役と外交転換(5月20日~22日)

 イスパニアは当時最大国家であったポルトガルに対抗するため、イングランドとの協力体制を模索。敵をポルトガルに絞るため、カリビブをイングランドに譲渡して投資戦を避けた。その後も紅海を除くイングランド領への攻撃投資を凍結し、カリカットでの大海戦でもイングランドを積極的に支援。

 結果、ポルトガルはカリカットで大敗し財源の一つであった香辛料貿易が後退。世界の趨勢はイスパニア・イングランド連合vsポルトガルという状況へ変化していくことになる。


●ルアンダ・ナポリ攻防戦(5月4日~28日)

 金や宝石による大きな利潤が知られるようになると、多彩な宝石を扱うルアンダ、金の需要が高いナポリがポルトガルとイスパニアの間で争点となってきた。極めて長期にわたる攻防戦の結果、イスパニアは両港の制圧に成功。この攻防戦が大きなターニングポイントとなり、以後、両国の戦いは「攻めるイスパニア、守るポルトガル」という立場が定着していくこととなった。


●アンコナ海戦(6月17日~19日)

 あらゆる意味でカサブランカ海戦の総決算をするため、イスパニアはついにポルトガルとの大海戦に臨んだ。誰しもが攻撃側のイスパニア不利を予想したが、緊密な連携と積極的な攻勢、さらに彼我の補給港の距離が近かったことから、イスパニアは大きな勝利を手にすることが出来た。この勝利によって、イスパニアはその富強を世界に強くアピールした。


●サンジョルジュ・アビジャン攻防戦(6月21日)

 ポルトガルにとって「悪夢の一夜」となったのが、この攻防戦である。当時のポルトガルはインド紡績・東アフリカ香料と並んで地中海での金交易が財政の三大支柱であった。だがその支柱の一つに、イングランドとイスパニアが同時攻撃を敢行したのである。

 ポルトガルはサンジョルジュに攻め入ったイングランドの撃退で手一杯であり、アビジャンは放棄せざるを得なかった。この一件からイングランド・イスパニアの両者には微妙な温度差が発生したが、ともかくもイスパニアはポルトガルに対して大きな勝利を手にすることができたのである。


●ポルトガル復興、モザンビーク攻防戦(大海戦・7月15日~17日、モザンビーク・7月23日~31日)

 不利につぐ不利。そして長引く国際的孤立。だが、それでもポルトガルはどん底から這い上がった。敗北を予期されていたサンジョルジュ大海戦での大きな勝利。そしてその後に発生したモザンビークでの攻防戦も、多数の人々を結集して防衛に努めた。その結果、大海戦・投資戦と連勝し、全世界にポルトガルが未だ強国であることを十分に示すとともに、国内の士気を大きく鼓舞した。


 現在、両者はマスリパタムを巡って一大消耗戦を展開しており、両者の対立を軸とした世界情勢は恐らく今後当分の間続くことになるだろう。だが、投資戦における関係と個々人の関係はまた別物である。筆者としては、両国家間の対立が両国の国民間の対立に発展しないことを願うばかりである。



※1:日本では京都・東京間に少し足りないくらいの距離。

※2:当時の大海戦には収奪に関する規約が存在しなかった。あまりの被害と抗議によって2回目以降の大海戦では、国際条約により収奪が禁止された。

※3:海域を移る際には艦隊を再編成するためにある程度時間を要するが、この不利は当時知られていなかったので、攻撃側は各個撃破された。当時の条約では5対1でも戦果として反映されてしまうため、大差での決着となった。

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2005-04-12 23:45:38

トリデシリャス条約

テーマ:解説

 ビザンツ帝国の滅亡により東洋との交易路を失った諸国は、イスラム勢力の駆逐、新たな交易路の探索を最優先課題とする。イスラム勢力との戦いに疲弊する地中海の諸国を尻目に、地中海の西端に位置するポルトガルはいちはやくアフリカ航路を開拓し、喜望峰に到達した。そのため今でもアフリカ方面はポルトガルが優勢だが、これに対し出遅れたイスパニアは西回り航路に目をつけ、ポルトガルに相手にされなかったコロンブスを登用。彼により西インド諸島(カリブ)が発見される。


 ジャマイカの豊かな資源からいちはやく巨大な利益に繋がると確信したイスパニアは、ローマ教皇の勅書によりポルトガルをアフリカに閉じこめ、西回り航路を独占しようと画策した。しかし既に一大強国となっているポルトガルが黙っているはずがなく、事態は紛糾。最終的には教皇の仲裁により、両国はトリシリャス条約を結ぶ。これは西経47.5度付近の子午線を境に、東をポルトガル、西をイスパニアが「管理する」というものだった。

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